【2026年最新】横浜市の蓄電池おすすめ業者9選|補助金はいくら?費用・口コミ比較と失敗しない選び方

でん子
「電気代の高騰が止まらない……」
「蓄電池を検討しているけど、補助金申請や業者選びが複雑で進まない」

そんな悩みを抱える横浜市民の方は多いはず。

2026年9月現在、横浜市は「横浜グリーンエネルギーパートナーシップ事業(YGrEP/ワイグレップ)」を実施中です。蓄電池は1件あたり12万円分、太陽光発電設備は1kWあたり1万5,000円分(上限4kW=最大6万円分)が還元されます。参加・導入支援申請の受付期間は2026年6月15日〜12月25日です。

なお、神奈川県の「住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」(太陽光7万円/kW+蓄電池15万円/台)は、第2期が9月7日(月)午前8時30分に受付を開始しましたが、同日に申請額が予算額に達したため締め切られ、令和8年度の受付を終了しています。YGrEPは県の補助金と併用可能な制度ですが、これから導入する場合はYGrEPが中心になります。

ただしYGrEPには独自のルールがあります。還元は現金振込ではなくキャッシュレスポイント等設備を設置する前に「参加・導入支援申請」を行うことが必須(事業開始前に設置したものは対象外)、予算上限に到達次第終了、そして導入後は年1回程度のモニタリングデータ提出義務があります。

本記事では、青葉区・都筑区の落ち着いた住宅街から、坂の多い港南区・磯子区、海に近い金沢区まで、横浜市18区の地域差を踏まえながら、補助制度に詳しい蓄電池業者を厳選紹介します。

博士

当サイトおすすめの蓄電池の設置業者
補助金申請のサポートも

エコ発電本舗

目次

【2026年最新】横浜市の補助金はいくらもらえる?

神奈川県・横浜市の制度を正確に理解することが、太陽光発電・蓄電池導入を成功させる最大のカギです。申請の順序を間違えると、数十万円分を受け取れなくなることがあります。

太陽光発電の補助金額(令和8年度・神奈川県)

設置機器補助額算定方法
太陽光発電設備1kWあたり7万円モジュール公称最大出力とパワコン定格出力の低い方で算定
蓄電システム1台あたり15万円パッケージ型番ごとの台数(電池ユニット数ではない)

⚠️ 神奈川県の補助金は太陽光発電と蓄電池の同時導入が必須で、蓄電池のみ・太陽光のみは対象外です。対象は県内の戸建住宅(賃貸を除く)または共同住宅で、耐震性能を確保した住宅であること。FITの活用は可能です。第2期は電子申請システムのみ・先着500件程度で9月7日に受付を開始しましたが、同日に申請額が予算額に達したため締め切られました(令和8年度の受付は終了)申請者ご本人による申請が必要で、施工業者等による代行申請はできません(県が2026年8月28日に注意喚起)。詳細は神奈川県公式サイトでご確認ください。

蓄電池・太陽光の還元額(令和8年度・横浜市YGrEP)

横浜グリーンエネルギーパートナーシップ(YGrEP)は、脱炭素社会の実現に向けて、市民や事業者に環境にやさしい具体的な行動を促すことを目的としたプロジェクトです。対象設備を導入した市民にキャッシュレスポイントを還元し、参加者が削減したCO2削減量(環境価値)は横浜市が取りまとめてJ-クレジット制度を活用し、市内の大規模イベント等のオフセットに活用されます。

対象設備ポイント額主な条件
蓄電池12万円分/件常時太陽光発電設備と接続。太陽光を同時設置またはすでに設置していること
太陽光発電設備1万5,000円分/kW(上限4kW)蓄電池・エコキュート・EV/PHVのいずれかを同時設置または設置済みであること
エコキュート2万円分/件太陽光を同時設置またはすでに設置していること
電気自動車・PHV10万円分/件太陽光を同時設置またはすでに設置していること
電気自動車 単体5万円分/件太陽光発電設備なしでも対象
燃料電池(エネファーム)3万円分/件FCA登録機器リスト掲載製品
太陽熱利用システム5万円分/件強制循環式・集熱量を記録表示できる装置が必要
V2H充放電設備10万円分/件市民・市内事業者が対象。YGrEP参加は任意

太陽光のポイント額の計算方法は少し独特です。①kW数は小数第2位まで(第3位以下切り捨て)②1kWあたり1万5,000円を掛ける③1,000円未満を切り捨て。たとえば1.786kWなら、1.78kW×15,000円=26,700円→2万6,000円分が交付ポイントになります。

⚠️ YGrEPは現金振込ではなくキャッシュレスポイント等での還元です(Amazonギフトカード、PayPayポイント、au PAY ギフトカード、QUOカードPay、FamiPay、Apple Gift Card、Google Play ギフトコード、WAON POINT eギフト、dポイントから選択。郵送申請の場合はJCBギフトカード)。事業開始前に設置したものは対象外で、参加・導入支援申請の後に設備を設置する必要があります。買い替えは対象外各設備1戸につき1回まで。詳細はYGrEP公式特設サイトでご確認ください。

YGrEPの申請スケジュールと予算進捗

手続き期間
参加・導入支援申請2026年6月15日〜12月25日
設置完了申請2026年6月16日〜2027年1月22日
ポイント等付与〜2027年3月12日

キャッシュレスポイント等の還元は予算上限に到達次第終了します。YGrEP公式サイトでは申請ベースの進捗状況が随時公開されているため、検討中の方はまず進捗を確認するのが確実です。

なお、導入支援申請をしたからといって支援が確定するわけではありません。条件未達や申請内容の不備により、審査時に不採択となる場合があります。ただし導入支援申請後であれば設備の導入は可能なので、申請→工事という順序さえ守れば工事を止める必要はありません。

YGrEPと国・県の補助金は併用できる?

YGrEPは国や県の制度と併用することができます。ただし一部併用できない制度があるため、公式サイトの併用一覧を必ず確認してください。

制度YGrEPとの併用備考
神奈川県 住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金可能第1期・第2期とも受付終了(第2期は9月7日に予算額に達し締切)
令和8年度 新築戸建ZEH可能蓄電池
令和7年度脱炭素リノベ住宅推進補助制度条件付きで可能太陽光発電設備のみは併用不可/蓄電池単体は併用可
給湯省エネ2026事業可能工事業者が申請(要登録)。申請時にプログラム名の記載が必要
ストレージパリティ事業併用不可太陽光発電設備

給湯省エネ2026事業やCEV補助金(車両)を併用する場合は、申請書の「クレジット制度への参加表明」欄などにプログラム名「横浜グリーンエネルギーパートナーシップ」と記載する必要があります。J-クレジット制度を活用する仕組みのため、この記載が抜けると併用が成立しない可能性があります。工事業者と事前に共有しておきましょう。

⚠️ 国の「令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業」(最大60万円)は、2026年5月29日に交付申請額が予算に達し公募を終了しました。公募再開の予定はありません(SII公表)。「国60万円+県15万円+横浜市12万円分」といった3階層の合計額を、現在使える金額として見積もるのは適切ではありませんのでご注意ください。

近隣市の補助金(参考)

神奈川県内でも自治体ごとに制度の考え方が大きく異なります。引っ越しや二世帯での導入を検討している方は、比較の参考にしてください。

自治体太陽光蓄電池特徴
神奈川県7万円/kW15万円/台太陽光と蓄電池の同時導入が必須。本人申請。令和8年度は9月7日に受付終了
横浜市1.5万円分/kW(上限4kW)12万円分/件キャッシュレスポイント還元。既設太陽光への後付けも対象
川崎市7万円/kW(上限28万円・FIT不適用)10万円/kWh(上限70万円・FIT不適用連系)事前申請型。登録事業者の施工が条件。PPA・リースは対象外
相模原市一律8万円一律20万円事後申請型。申請は2期制
藤沢市1.5万円/kW(上限5万円)一律5万円令和8年度は3設備とも受付終了済み

