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「電気代が高すぎる……」
「太陽光発電を設置したいけど、久喜市の補助金はいくら出るの?」
久喜市には太陽光に使える補助金が2つあります。しかも金額に6倍近い差があり、どちらか一方しか選べません。
金額の大きいほうは5kW+蓄電池で約72万円。ただし売電ができないという条件があります。もう一方は12.5万円ですが、売電もでき、県の補助金とも併用可能です。本記事では、この2つをどう選ぶかを具体的に解説します。
⚠️ 2つの制度は併用できません:久喜市は「重点対策加速化事業補助金」と「ゼロカーボン推進補助金」の2つを実施していますが、両者の併用は不可です。どちらを選ぶかで受け取れる金額も、導入後の使い方も変わります。契約前に必ず判断してください。
| 項目 | ①重点対策加速化事業 | ②ゼロカーボン推進 |
|---|---|---|
| 太陽光 | 1kWあたり7万円 | 1kWあたり2.5万円(上限10万円) |
| 蓄電池 | 1kWhあたり5.3万円 | 上限2.5万円 |
| 5kW+7kWhの場合 | 約72万円 | 12.5万円 |
| FIT・FIPでの売電 | 不可(自家消費型のみ) | 可 |
| 太陽光単体での申請 | 不可(蓄電池の同時設置が必須) | 可 |
| 蓄電池単体での申請 | 不可 | 可 |
| 申請のタイミング | 着工前の事前申請 | 引渡し後 |
| 他の補助金との併用 | 一切不可 | 国・県の補助と併用可 |
| 自家消費30%以上の要件 | あり(報告義務も) | なし |
金額だけを見れば①が圧倒的です。②の約6倍にあたります。しかし①にはFIT・FIPでの売電ができないという重大な制約があります。
①の重点対策加速化事業補助金は、国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金を財源とする自家消費型の制度です。発電した電気を売るのではなく、自宅で使うことを前提としています。
そのためFIT(固定価格買取制度)やFIP制度の認定を受けることができません。余った電気は売電せず、蓄電池に貯めて使うという運用になります。
売電収入の目安を考えてみましょう。5kWの太陽光で余剰売電した場合、年間の売電収入はおおむね3〜6万円程度(買取価格・自家消費率により変動)です。仮に年5万円として10年で50万円、15年で75万円になります。
つまり①の補助金約60万円分の差は、10〜15年程度の売電収入に相当するという見方ができます。ただしこれは概算であり、実際の売電収入は日照条件・電気の使い方・買取価格によって大きく変わります。
| あなたの状況 | 向いている制度 |
|---|---|
| 日中に在宅していることが多い(在宅勤務・小さな子どもがいる・高齢の家族と同居など) | ①重点対策加速化事業 |
| 初期費用をできるだけ抑えたい | ①重点対策加速化事業 |
| オール電化で電気の使用量が多い | ①重点対策加速化事業 |
| 日中は家に誰もいない(共働きなど) | ②ゼロカーボン推進 |
| 売電収入を長期的に得たい | ②ゼロカーボン推進 |
| 太陽光だけを設置したい(蓄電池は入れない) | ②ゼロカーボン推進 |
| 国のDR補助金や県の補助金も使いたい | ②ゼロカーボン推進 |
判断の軸は「日中に電気を使うかどうか」です。自家消費が進む家庭なら①が有利になり、売電に回る量が多い家庭なら②のほうが長期的に得になる可能性があります。
また①は蓄電池の同時設置が必須です。蓄電池は本体だけで100万円前後かかるため、「太陽光だけ入れたい」という方は自動的に②を選ぶことになります。
国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金を活用し、自家消費型の太陽光発電設備・蓄電池等を導入する市民に補助を行う制度です。
| 太陽光発電設備 | 1kWあたり7万円 |
|---|---|
| 蓄電池 | 1kWhあたり5.3万円 |
| 受付期間 | 令和8年5月18日(月)〜令和8年12月25日(金) ※先着順・予算額に達した時点で終了 |
| 予算残額 | 約60.1%(令和8年6月3日時点) |
| 申請のタイミング | 着工前の事前申請 |
5kWの太陽光と7kWhの蓄電池を同時設置した場合、35万円+37.1万円=約72.1万円という計算になります。埼玉県内で調査したかぎり、市の制度としては最高水準です。
6月3日時点の予算残額は約60.1%。受付開始から半月ほどで4割が消化されたペースです。金額が大きいぶん消化も早いため、検討している方は早めに動くのが確実です。