※各制度の内容・受付状況は変動します。最新情報は各自治体の公式サイトをご確認ください。

補助金申請で絶対に守るべき3つのルール

ルール① YGrEPも県も「設置・着工の前に申請」
YGrEPは事業開始後に参加・導入支援申請をし、その後に対象設備を設置した方が対象です。設置後に「そういえば補助金があった」と気づいても間に合いません。県の補助金も交付決定通知前の着工は対象外です。YGrEPの設置完了申請では設置前の写真が必須提出書類となっており、撮り忘れると対象外になることがあります。工事前の撮影は業者と事前に打ち合わせておきましょう。

ルール② 申請は必ずご自身で行う
YGrEPはマイページが申請者専用のページとなり、登録された方宛にポイントが交付されるため、必ずご自身で申請する必要があります(郵送申請も同様)。申請内容に関する専門的な連絡先として設置事業者を登録することは可能です。神奈川県の補助金も施工業者等による代行申請は不受理。市も県も、業者に丸投げできる制度ではありません。

ルール③ 予算上限と申請枠を意識する
YGrEPは予算上限に到達次第終了で、公式サイトに申請ベースの進捗が公開されています。県の第2期(先着500件程度)は、受付初日の9月7日に申請額が予算額に達して締め切られ、令和8年度の受付は終了しました。YGrEPも予算上限に達し次第終了するため、進捗を早めに確認しておくのが現実的です。

補助金活用シミュレーション(神奈川県+横浜市)

パターン設置費用合計補助金(目安)実質負担回収年数
蓄電池のみ追加(既設太陽光あり)約130万円約12万円分(市のみ/県は対象外)約118万円
5kW太陽光のみ約143万円0円(県は蓄電池必須/市も他設備との組合せが必要)約143万円
5kW太陽光+蓄電池(市のみ/県は受付終了)約280万円約18万円分(県:受付終了(0円)+市18万円分)約262万円

神奈川県の補助金は令和8年度の受付を終了したため、3行目は市の補助金のみで計算しています。3行目の市18万円分は、蓄電池12万円分+太陽光1.5万円分×4kW(上限)=6万円分の内訳です。太陽光は5kW設置しても上限4kWまでの計算になる点にご注意ください。回収年数は電気の使い方で大きく変わるため「―」としています。見積もりのときに業者に試算してもらってください。

また、2行目のとおり「太陽光だけ」はどちらの制度でも支援を受けにくいのが2026年度の特徴です。YGrEPの太陽光は蓄電池・エコキュート・EVのいずれかとの組み合わせが条件、県は蓄電池必須。創エネと蓄エネをセットで考えることが、そのまま支援額に直結します。

一方、既設太陽光への蓄電池後付けでも市の12万円分が使えるのは横浜市の強みです。県の制度も国のDR補助金も後付けは対象外のため、卒FIT世帯にとって現実的な選択肢になります。

【横浜市】おすすめ蓄電池業者9選

エコ発電本舗

エコ発電本舗のおすすめポイント
  • 創業から50年以上の老舗業者
  • 施工保証が業界最長クラスの15年間
  • 蓄電池と太陽光の15メーカーを取り扱い

エコ発電本舗は、東京都豊島区に本社を置く、蓄電池・太陽光発電の販売および設置業者です。

昭和44年創業で50年以上営業しており、サイトの利用者は月間12万人と信頼性の高さがうかがえます。

蓄電池設置は、自社とメーカー推奨の提携業者で行っており、迅速な対応を強みとしています。

蓄電池本体に最長15年間の保証がつき、施工保証も業界最長クラスの15年間です。全国の工事業者と提携しているので、充実したアフターサポートが受けられます。

エコ発電本舗の基本情報

運営会社名株式会社ゼロホーム
本社所在地東京都豊島区西池袋5丁目13-12MKビル5F
事業内容太陽光発電・蓄電池・V2Hの販売施工、電気工事、屋根工事全般
対応エリア東京都全域・全国対応(北海道のみ対象外)
補助金サポートあり
保証・アフターサポート商品保証:最長15年間、容量保証:最長15年間、災害補償:最長15年間、施工保証:最長15年間
主要取引先・提携メーカーテスラ、ニチコン、パナソニック、シャープ、長州産業、ソーラーフロンティア、三菱電機、東芝、京セラ、ハンファQセルズジャパン、カナディアンソーラー、サンテックパワー、ダイキン、日立、日本電気
許認可・登録情報太陽光発電アドバーザー、二級建築士、一級建築施工管理技士ほか
支払い方法記載なし

ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズのおすすめポイント
  • 蓄電池一括見積もりで安い業者が見つかる
  • 累計利用者数は17万人以上
  • 独自の審査基準をクリアした業者のみ

ソーラーパートナーズは、東京都新宿区に本社を置く、蓄電池業者一括見積もり業者です。

蓄電池主要メーカーも加盟する太陽光発電協会(JPEA)の加盟企業なので安心感があります。

提携するのは、自社一貫施工・施工実績100棟以上・メーカー保証と工事保証ありなど7つの審査基準を満たす業者のみです。

独自のあんしん完了保証があり、ソーラーパートナーズを介して契約した場合、工事の完了が保証されます。工事代金を支払えば、必ず蓄電池設置をしてもらえるのでリスクは最小限に抑えられます。

ソーラーパートナーズの基本情報

運営会社名株式会社ソーラーパートナーズ
本社所在地東京都新宿区新宿5-18-20 新宿オミビル4F
事業内容太陽光発電と蓄電池の工事会社ネットワーク運営事業
対応エリア東京都他、全国対応
補助金サポート業者によって異なる
保証・アフターサポート独自のあんしん完了保証(代金支払い後の工事完了を保証)
主要取引先・提携メーカー記載なし
許認可・登録情報建設業許可番号:東京都知事許可(般-4) 第138314号電気工事業届出番号:東京都知事届出 第2910275号
支払い方法業者によって異なる

タイナビ蓄電池

タイナビ蓄電池のおすすめポイント
  • 蓄電池一括見積もりで安い業者が見つかる
  • 最大5社の見積もりが比較できる
  • メーカー希望小売価格の半額以下で導入可

タイナビ蓄電池は、東京都品川区に本社を置く、株式会社グッドフェローズが運営する、蓄電池業者一括見積もり業者です。

一括見積もりでは、これまでに京セラやニチコン、オムロンなどのメーカーの設置実績があり、相場は80~200万円程度となっています。最大5社の見積もりが一度に比較できるので、蓄電池設置費用がもっとも安い業者を見つけることが可能です。

太陽光パネルとセットで見積もり依頼を行うこともできます。

タイナビ蓄電池の基本情報

運営会社名株式会社グッドフェローズ
本社所在地東京都品川区西五反田7-13-5 DK五反田ビル8階
事業内容エネルギーメディア事業(蓄電池・太陽光発電・風力発電の一括見積もりサイト運営)
対応エリア東京都全域・全国対応
補助金サポート業者によって異なる
保証・アフターサポート商品保証は基本あり、施工保証・メンテナンス・災害補償は業者によって異なる
主要取引先・提携メーカー株式会社NTTスマイルエナジー、株式会社ミツウロコ、イーゲート株式会社、株式会社明成商会、四国電力株式会社
許認可・登録情報記載なし
支払い方法業者によって異なる

グリエネ

グリエネのおすすめポイント
  • 最大5社の見積もりが一括で比較できる
  • 40社以上の業者と提携
  • 累計利用者数は10万人以上

グリエネは、蓄電池設置や太陽光システム設置業者の無料一括見積もりサービスを提供する業者です。

登録している業者は全国に450社あり、その中から最適な業者を紹介してもらえます。工事保険に加入している・過去2年間法的処置なし・財務状況健全という3つの基準をクリアした業者のみなので不安要素は最小限です。