⚠️ 交付後にも報告義務があります:久喜市は「重点対策加速化事業補助金の交付決定を受けた翌年度の1年間について、太陽光発電設備から発電された電力の自家消費に関する報告書の提出が必要」としています。自家消費30%以上という要件を満たしているかを、後から確認される仕組みです。
また太陽光発電設備・蓄電池ともに法定耐用年数(太陽光17年・蓄電池6年)の処分制限があります。この期間内に処分・譲渡する場合は市への手続きが必要です。
地球温暖化防止への寄与を目的として、住宅用太陽光発電システムや省エネ設備、ZEH、電気自動車等を新たに設置・購入した場合に費用の一部を助成する制度です。
| 太陽光発電システム | 1kWあたり2.5万円(上限10万円) |
|---|---|
| 蓄電池 | 上限2.5万円 |
| 対象期間 | 令和8年3月9日(月)〜令和9年3月8日(月)の期間内に引渡しが完了する機器 |
| 申請のタイミング | 引渡し後 |
| 他の補助金との併用 | 国のDR補助金・埼玉県補助金と併用可 |
太陽光の上限10万円は4kWで到達します。蓄電池2.5万円と合わせて12.5万円が最大構成です。
対象設備には太陽光・蓄電池のほか、エネファーム、エコキュート、V2H、ZEH、電気自動車等も含まれます。
②を選ぶ最大のメリットは、国のDR補助金や埼玉県の補助金と組み合わせられる点です。①は他の補助金との併用が一切できません。
ただし注意点があります。埼玉県の補助金と国のDR補助金は互いに併用不可です。組み合わせは業者とよく確認してください。
また埼玉県の「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」は、令和8年度の太陽光発電設備について補助金申請額が予算額に達したため受付を終了しています(蓄電池・エネファームは受付中)。今年度に関しては、県の太陽光補助との併用は狙えません。
なお県の補助金を利用するには「埼玉県省エネ・再エネ活用設備あんしん事業者認定制度」で認定を受けた事業者との契約が必要です。来年度の県補助を狙う場合は、この点を業者に必ず確認してください。
5kWの太陽光と7kWhの蓄電池を想定して、2制度を比較しました。
| パターン | 設置費用 | 補助金 | 実質負担 | 売電 |
|---|---|---|---|---|
| ①重点対策加速化(太陽光+蓄電池) | 約220万円 | 約72.1万円 | 約148万円 | 不可 |
| ②ゼロカーボン推進(太陽光+蓄電池) | 約220万円 | 12.5万円 | 約207.5万円 | 可 |
| ②ゼロカーボン推進(4kW太陽光のみ) | 約110万円 | 10万円 | 約100万円 | 可 |
初期費用だけを見れば①が約60万円有利です。ただし①は売電収入がゼロになります。
長期で見た場合の考え方を整理します。5kWで年間5万円の売電収入があると仮定すると、②は10年で50万円、15年で75万円の収入を得られます。おおよそ12〜13年で①と②の総額が逆転する計算になります。
ただしこれはあくまで単純計算です。実際には次の要素で結果が変わります。
特に重要なのが2つ目です。FITの買取期間は10年間で、その後は買取価格が大きく下がります。11年目以降の売電収入は当てにしにくいため、実際の逆転はもう少し先になる可能性もあります。
※価格・補助額はシミュレーション例です。機種・工事内容・適用条件で変動します。売電収入は日照条件・自家消費率・買取価格により大きく変わります。予算額に達した場合は年度途中で受付が終了します。令和8年度の金額・条件は久喜市公式サイトでご確認ください。
業者選びが太陽光発電導入の成否を左右します。久喜市は2つの制度から1つを選ぶ判断が必要なため、両方の違いを説明できる業者を選ぶことが重要です。以下のランキングは、埼玉県内の施工実績・自社施工体制・価格透明性・保証内容・口コミを総合評価したものです。
見積もり時に必ず確認してください:①久喜市の2つの補助金、うちの場合はどちらが有利ですか(自家消費率の試算を含めて聞く)②①を選ぶ場合、着工前申請のスケジュールを組めますか ③埼玉県のあんしん事業者認定を受けていますか(②を選び来年度の県補助を狙う場合)。
| 業者名 | 施工 | 補助金対応 | 価格 | 保証 |
|---|---|---|---|---|
| ソーラーパートナーズ | 紹介サービス | 相見積もり最安 | 業者による | |
| エコ発電本舗 | 自社施工 | 業界最安水準 | 工事保証15年 | |
| タイナビ | 紹介サービス | 相見積もり最安 | 業者による |

エコ発電本舗は、東京都豊島区に本社を置く、蓄電池・太陽光発電の販売および設置業者です。
昭和44年創業で50年以上営業しており、サイトの利用者は月間12万人と信頼性の高さがうかがえます。
蓄電池設置は、自社とメーカー推奨の提携業者で行っており、迅速な対応を強みとしています。
蓄電池本体に最長15年間の保証がつき、施工保証も業界最長クラスの15年間です。全国の工事業者と提携しているので、充実したアフターサポートが受けられます。
| 運営会社名 | 株式会社ゼロホーム |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都豊島区西池袋5丁目13-12MKビル5F |
| 事業内容 | 太陽光発電・蓄電池・V2Hの販売施工、電気工事、屋根工事全般 |
| 対応エリア | 東京都全域・全国対応(北海道のみ対象外) |
| 補助金サポート | あり |
| 保証・アフターサポート | 商品保証:最長15年間、容量保証:最長15年間、災害補償:最長15年間、施工保証:最長15年間 |
| 主要取引先・提携メーカー | テスラ、ニチコン、パナソニック、シャープ、長州産業、ソーラーフロンティア、三菱電機、東芝、京セラ、ハンファQセルズジャパン、カナディアンソーラー、サンテックパワー、ダイキン、日立、日本電気 |
| 許認可・登録情報 | 太陽光発電アドバーザー、二級建築士、一級建築施工管理技士ほか |
| 支払い方法 | 記載なし |

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ソーラーパートナーズは、東京都新宿区に本社を置く、蓄電池業者一括見積もり業者です。
蓄電池主要メーカーも加盟する太陽光発電協会(JPEA)の加盟企業なので安心感があります。
提携するのは、自社一貫施工・施工実績100棟以上・メーカー保証と工事保証ありなど7つの審査基準を満たす業者のみです。
独自のあんしん完了保証があり、ソーラーパートナーズを介して契約した場合、工事の完了が保証されます。工事代金を支払えば、必ず蓄電池設置をしてもらえるのでリスクは最小限に抑えられます。
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| 運営会社名 | 株式会社ソーラーパートナーズ |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都新宿区新宿5-18-20 新宿オミビル4F |
| 事業内容 | 太陽光発電と蓄電池の工事会社ネットワーク運営事業 |
| 対応エリア | 東京都他、全国対応 |
| 補助金サポート | 業者によって異なる |
| 保証・アフターサポート | 独自のあんしん完了保証(代金支払い後の工事完了を保証) |
| 主要取引先・提携メーカー | 記載なし |
| 許認可・登録情報 | 建設業許可番号:東京都知事許可(般-4) 第138314号電気工事業届出番号:東京都知事届出 第2910275号 |
| 支払い方法 | 業者によって異なる |
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タイナビ太陽光発電は、東京都品川区に本社を置く、株式会社グッドフェローズが運営する、太陽光発電業者一括見積もり業者です。
一括見積もりでは、これまでに京セラやニチコン、オムロンなどのメーカーの設置実績があり、相場は80~200万円程度となっています。最大5社の見積もりが一度に比較できるので、太陽光発電設置費用がもっとも安い業者を見つけることが可能です。
蓄電池とセットで見積もり依頼を行うこともできます。
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| 運営会社名 | 株式会社グッドフェローズ |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都品川区西五反田7-13-5 DK五反田ビル8階 |
| 事業内容 | エネルギーメディア事業(蓄電池・太陽光発電・風力発電の一括見積もりサイト運営) |
| 対応エリア | 東京都全域・他全国対応 |
| 補助金サポート | 業者によって異なる |
| 保証・アフターサポート | 商品保証は基本あり、施工保証・メンテナンス・災害補償は業者によって異なる |
| 主要取引先・提携メーカー | 株式会社NTTスマイルエナジー、株式会社ミツウロコ、イーゲート株式会社、株式会社明成商会、四国電力株式会社 |
| 許認可・登録情報 | 記載なし |
| 支払い方法 | 業者によって異なる |
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久喜市は2つの制度から1つを選ぶ判断が必要です。自家消費率の試算ができる業者を選んでください。
| 所在地 | 久喜市吉羽1-25-18 |
|---|---|
| 電話番号 | 090-7421-1016 |