通常の一括見積もりサービスとは異なり、事前にカスタマーサポートが個別にヒアリングを行うため、業者からの営業電話に悩む心配がありません。

グリエネの基本情報

運営会社名株式会社じげん
本社所在地東京都港区虎ノ門3-4-8
事業内容ライフサービスプラットフォーム事業
対応エリア東京都全域・東海・関西
補助金サポートサポートありの業者紹介可
保証・アフターサポート業者によって異なる
主要取引先・提携メーカー記載なし
許認可・登録情報東京証券取引所・プライム市場(証券コード:3679) 
支払い方法業者によって異なる

株式会社RYXTEC(リテック)

住所神奈川県横浜市中区若葉町2-31-1
TEL045-315-7120
代表者原田 泰輝
設立2010年1月

株式会社横浜環境デザイン

住所神奈川県横浜市港北区新羽町1743番地
TEL0120-048-808
代表者池田 真樹

株式会社スリーボーダー

住所神奈川県横浜市旭区鶴ケ峰1-45-3
TEL0120-326-3130
設立2018年

株式会社一心ホールディングス(ワンエナジー)

住所神奈川県横浜市港北区綱島西2-5-30 きくむらビル2F1号室
代表者佐々木 竜樹(ワンエナジー代表)
設立2019年7月

yh株式会社

住所神奈川県横浜市港北区新横浜3-18-20 パシフィックマークス新横浜6F/10F
TEL0120-048-808

蓄電池業者を見抜く3つのチェックポイント

蓄電池は高額な設備であり、その後の安心感は業者選びにかかっています。特に初心者が後悔しないために、以下の3点を最優先で確認しましょう。

1.補助金対応力と地域実績が確かか
初期費用を抑える鍵となる補助金申請のサポート体制と、スムーズな工事に必要な地域での経験は最重要項目です。
YGrEPへの理解: YGrEPには設置事業者向けの入力補助シートが用意されています。これを使い慣れている業者なら、書類の不備リスクを大きく減らせます。
横浜市での施工実績: 傾斜地・狭小地の施工に慣れた業者は、技術力と経験の証。公式サイトで施工事例をチェックするのがおすすめです。

2.見積もりの透明性と長期保証の充実度
高額な設備だからこそ、費用と保証内容の「明確さ」が、導入後の安心感を左右します。
見積内容の明確さ: 「一式」表記ではなく、本体・工事費・諸経費が分かれているかを確認。県の申請では型番と数量の明記が必須です。
保証の手厚さ: メーカー保証+施工保証の両方があるかをチェック。金沢区など海に近いエリアでは塩害仕様でないと保証対象外になる場合があります。

3.担当者の誠実さと説明力があるか
最終的にあなたの相談に乗ってくれる担当者が、信頼できる人物であるかを見極めましょう。
誠実な対応: 専門用語をわかりやすく説明し、メリットだけでなくデメリットも正直に伝える姿勢が重要。「補助金の申請は全部代行します」と言う業者には要注意です(YGrEPも県も本人申請)。
モニタリングの説明: YGrEPは導入後に年1回程度のデータ提出義務があります。この点まで説明してくれるかは、誠実さの分かれ目です。

補助対象となる人・住宅の条件は?チェックポイント

「うちも補助金をもらえるのかな?」と気になりますよね。ここでは、YGrEPと神奈川県の補助金、それぞれの主な条件をチェックリスト形式でご紹介します(県の補助金は令和8年度の受付を終了していますが、制度の条件として参考にしてください)。

蓄電池はSII登録製品であること(市・県共通)
 YGrEPは国の補助事業における補助対象機器として、申請時点でSIIにより登録されているものが条件。県は令和7年度以降にSIIに登録されている製品が条件です。
蓄電池が常時、太陽光発電設備と接続されていること(YGrEP)
 充電した電力を設備を設置した住宅で消費するもので、敷地内に設置された定置用であることが条件。蓄電池の買い替えは対象外ですが、増設は対象です。
発電量・売電量を記録・表示できる装置があること(YGrEP太陽光)
 月別または累計で記録・表示できるリモコン・HEMS・スマホアプリ等の設置が必須です。これがないと太陽光の導入支援対象になりません。モニタリングデータの提出義務があるためです。
対象となる製品(新品)を購入し、市内の自宅に設置した横浜市民であること
 中古品は不可、未使用品であることが条件です。複数世帯で導入設備を共有する場合は、代表の1世帯のみ申請可能です。
リース・PPAでも申請可能(YGrEP)
 環境価値が申請者にあることが必要なため、契約書等で確認されます。追加性の確認も必要なので、詳細は事務局への相談が推奨されています。契約内容によっては対象外となる場合があります。
県の補助金は「耐震性能を確保した住宅」であること
 昭和56年6月1日より前に建築確認を得て着工した住宅は、耐震基準適合証明書等の提出が必要です(構造計算書は不可)。

YGrEPはローンが残っていても、設備の要件を満たしていれば対象です。また最新機種が認証機関の登録に間に合っていないケースもあるため、その場合は事務局に相談するよう案内されています。

まずは専門の設置業者に相談し、ご自宅が補助金を受けられるか確認してもらうのが最も確実です。

神奈川県特有の住宅事情と蓄電池選びの注意点

18区で条件が違う|坂の街・横浜の設置事情

横浜市は18区からなる大都市で、区によって住宅の建ち方も地形もまったく異なります。同じ「横浜市の相場」では語れないのが実情です。

エリア主な区蓄電池導入時の特徴
北部・郊外型青葉区・都筑区・緑区敷地に比較的余裕がある戸建てが多く、屋外設置しやすい
丘陵・傾斜地港南区・磯子区・栄区・旭区高低差のある敷地。搬入経路や基礎の施工条件を要確認
都心・密集地西区・中区・南区・神奈川区狭小地が多くスリム型・壁掛け型の検討が有効
海沿い金沢区・鶴見区の臨海部塩害への配慮が必要。仕様の確認は必須

「蓄電池を置くスペースがない」「斜面地の自宅で大丈夫?」という不安を持つ方も多いですが、近年は奥行き15cm程度のスリムな壁掛けタイプも普及しており、屋内の廊下脇や外壁への設置が可能です。シャープや長州産業の一部モデルは壁掛け・スリム設計で、狭小住宅や変形敷地にも対応しています。

傾斜地の場合は「機器を置けるか」よりも「搬入できるか」が課題になることがあります。蓄電池は製品によって100kgを超えるものもあるため、階段や細い通路しかない立地では、現地調査の段階で搬入経路を確認してもらいましょう。

金沢区・鶴見区の臨海部は塩害区分の確認を

横浜市は東京湾に面しており、金沢区や鶴見区の臨海部では塩害への配慮が必要です。一般的な区分では、直接波しぶきがあたる場所が「岩礁隣接地域」、海岸から200〜500m以内が「重塩害地域」、2km以内が「塩害地域」とされています(定義はメーカーによって異なります)。

費用面では、塩害仕様は標準品と同価格〜数万円高い程度ですが、重塩害仕様は10〜20万円程度高くなる場合があります。ただし塩害仕様でない機種を塩害地域に設置すると、メーカー保証が適用されないケースがあるため、対応機種を選ぶほうが結果的に安全です。蓄電池だけでなく、パネル・パワコン・架台もセットで塩害仕様を選ぶことが推奨されます。

一方、青葉区・都筑区・緑区といった内陸部は塩害の心配がほとんどなく、機種選択の自由度が高いのがメリットです。同じ横浜市内でも、この差は見積もりに直接影響します。

YGrEPの「モニタリング」は何をするのか

YGrEPが他自治体の補助金と大きく異なるのが、参加者にモニタリングデータの提出をお願いする仕組みです。これは、導入した機器でどれくらいのCO2が削減できたかを調べるためのもので、年に1回程度、事務局からデータ提出の依頼があります。

設備モニタリング項目
太陽光発電設備発電電力量・売電電力量(モニター表示器の写真、電力会社発行の証明書など)
エコキュート太陽光発電設備の発電電力量・売電量
電気自動車・PHV走行距離(走行計メーターの写真など)
燃料電池(エネファーム)積算(累積)発電量(リモコン表示の写真)
太陽熱利用システム集熱量・熱利用量(モニター表示器の写真など)