| 所在地 | 春日部市中央3-11-12 高砂ビル |
|---|---|
| 電話番号 | 0120-851-246 |
| 所在地 | さいたま市岩槻区本町3-8-15 平野ビル1階 |
|---|---|
| 電話番号 | 0120-448-458 |
※掲載情報は2026年8月時点のものです。所在地・電話番号・対応内容は変更される場合がありますので、お問い合わせ前に各社の公式サイトでご確認ください。埼玉県の「あんしん事業者認定制度」の認定有無や、市の補助金申請への対応可否についても直接ご確認ください。
※各社のあんしん事業者認定の有無や久喜市の制度への対応については、見積もり依頼時に直接ご確認ください。
業者選びは太陽光発電導入において最も重要なステップです。設置後20〜30年間付き合うパートナーを選ぶつもりで、以下の5つのポイントを必ず確認してください。
久喜市で最も重要な確認事項です。「重点対策加速化事業とゼロカーボン推進、うちの場合はどちらが有利ですか」と聞いてみてください。
この質問に答えるには、家族構成や日中の在宅状況から自家消費率を試算する必要があります。「金額が大きいほうがいいですよ」とだけ答える業者は、売電できないという条件の意味を説明していません。
逆に、生活パターンを聞いたうえで「お宅なら自家消費率が高くなるので①が有利です」「日中不在が多いので②のほうが長期では得かもしれません」と説明できる業者は信頼できます。
①の重点対策加速化事業補助金は着工前の事前申請が必須です。契約して工事を始めてしまうと、約72万円が受け取れなくなります。
①を選ぶ場合は、「申請と交付決定を待ってから着工でお願いできますか」と確認してください。事後申請の自治体に慣れた業者だと、悪気なく工事を先に進めようとすることがあります。
太陽光発電の業者には「自社施工型」と「販売型(下請けに外注)」の2種類があります。自社施工の業者は責任の所在が明確で、トラブル発生時も直接連絡できる環境が整っています。また、下請け業者へ支払う中間マージンがないため、価格も抑えやすい傾向があります。契約前に必ず「施工は自社で行いますか?」と確認しましょう。
また①を選ぶ場合、蓄電池はSII(環境共創イニシアチブ)に令和6年度以降に登録されたものである必要があります。SIIへの登録はメーカーが行うため、対象製品かどうかは設置業者に確認してもらえます。
1社だけで決めることは絶対にNGです。最低でも3社以上から見積もりを取ることをおすすめします。業者によって同じ容量でも20〜30%の価格差が生じます。
久喜市は①を選べば約72万円という大きな補助が得られますが、それでも業者間の価格差は無視できません。太陽光+蓄電池で220万円の工事なら、20〜30%は44〜66万円にあたります。補助金と同じ規模の差が業者選びで生まれるということです。
| 保証の種類 | 内容 | 一般的な期間 |
|---|---|---|
| 製品保証 | パネル・パワコンなど機器が故障した場合に修理・交換 | 10〜15年(最長30年) |
| 出力保証 | 発電量が基準を下回った場合に補償 | 25年(初期出力80%以上) |
| 工事保証 | 施工ミスによる雨漏りなどに対応 | 5〜10年(長州産業は10年) |
①を選ぶ場合、太陽光17年・蓄電池6年の処分制限があります。この期間は使い続ける前提で保証を確認してください。
久喜市の平均的な戸建て住宅(4人家族・月20,000円の電気代)に4〜5kWの太陽光パネルを設置した場合、自家消費によって月7,000〜12,000円の電気代削減が見込めます。年間に換算すると84,000〜144,000円の節約になります。
久喜市の場合、①を選べばこの削減効果がそのまま導入の主目的になります。売電しないぶん、自家消費でどれだけ電気代を減らせるかが成果を左右します。
①の重点対策加速化事業補助金は、太陽光1kWあたり7万円・蓄電池1kWhあたり5.3万円。5kW+7kWhで約72万円という金額は、埼玉県内で調査したかぎり市の制度として最高水準です。
参考までに、埼玉県の補助金(受付終了)が太陽光上限35万円・蓄電池10万円でした。①は県の制度を単独で大きく上回ります。
②を選べばFIT制度(固定価格買取制度)を利用でき、発電した余剰電力を電力会社に売ることができます。2026年度の住宅用買取価格は段階制で、初期の数年間は以前より高い水準に設定されています(具体的な価格・期間は年度で変わるため、経済産業省の公表内容をご確認ください)。
久喜市の優れた点は、自家消費型と売電型のどちらも選べることです。多くの自治体は片方しか用意していません。自宅の電気の使い方に合わせて制度を選べるのは、久喜市民の利点と言えます。