初回の依頼は2027年4月以降を予定とされています。難しい作業ではありませんが、モニターやアプリで数値を確認できる状態にしておくことが前提になります。太陽光の記録・表示装置が必須条件になっているのは、このためです。

横浜市は「設置義務化」ではない|川崎市との違い

隣接する川崎市は2025年4月から、延床面積2,000㎡未満の新築建物を年間一定量以上供給する建築事業者に対し、太陽光発電システムの設置を義務化しました(特定建築事業者太陽光発電設備導入制度)。この義務は市民(施主・購入者)に直接課されるものではなく、建築事業者側に課される制度です。

一方、横浜市は設置「義務化」ではありません。横浜市はYGrEPによるキャッシュレスポイント還元と、J-クレジット制度を活用した環境価値の創出という、参加型のアプローチを採っています。「横浜も義務化されたらしい」という情報を耳にした場合は、川崎市の制度と混同されている可能性があります。

マンション居住者の注意点

分譲マンションに住んでいる場合、個人で蓄電池を設置できるのは「専有部分(室内)」のみです。共用廊下や機械室への設置は管理組合の決議が必要になります。

ただし、令和8年度の神奈川県の補助金からは共同住宅も対象に加わりました(令和8年度の受付は9月7日に終了)。分譲共同住宅の管理組合、賃貸共同住宅を所有する個人・法人が申請でき、管理組合の場合は設置が集会の決議によることを明らかにする議事録等の提出が求められます。港北区や都筑区の大規模マンションで共用部への導入を検討する管理組合は、総会スケジュールから逆算して動くのが現実的です。

📋 参照元:横浜市「令和8年度横浜グリーンエネルギーパートナーシップ事業(YGrEP)」https://ygrep2026.city.yokohama.lg.jp/ / 神奈川県「令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ap4/solar_home/taiyoukouchikudenchi.html / 川崎市「令和8年度太陽光発電設備等設置費補助金」https://www.city.kawasaki.jp/300/page/0000185300.html

最適な蓄電池の選び方【メーカー・機種比較】

初心者の方でも安心して選べるように、難しい言葉を使わずに、ご家庭に合った蓄電池を選ぶ3つの重要ポイントと、主要メーカーの特徴を分かりやすく解説します。

ポイント1:容量(kWh)|家族の人数とライフスタイルで選ぶ

蓄電池選びの基本は「容量(kWh)」です。スマホのバッテリーのように、容量が大きいほど多くの電気を蓄えられますが、価格も高くなります。最適な容量は家庭の状況によって異なります。

なおYGrEPの蓄電池は容量にかかわらず一律12万円分県の補助金も1台あたり15万円です。どちらも容量比例ではないため、実際の電気使用量に見合った容量を選ぶのが合理的といえます。

  • 選び方の目安:
    • 日中不在が多い家庭
      4~6kWh程度の比較的小さな容量でも、夜間に使う電気を十分にまかなえることが多いです。
    • 日中も在宅者がいるご家庭
      7~10kWh程度の中容量クラスがおすすめです。日中のエアコン使用なども考慮すると安心です。
    • 二世帯住宅や電気使用量が多いご家庭
      10kWh以上の大容量タイプを選ぶと、電気代削減効果や停電時の安心感がより高まります。

まずは、毎月の電気の検針票を見て、ご家庭が1日にどれくらいの電気を使っているかを把握し、業者に相談してみましょう。あなたのライフスタイルに合った最適な容量を提案してくれます。

ポイント2:機能性|停電時に使える電気の範囲を確認

停電時にどの範囲の電気が使えるかという機能性の違いです。これには大きく分けて2つのタイプがあります。

  • 蓄電池の停電対応タイプ:
    • 特定負荷型
      冷蔵庫や照明など、あらかじめ指定した一部の部屋・コンセントだけが使えるタイプ。最低限の電力を確保でき、価格も比較的安価です。
    • 全負荷型
      停電時でも家中の電気がほぼ通常通り使えるタイプ。200VのエアコンやIHも対応可能で、快適さと安心感が高い分、価格はやや高めです。

災害時にどこまでの電力を確保したいかは、ご家庭の価値観やライフスタイルによって異なります。高台や傾斜地の多い港南区・磯子区・栄区など、強風や大雨で局地的な停電が起きやすいエリアでは、備えの範囲を具体的に想定して選ぶとよいでしょう。

ポイント3:YGrEPの「組み合わせ条件」から逆算する

横浜市ならではの視点として、YGrEPは太陽光を単体で入れても対象にならない点があります。太陽光の還元を受けるには、蓄電池・エコキュート・EV/PHVのいずれかを同時設置またはすでに設置していることが条件です。

逆に言えば、エコキュートの買い替えや車の乗り換えを予定している方は、タイミングを合わせるだけで還元額が積み上がります。太陽光6万円分+蓄電池12万円分+エコキュート2万円分+EV10万円分なら、YGrEPだけで30万円分です。ただし買い替えは対象外(ガソリン車からEVへの乗り換えは新規導入扱い)なので、自宅の状況を整理してから計画しましょう。

主要メーカーの特徴比較表

メーカー名特徴こんな方におすすめ
パナソニック HEMS連携・高信頼性スマートホーム化を考えている方
シャープ自動最適化・太陽光と相性◎シャープ製太陽光パネルを設置済みの方
ニチコンV2H対応・高コスパEV所有・価格重視の方
長州産業コンパクト・保証充実設置場所が限られる方

蓄電池の導入には、初期費用だけでなく長期的な維持も考慮が必要

  • 寿命は約10〜15年
    多くのメーカーが10年以上の長期保証を提供しており、期間内の故障は無償対応されることが一般的です。
  • 日常メンテナンスは基本不要
    ただし、数年に一度の専門点検が推奨される場合もあります。
  • パワーコンディショナの寿命も要注意
    蓄電池と同様に寿命があり、将来的な交換費用も見込んでおくと安心です。
  • YGrEPは導入後もモニタリングが続く
    年1回程度のデータ提出があるため、モニターやアプリを使える状態で維持しておきましょう。

>>おすすめの蓄電池業者はこちら

家庭用蓄電池の価格は容量でどう変わる?

家庭用蓄電池の1kWhあたりの価格相場は、おおよそ10万円~20万円程度とされています。ただし、容量が小さいほど1kWhあたりの単価が高くなる傾向があります。

【容量別】家庭用蓄電池の料金目安

容量導入目的の目安本体価格の目安工事費込みの総額目安
4~5 少人数世帯・非常時対策向け約60万~90万約80万~150万
5~102~4人家族、電気代削減・災害対策約70万~130万約100万~200万
10~オール電化、長期停電対策向け約130万~300万以上約160万~400万以上
容量単位:kWh

価格に影響する主な要因

  • 蓄電容量
    容量が大きいほど価格は高くなりますが、1kWhあたりの単価は安くなる傾向があります。
  • メーカー・ブランド
    国内大手メーカーや老舗メーカーの製品は、信頼性やサポート体制が手厚い分、価格が高めになる傾向があります。
  • 機能
    • ハイブリッド型: 太陽光発電と連携するため、単機能型よりも高価です。
    • 全負荷対応: 停電時に家全体に給電できるタイプは、特定負荷型よりも高価です。
    • V2H連携: 電気自動車と連携できるV2Hシステムは、さらに高価になります。
  • 工事費用
    設置場所の状況(屋内・屋外、配線の長さ、基礎工事の有無など)によって変動します。一般的に20万円~30万円程度が目安ですが、複雑な工事が必要な場合はさらに高くなることがあります。

蓄電池を設置するメリットとデメリット

メリット

電気料金の削減

太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、日中に発電した余剰電力を蓄えて夜間に使用したり、深夜の安価な電力を蓄電池に充電して昼間に活用することが可能になります。これにより、電力会社から購入する電気の量を大幅に減らすことができ、毎月の電気代の節約につながります。

災害時の安心感

停電時でも蓄電池に蓄えた電力を使えば、照明・冷蔵庫・通信機器などの生活必需品を稼働できます。太陽光発電があれば、日中に充電できるため、長期の停電にも対応可能です。

環境への貢献

太陽光発電で生み出した再生可能エネルギーを自家消費することで、電力会社からの購入量を減らし、CO₂排出の削減につながります。家庭単位でも、持続可能な社会づくりに貢献できます。

デメリット

初期費用が高額になりやすい

本体価格と設置工事費を含めると、一般的に100万円以上かかるケースが多く、容量や機能によってさらに高額になることも。補助金制度の活用で負担を軽減できます。

寿命があるため買い替えの可能性も

蓄電池は「サイクル数」と「使用年数」で寿命が決まり、通常10〜20年ほどで容量が低下します。長期使用を前提に、保証期間や耐久性も確認しておくことが重要です。

設置スペースの確保が必要

屋内外に一定のスペースが必要で、設置場所は騒音・温度・湿度などの環境条件も考慮する必要があります。

太陽光発電と蓄電池はセット導入すべき?メリット・デメリット

太陽光発電と蓄電池は、必ずしも同時に導入しなければならないわけではありませんが、セットで導入することで得られるメリットは非常に大きく、近年ではその組み合わせが強く推奨されるケースが増えています。

特に、FIT制度(固定価格買取制度)の終了に伴い、売電単価が大幅に下がった家庭では、「発電した電気を売る」よりも「蓄えて自家消費する」方が、経済的に有利な選択となっています。こうした背景から、蓄電池の導入は、太陽光発電の価値を最大限に活かすための不可欠な設備として注目されており、電力の自給自足を目指す家庭にとっては、非常に理にかなった選択肢と言えるでしょう。

太陽光+蓄電池をセット導入するメリット

  1. 自家消費の最大化と電気代の削減
    日中に太陽光で発電した電力を家庭内で優先的に使用し、余剰分は蓄電池に貯めることで、電力会社からの購入量を減らし、電気代の大幅な削減が可能になります。
  2. 災害時の備えとしての安心感
    停電が発生しても、蓄電池に蓄えた電力を活用することで、照明・冷蔵庫・通信機器など、生活に必要な家電を継続して使用でき、非常時の安心感が得られます。
  3. 経済的な効率向上
    • 卒FIT後の対策: 売電単価が下がった現在では、発電した電気を「売る」よりも「貯めて使う」方が経済的に有利です。
    • 電気料金プランの活用: 深夜の安価な電力を蓄電池に充電し、日中の高単価時間帯に使用する「ピークシフト」によって、さらなる電気代削減が期待できます。
  4. 工事費用・設置スペースの効率化
    太陽光発電と蓄電池を同時に導入することで、工事を一括で行えるため、個別設置よりも費用を抑えられるケースがあります。さらに、ハイブリッド型蓄電池を選べば、太陽光と蓄電池のパワーコンディショナーを一体化でき、設置スペースの節約にもつながります。

太陽光+蓄電池をセット導入する際のデメリット

  • 初期費用の増加
    太陽光発電のみの導入に比べて、蓄電池の分だけ初期投資が高くなります。
  • 設置スペースの確保
    蓄電池本体の設置場所を屋内外に確保する必要があり、住宅の構造や敷地条件によっては制約が生じることもあります。
  • 投資回収までに時間がかかる可能性
    費用対効果を厳密に試算すると、蓄電池の導入費用を回収するまでに長期間を要するケースもあります。ただし、災害時の電力確保や、将来的な電気料金の高騰リスクへの備えといった「金銭以外の価値」も重要な判断材料となります。

耐用年数・寿命はどれくらいあるの?

蓄電池の寿命は「サイクル数」の他に、物理的な「期間」でも考えられます。メーカーが保証する期間を目安にするのが一般的です。

【種類別】家庭用蓄電池の耐用年数

種類サイクル数の目安使用期間の目安
リチウムイオン
電池
6,000~12,000回15年~20年程度
鉛蓄電池500~3,000回3年~15年程度
ニッケル水素電池2,000回5年~7年程度

現在、家庭用蓄電池の主流はリチウムイオン電池(使用期間の目安: 15年~20年程度)であり、その中でも「リン酸鉄リチウムイオン電池」は、高い安全性と長い寿命が特徴です。

補助金申請から蓄電池設置までの全流れ

「補助金をもらうまでの手続きって、なんだか大変そう…」と感じていませんか?書類の準備は設置業者がサポートしてくれます。ただしYGrEPも県の補助金も、申請そのものはご自身で行う必要がある点だけは押さえておいてください。

ここでは、あなたがどのような流れで進めていくのか、全体像を5つのステップに分けて解説します。

STEP
専門業者への相談・見積もり依頼

蓄電池設置は、まず専門の業者への相談から始まります。

ご自宅の状況(屋根の形、電気使用量、搬入経路など)を伝え、最適な機種、費用、補助金活用後の自己負担額まで含めた具体的な見積もりを出してもらいましょう。この段階で、県の補助金の受付状況(令和8年度は受付終了)も確認しておきます。

複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を行うことで、価格やサービスを比較検討でき、信頼できる業者を見つけることが成功の鍵となります。

STEP
YGrEPのマイページ登録・参加・導入支援申請

YGrEP特設サイトでマイページを登録し、参加・導入支援申請を行います。マイページ登録にはメールアドレス(IDとして登録)と携帯電話番号(認証用)が必要です。オンライン申請が難しい場合は、郵送申請用紙をダウンロードして郵送でも可能です。

設置事業者が記入する「参加・導入支援申請_入力補助シート」があるため、業者に記載してもらった内容をもとに入力できます。申請は必ずご自身で行ってください。受付期間は2026年6月15日〜12月25日ですが、予算上限到達次第終了です。

STEP
県の補助金の交付申請(令和8年度は受付終了)

県の補助金を併用する場合は、工事の前に神奈川県電子申請システムから申請者ご本人が申請する仕組みです。ただし令和8年度は、第2期(先着500件程度)が2026年9月7日(月)に申請額が予算額に達して締め切られ、受付を終了しています。今後の募集は県の公式サイトで確認してください。

交付決定通知が届く前に着工すると、県の補助金は交付されません。審査には2〜3か月程度かかることがあります。YGrEPは導入支援申請後であれば設置可能ですが、県を併用するなら県の交付決定を待つ必要があります。

STEP
契約・設置工事(設置前の写真を忘れずに)

設置工事を行います。ここで最も重要なのが、YGrEPの設置完了申請で「設置前の写真」が必須提出書類になっている点です。撮り忘れると対象外になることがあります。

万一撮影できなかった場合は、設置場所の図面など他の書類で代替できるか事務局へ相談する形になります。工事当日の朝に、施工前の状態を撮っておいてもらうよう業者へ依頼しておきましょう。

STEP
設置完了申請 → ポイント還元・補助金の振込

設備の設置後、YGrEPの設置完了申請を行います。受付期間は2026年6月16日〜2027年1月22日。設置後の写真が必要なため、対象設備が手元に届くまで申請はできません。ポイント等付与は2027年3月12日までです。

県の補助金を併用している場合は、事業完了から2か月以内、または令和9年4月30日(金)のいずれか早い期日までに実績報告書を提出します(郵送または電子申請)。ポイントはAmazonギフトカード、PayPayポイント、QUOカードPayなどから選択でき、キャッシュレスを使わない方は商品券(JCBギフトカード)も選べます。

【容量別】蓄電池設置した体験談

以下は、横浜市の住宅条件と2026年9月時点の制度をもとに編集部が作成した想定ケースです。実在の個人の体験談ではありません。ご自宅の条件に近いものを、検討の材料としてご覧ください。

【想定ケース・4.2kWh】港南区の高台/既設太陽光に蓄電池を後付けした夫婦世帯

条件:港南区の傾斜地に建つ築16年戸建て/夫婦2人/既設太陽光4.2kW/蓄電池4.2kWh(特定負荷型)を後付け

この世帯が使えたのはYGrEPの蓄電池12万円分のみでした。神奈川県の補助金は太陽光との同時導入が必須で既設は対象外、国のDR補助金も2026年5月に公募終了しているためです。それでも「後付けでも12万円分」は、県内では恵まれた条件といえます。

実務面でつまずいたのが搬入経路でした。道路から玄関まで階段が続く立地で、当初の候補機種は重量的に搬入が難しいと判明。現地調査でより軽量なモデルに変更しました。また、既設太陽光のモニターが古く発電量の表示ができるか不安がありましたが、蓄電池のみの申請ではモニタリング項目が限定されるため問題なく進みました。高台の強風による停電が不安だったため、冷蔵庫と照明、通信機器を確保できる構成で十分という判断です。

【想定ケース・9.5kWh】青葉区/YGrEPと県の併用を計画していた4人家族

条件:青葉区の築8年戸建て/夫婦+子ども2人/オール電化/太陽光5kWと蓄電池9.5kWh(全負荷型)を新規に同時導入

この世帯が組んだ順序は、YGrEP参加申請 → 県の交付申請 → 交付決定 → 工事 → 設置完了申請でした。YGrEPは導入支援申請後なら設置可能ですが、県の補助金を併用する以上、県の交付決定を待たなければ50万円を失うためです。

県の第2期は9月7日開始・先着500件程度。8月中に見積書と住民票、登記事項証明書を揃えて初日の申請に備えましたが、第2期は受付初日の9月7日に申請額が予算額に達して締め切られました。受け付けた申請が交付の対象になるかは後日県のホームページで案内されるため、YGrEPの設置完了申請期限(2027年1月22日)を意識しつつ、県の補助金が出ない場合も想定して資金計画を組み直すことに。当初の補助見込みは県50万円+YGrEP18万円分(蓄電池12万円分+太陽光4kW分6万円分)=68万円規模でしたが、確実に見込めるのはYGrEPの18万円分です。太陽光は5kW設置しますが、YGrEPの計算上は上限4kWまでという点も事前に理解していました。

【想定ケース・16.4kWh】都筑区/EV・エコキュートも合わせてYGrEPを積み上げた二世帯

条件:都筑区の二世帯住宅/既設太陽光5.5kW/蓄電池16.4kWhとV2Hを検討/ガソリン車からEVへの乗り換え予定/エコキュートも交換時期

このケースの特徴は、YGrEPの設備ごとの還元を積み上げられた点です。蓄電池12万円分+EV10万円分+V2H10万円分+エコキュート2万円分で、合計34万円分。既設太陽光があるため、いずれも「太陽光を設置済み」の条件を満たします。

注意したのは「買い替えは対象外」というルールです。エコキュートからエコキュートへの買い替えは対象外ですが、ガソリン車からEVへの乗り換えは新規導入として扱われます。この線引きを事前に確認したうえで、対象になる設備だけを申請しました。

またV2HはYGrEP参加が任意である一方、他の設備は参加が必須という違いもありました。「同じ制度でも設備ごとに条件が違う」ことを理解して整理したのが、このケースの成功要因といえます。

よくある質問

Q1. 蓄電池の仕組みとは?

A. 蓄電池とは、電気を貯めて必要なときに使えるようにする装置であり、充電と放電を繰り返すことで電力を一時的に保管することができます。

太陽光発電によって生み出された電気や、電力会社の安価な深夜電力を蓄えておくことで、電気料金が高くなる昼間や停電時に活用することが可能となり、電気代の削減や非常時の備えとして大きな効果を発揮します。

Q2. 蓄電池は元が取れないの?

A. 蓄電池は、導入にかかる費用を電気代の削減額だけで回収するのが難しいケースもあります。特に使用状況や電気料金プランによっては、投資回収までに長い時間を要することもあります。

しかしながら、災害時の電力確保による安心感や、将来的な電気料金の高騰リスクへの備え、さらには再生可能エネルギーの活用による環境貢献など、金銭的価値に換算しにくいメリットも多く存在します。

横浜市の場合、YGrEPの還元は現金ではなくキャッシュレスポイント等である点も含めて、回収計画を立てるとよいでしょう。

Q3. 災害時や停電時は蓄電池をどう使うの?

A. 停電が発生した際には、蓄電池が自動的に非常用電源へと切り替わり、事前に蓄えておいた電力を使用することができます。

「特定負荷型」の蓄電池であれば、冷蔵庫や照明など、最低限の生活に必要な機器に限定して給電されます。一方、「全負荷型」の蓄電池を導入している場合は、家全体に電力を供給できるため、200VのエアコンやIH調理器なども使用可能です。

災害時には、スマートフォンや情報機器の充電、照明、暖房・冷房、調理など、状況に応じて電力を計画的に使うことが重要となります。限られた電力を有効に活用するためにも、事前の設定と使い方の把握が欠かせません。

Q4. 設置に必要なスペースや条件は何ですか?

A. 蓄電池を設置する際には、一般的にエアコンの室外機程度のスペースが必要となります。製品によって屋内設置型と屋外設置型があり、屋外に設置する場合には、直射日光が当たらないことや、塩害・積雪などの自然環境に耐えられるかどうかといった条件を事前に確認しておく必要があります。

横浜市では傾斜地や狭小地での「搬入経路」が課題になることがあります。また、蓄電池は作動時に一定の音が発生するため、住宅が密集するエリアでは隣家の窓に近い場所を避ける配慮も必要です。

Q5. どれくらいで電気代を節約できますか?

A. 蓄電池によって節約できる金額は、ご家庭の電気使用量や蓄電池の容量、契約している電力会社の料金プランなどによって大きく異なります。

特に太陽光発電と組み合わせて日中の自家消費を増やすことで、月に数千円から1万円以上の電気代を削減できる可能性があります。

なお、より正確な削減額を把握したい場合は、専門業者に依頼してシミュレーションを行うのが確実です。生活スタイルや設置環境に応じた具体的な試算が得られます。

Q6. 太陽光発電と蓄電池は一緒に設置した方がいいですか?後から追加することはできますか?

A. 工事の手間や互換性の観点では、セットで同時に設置するほうが有利です。後から追加する場合、工事が二度手間となるほか、既存の太陽光発電システムとの互換性に問題が生じる可能性もあります。

補助制度の面では、YGrEPは既設太陽光への蓄電池後付けでも12万円分の対象になります(常時太陽光と接続されていることが条件)。一方神奈川県の補助金は同時導入が必須です。両方使いたいなら同時導入、YGrEPだけでよいなら後付けでも可、と整理できます。

Q7. 蓄電池の設置場所は屋内と屋外どちらがいいですか?

A. 多くの蓄電池は屋外設置に対応しており、屋外設置の方が事例としては多く見られます。屋外なら室内スペースを圧迫せずに済むのが利点ですが、温度変化や塩害などの影響を受けるため、設置場所の選定には注意が必要です。

金沢区・鶴見区の臨海部では潮風が直接当たらない面を選ぶだけでも劣化の進行が変わります。屋内設置は気温の変化が少なくバッテリーに優しい反面、十分な設置スペースの確保が必要となります。YGrEPは「敷地内に設置された定置用であること」が蓄電池の条件です。

Q8. 蓄電池はリース・レンタル・購入のどれがお得なの?

A.

蓄電池のリース、レンタル、購入のどれがお得かは、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の状況に合わせて選ぶことが重要です。

蓄電池の契約形態ごとの比較

購入リース・レンタル
初期費用高額(本体価格+工事費)不要、または低額
トータル費用長期間使用するほど安くなる傾向がある契約期間によっては購入より総額が高くなる場合がある
補助金YGrEPを活用しやすい(県の補助金は令和8年度受付終了)YGrEPは環境価値が申請者にあれば利用可。県は別制度が該当
契約期間特になし(自由に買い替え可能)10年など、固定されていることがほとんど途中解約には違約金が発生
機種の
選択肢
自由に選べるメーカーや容量が指定されることが多い
メンテ
ナンス
自己負担月々の料金に含まれていることが多い

初期費用を一時的に抑えたい場合はリースやレンタルも選択肢となりますが、蓄電池は長期的に使用することで大きなメリットを得られる設備です。補助金制度を賢く活用して初期費用を抑え、「購入」で導入するのが、最も分かりやすい選択肢と言えるでしょう。

Q9. エアコンは何時間使える?

A. エアコンの消費電力と蓄電池の容量によって変動します。例えば、一般的な家庭用エアコン(500W)を、9.5kWhの蓄電池で動かす場合、理論上は「9.5kWh ÷ 0.5kW = 19時間」使用できます

ただし、実際は変換ロスや他の家電の使用で変動するため、あくまで目安として考えましょう。

Q10. 経済モードと安心モードとグリーンモードの違い

A.

  • 経済モード
    電気代が安い深夜に充電し、高い昼間に放電して電気代を節約するモードです。
  • 安心モード(災害モード)
    災害時に備え、常に一定量の電気を貯めておくモードです。
  • グリーンモード
    太陽光発電で生み出した電気を優先的に使い、再生可能エネルギーの自家消費率を高めるモードです。

製品によって呼び方や機能は異なります。YGrEPは「太陽光発電設備で発電した電力は設備を設置した住宅で消費すること」「売電する場合は使いきれず余った分のみ」を条件としているため、自家消費を優先する運用が制度の趣旨に沿っています。

Q11. 2台設置するメリットは?

A. 蓄電池を2台設置することで、容量を増やし、より多くの電気を貯められますオール電化や電気自動車を使っている家庭、停電時にも家全体を賄いたい場合に有効です。

補助制度の考え方には違いがあります。YGrEPは各設備1戸につき1回まで・一律12万円分のため2台でも金額は変わりません。一方神奈川県の補助金は蓄電システムの台数(パッケージ型番ごと)×15万円で算定されます。

Q12. 蓄電池とエコキュート・エネファームの連携は?

A.

  • エコキュート
    夜間に安い電力で湯を沸かすエコキュートと組み合わせることで、さらに電気代を節約できます。YGrEPでは2万円分/件の対象です(太陽光の同時設置または設置済みが条件)。
  • エネファーム
    エネファームは発電もできるため、蓄電池と組み合わせることで、より効率的なエネルギーの自家消費が可能になります。YGrEPでは3万円分/件の対象です。

各機器のメーカーやモデルによって連携できるかどうかが決まるため、事前に確認が必要です。エコキュート・エネファームは国の「給湯省エネ2026事業」との併用も可能ですが、工事業者が申請する仕組みで、申請時にプログラム名の記載が必要になります。

Q13. 蓄電池を設置して後悔することはある?

A. 「蓄電池の後悔」としてよく挙げられるのは、「思ったより電気代が減らなかった」「予想外の出費があった」といったケースです。

横浜市で特に多いのが「設置してからYGrEPを知った」というパターンです。事業開始前や導入支援申請前に設置したものは対象外となるため、後から気づいても間に合いません。「設置前の写真を撮り忘れた」という失敗も起こりやすいポイントです。

後悔しないためには、導入目的を明確にし、複数の業者から見積もりを取り、申請の順序と必要書類まで逆算して確認することが大切です。

Q14.蓄電池のおすすめメーカーの特徴と価格は?

A. 蓄電池のおすすめメーカーについて、特徴、主力商品、価格の目安をまとめてみました。

【蓄電池】メーカー別の特徴と価格目安

スクロールできます
メーカー主力商品価格の目安特徴
シャープクラウド蓄電池システム(6.5kWh〜)170万円〜
270万円台
AIoT技術で賢く自動制御。容量の増設も可能。太陽光発電との連携に強み。
ニチコンESS-T3X1(14.9kWh)、ESS-U4X1(16.6kWh)170万円〜
250万円台
V2H連携に強く、豊富なラインナップが魅力。国内販売台数トップクラス。
長府工産CPO-150Nなど(5kWh、9.8kWh、15kWh)150万円〜300万円台住宅設備メーカーならではのノウハウ。太陽光発電とのセット提案に強み。
オムロンKP-BU98B-S(9.8kWh)、KP-BU127-B(12.7kWh)150万円〜270万円台コンパクトで設置場所に困らない製品が豊富。重塩害対応モデルもある。
長州産業スマートPVマルチ(9.8kWh、16.4kWh)160万円〜300万円台太陽光発電とのセット導入に強み。長期保証が充実。
京セラEnerezza Plus(5.5kWh、11.0kWh、16.5kWh)150万円〜270万円台独自の「クレイ型蓄電池」で高い安全性を実現。太陽光発電との連携もスムーズ。
住友電工POWER DEPO H(12.8kWh)、POWER DEPO V(3.3kWh)200万円〜450万円台電力インフラの技術を応用した高信頼性モデル。大容量・高出力タイプ。
カナディアンソーラーEP Cube(6.6kWh、9.9kWh、13.2kWh)150万円〜250万円台太陽光発電メーカーとして有名。蓄電池と組み合わせてエネルギー管理を最適化。
パナソニック創蓄連携システムS+140万円〜200万円台家電や住宅設備との連携に強み。効率的な創蓄連携システム。
ダイヤゼブラ電機パワースマイル(4.0kWh)、パワーデポV2H(7.2kWh)など120万円〜250万円台産業用から家庭用まで、幅広い蓄電システムを提供。
HUAWEI(ファーウェイ)LUNA2000シリーズ(5kWh、10kWh、15kWh)130万円〜250万円台太陽光発電設備で高い実績。AI技術による効率的なエネルギー管理。
伊藤忠商事複数メーカー製品(例:SMART STAR L)180万円〜300万円台メーカーではなく販売元。業界の主要メーカー製品を幅広く取り扱う。
DMM複数メーカー製品150万円〜300万円台メーカーではなくサービス提供元。「DMMエナジー」として蓄電池の販売・設置・メンテナンスを手掛ける。
ネクストエナジーCIC Sシリーズ(9.8kWh、16.4kWh)など150万円〜280万円台太陽光発電システムの販売施工で実績。蓄電池と合わせたエネルギーソリューションを提供。
テスラPowerwall(13.5kWh)180万円〜200万円デザイン性に優れ、大容量ながら比較的安価。全負荷対応。
※価格は参考価格であり、メーカーや販売店、工事内容によって変動します。詳細な金額は見積もりが必要です。

YGrEP・県の補助金いずれもSIIに登録された蓄電システムが対象です。上記メーカーの製品でも型番によって登録の有無が異なるため、登録済製品一覧で必ず確認してください。最新機種が登録に間に合っていない場合は、YGrEP事務局に相談するよう案内されています。

各メーカーの選び方

  • V2H連携を考えている方ニチコン
    • V2Hに強みがあり、YGrEPではV2Hも10万円分の対象です。
  • 金沢区など海に近いエリアの方オムロン
    • 重塩害地域に対応したモデルがあり、臨海部でも選択肢になります。
  • 安全性や長期保証を重視する方京セラ、長州産業
    • 京セラの独自のクレイ型蓄電池は高い安全性が特徴。長州産業は15年の長期保証が魅力です。
  • 住宅設備との連携を重視する方パナソニック
    • 住宅設備メーカーならではの、家全体のエネルギーを最適化するシステムに強みがあります。
  • AIによる自動制御を希望する方シャープ
    • 天気予報と連動して充放電を自動で制御してくれるため、効率的な運用が可能です。
Q15.住宅メーカー・家電量販店・専門業者、どこで蓄電池を購入するのが一番良いですか?

A. それぞれに特徴や費用面でのメリットがあります。

【蓄電池】住宅・家電量販店・専門業者

スクロールできます
専門業者住宅メーカー家電量販店エネルギー供給会社
太陽光発電・蓄電池専門業者一条工務店などヤマダ電機など東京ガスなど
費用比較的安価割高になる場合があるポイント還元などを利用できる割高になる場合がある
専門性高い
(製品知識・施工経験)
住宅との連携に強い販売スタッフの専門性に差があるエネルギー全体に詳しい
機種の
選択肢
豊富比較的少ない
(提携機種のみ)
比較的豊富比較的少ない
(提携機種のみ)
保証
サポート
長期保証・自社サポートが充実住宅設備として一貫した保証メーカー保証+独自の長期保証大手企業ならではの安心サポート

それぞれの導入先にはメリットがありますが、蓄電池の導入を総合的に検討し、費用対効果や専門性を重視するのであれば、専門業者への相談が最もおすすめです 専門業者は、蓄電池に特化した豊富な知識と施工経験を持ち、多種多様なメーカーの製品から最適なプランを提案してくれます。

また、価格面でも比較的安価になる傾向があるため、より賢く蓄電池を導入できる可能性が高いでしょう。

Q16.太陽光発電がなくても蓄電池だけで神奈川県・横浜市の補助金をもらえますか?

A. どちらも太陽光発電なしでは対象になりません

神奈川県の補助金は太陽光と蓄電池の同時導入が必須。YGrEPの蓄電池は「常時、太陽光発電設備と接続されていること」が条件で、太陽光を同時設置またはすでに設置していることが求められます。

ただしYGrEPは既設太陽光への後付けでも12万円分の対象になります。「太陽光はあるが蓄電池がない」という卒FIT世帯にとっては、横浜市の制度が現実的な選択肢です。

Q17.補助金の申請は自分でできますか?業者に任せた方がいい?

A. YGrEPも神奈川県の補助金も、申請はご自身で行う必要があります。

YGrEPはマイページが申請者専用のページとなり、登録された方宛にポイントが交付されるため、必ずご自身で申請する仕組みです(郵送申請も同様)。ただし申請の内容に関する専門的な連絡をする際に、設置事業者の連絡先を登録することは可能です。

神奈川県の補助金も施工業者等による代行申請は不受理となります(2026年8月28日の注意喚起)。行政書士または行政書士法人でない者が、報酬を得て官公署に提出する書類を作成することは法律で禁止されているためです。

業者に頼れるのは入力補助シートの記載や見積書の作成、設置前後の写真撮影といった準備面まで。「申請まで全部やります」ではなく、本人申請を前提に伴走してくれる業者を選びましょう。

Q18.補助金の申請からポイント付与・入金まで何ヶ月かかりますか?

A. YGrEPは設置完了申請の内容を事務局で審査・受理した後、ポイント発行の案内があります。令和8年度事業ではポイント等付与期間は2027年3月12日までとされています。

神奈川県の補助金は、交付申請の審査だけで2〜3か月程度かかることがあり、その後の工事・実績報告を経て振込となります。どちらも「工事代金の支払いは先、還元は後」である点を資金計画に織り込んでおきましょう。

問い合わせ先は、YGrEPが横浜グリーンエネルギーパートナーシップ事業事務局(申請者の方:03-6625-2260/受付時間 午前10時〜午後6時、日・月・祝・12/29〜1/3を除く)、県が神奈川県脱炭素戦略本部室補助金審査事務局(050-1784-5835)です。

Q19.PPA(電力購入契約)やリース契約でも横浜市・神奈川県の補助金は対象ですか?

A. YGrEPはリースやPPAを利用しても申請可能です。ただし環境価値が申請者にあることが必要なため契約書等で確認され、追加性の確認も必要となります。詳細は事務局への相談が案内されています。契約内容によっては対象外となる場合があります。

初期費用ゼロのプランを検討している場合は、「YGrEPのポイントを誰が受け取る契約なのか」「環境価値が誰に帰属するか」「契約期間中・終了後の設備所有権」を必ず確認してください。

神奈川県の「住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」は住宅を所有する個人がご自身で導入する場合が対象で、領収証の宛名や振込口座も申請者本人名義であることが求められます。0円ソーラーを検討する場合は、県が別途実施する「太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助金」が該当します。

Q20.2026年度(令和8年度)の神奈川県・横浜市の補助金はどう変わりますか?

A. 令和8年度の内容は次のとおりです(神奈川県の補助金は9月7日に受付終了)。

  • 横浜市YGrEP
    2026年6月15日に令和8年度事業を開始。蓄電池12万円分、太陽光1.5万円分/kW(上限4kW)、エコキュート2万円分、EV/PHV10万円分、EV単体5万円分、エネファーム3万円分、太陽熱5万円分、V2H10万円分。
  • 神奈川県:共同住宅が対象に追加
    分譲共同住宅の管理組合、賃貸共同住宅を所有する個人・法人も申請できるようになりました。
  • 神奈川県:受付が2期制に
    第1期は予算超過により早期締切。第2期(電子申請のみ・先着500件程度)も9月7日に申請額が予算額に達して締め切られ、令和8年度の受付は終了しました。

なお、YGrEPは2026年8月20日にJ-クレジット制度の方法論改定に伴い、太陽光発電設備の設置完了申請の書類が一部変更されています。他補助金制度を併用した方は「他の補助事業について」の項目の回答および添付書類の提出が必須となりました。最新情報はYGrEP公式サイトおよび神奈川県公式サイトでご確認ください。

Q21.補助金をもらった後すぐに引越し・売却した場合はどうなりますか?

A. 補助金・還元を受けて設置した設備は、一定期間内に撤去・処分すると返還を求められる場合があります。

YGrEPで特に注意したいのがモニタリング義務です。年1回程度のデータ提出が前提の制度のため、住宅を手放した後の対応について事前に確認しておく必要があります。横浜グリーンエネルギーパートナーシップ運営規約が公式サイトで公開されているので、目を通しておきましょう。

引越しや売却を予定している場合は、事前にYGrEP事務局(03-6625-2260)および県の事務局へご相談ください。

Q22.YGrEPの予算が終了してしまいました。諦めるしかない?

A. 神奈川県の補助金はYGrEPとは別枠ですが、令和8年度は第2期も9月7日に申請額が予算額に達して締め切られ、受付を終了しています。今後の募集は県の公式サイトで確認してください。

一方、YGrEPは12月25日まで(予算上限到達次第終了)の制度です。2つの制度は締切も枠も別々なので、片方が終わってももう片方が残っている可能性があります。

YGrEP公式サイトでは申請ベースの進捗状況が公開されているので、まずは現在の状況を確認しましょう。どちらも間に合わない場合は、令和9年度の受付開始に備えて見積もりと書類を整えておくのが賢い進め方です。

まとめ

2026年9月時点の横浜市の状況を整理します。YGrEPが実施中で蓄電池12万円分・太陽光1.5万円分/kW(上限4kW)、参加・導入支援申請は12月25日まで。一方、神奈川県の補助金は第2期が受付初日の9月7日に予算額に達して締め切られ、令和8年度の受付を終了しています。

横浜市の強みは既設太陽光への蓄電池後付けでも12万円分が使える点と、エコキュート・EV・エネファームなど対象設備が幅広い点です。一方で、還元は現金ではなくキャッシュレスポイント等であること、設置前の写真が必須であること、導入後もモニタリングが続くことは、契約前に理解しておくべき特徴といえます。

横浜市で蓄電池業者を選ぶ際は、複数社に見積もりを依頼する「相見積もり」が重要です。地域の事情に詳しく、施工実績が豊富で、適正価格・長期保証を備えた業者かどうかを確認しましょう。金沢区など海に近いエリアでは塩害区分の判定も欠かせません。

また、YGrEPも県の補助金も本人申請が原則です。「申請は全部お任せください」という業者ではなく、本人申請を前提に書類を正確に整えてくれる業者を選びましょう。今回のポイントを参考に、あなたのライフスタイルや目的に合った最適な業者を見つけてください。

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