久喜市は利根川・中川流域の低地を含み、水害リスクへの備えが課題となる地域です。蓄電池と太陽光発電をセットで導入することで、停電時でも最低限の電力を確保できます。冷蔵庫・照明・スマートフォンの充電程度であれば、蓄電池1台で丸1〜2日間まかなえます。
①は蓄電池の同時設置が必須のため、災害への備えという観点では自動的に手厚い構成になります。1kWhあたり5.3万円という補助額は、蓄電池単体で見ても県内トップクラスです。
メーカー選びは業者選びと並んで重要なステップです。久喜市の場合、①を選ぶなら1kWあたり7万円なので容量が大きいほど補助額も増えます。②なら4kWで上限10万円に達します。どちらを選ぶかでメーカー選定の考え方も変わります。
| 順位 | メーカー | 全国シェア |
|---|---|---|
| 1位 | カナディアンソーラー | 33.9% |
| 2位 | 長州産業 | 16.7% |
| 3位 | AIKOソーラー | 急伸中 |
| メーカー | 最大変換効率 | kW単価(6kW時) | 出力保証 | 機器保証 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 長州産業 | 20.4% | 23.8万円 | 25年(72%) | 15年 | 狭い屋根・国産・施工保証10年 |
| ハンファジャパン | 24.2% | 23.2万円 | 25年(88.9%) | 25年 | 変換効率トップ・低価格・長期保証 |
| カナディアンソーラー | 22.5% | 24.6万円 | 30年(87.4%) | 25年 | コスパ最高・業界最長保証 |
| AIKOソーラー | 24.3% | 要見積もり | 25年(90.6%) | 15年 | 変換効率世界最高水準 |
| シャープ | 20.2% | 25.7万円 | 20年(80%) | 15年 | 実績・デザイン・蓄電池連携 |
| パナソニック | 21.0% | 28.2万円 | 25年(72%) | 15年 | 国産・高温対応・サポート体制 |
久喜市で①を選ぶ場合、蓄電池との連携性が特に重要になります。自家消費型では「つくった電気をいかにロスなく貯めて使うか」が成果を左右するためです。同一メーカーで揃えればハイブリッドパワコンが使え、変換ロスを減らせる場合があります。シャープは蓄電池連携に定評があります。
長州産業は単結晶シリコン系太陽光パネルの全工程を自社の国内工場で製造している数少ない国内メーカーです。豊富なパネルサイズのラインナップにより、狭い屋根・複雑な形状にも最大限のパネルを設置できます。業界でも数少ない「施工保証(雨漏り保証)10年」がデフォルトで付いており、久喜市内でも戸建て住宅で人気の高いメーカーです。
新たに発売されたNBCシリーズ(Re.RISE-G3)はバックコンタクト技術を採用し、変換効率24.2%という業界トップクラスの性能を誇ります。出力保証25年・機器保証25年という長期保証体制も充実しています。kW単価23.2万円と海外メーカーならではの価格優位性があります。
最新のTOPHiku6シリーズはTOPConセル技術を採用し、変換効率22.5%を実現。出力保証30年・機器保証25年という業界トップクラスの保証体制が整っています。kW単価24.6万円と、性能・価格・保証のバランスが優れたコストパフォーマンスに定評があります。
久喜市は久喜駅・東鷲宮駅周辺の市街地から、菖蒲・栗橋・鷲宮地域の住宅地、市北部の田園地帯まで住環境が多様です。敷地に余裕のある戸建てが多く、屋根面積を確保しやすいのが特徴です。
ここで①と②の違いが効いてきます。①は1kWあたり7万円で上限がないため、容量を大きくするほど補助額も増えます。6kWなら42万円、7kWなら49万円です。屋根が広い住宅ほど①の恩恵が大きくなります。
一方②は4kWで上限10万円に達するため、それ以上載せても補助額は変わりません。屋根が広いなら①、標準的な広さなら②という判断も成り立ちます。
ただし①には自家消費30%以上という要件があります。容量を大きくしすぎると自家消費率が下がるため、「何kWまでなら30%を維持できるか」を業者に試算してもらうことが重要です。
| 屋根形状 | 特徴 | おすすめメーカー |
|---|---|---|
| 切妻屋根 | 最もパネルが載せやすい標準的な形状 | カナディアンソーラー・ハンファジャパン |
| 寄棟屋根 | 4面に傾斜・三角形スペースが多い | 長州産業・エクソル |
| 片流れ屋根 | 1方向に傾斜・南向きなら最高効率 | カナディアンソーラー・ハンファジャパン |
| 陸屋根 | 平ら・架台で角度を調整 | いずれのメーカーでも対応可 |
| 複雑な形状 | ドーマー窓あり・特殊形状 | 長州産業・フジプレアム(軽量) |
築年数を重ねた住宅では、屋根の耐荷重が気になるところです。従来のガラス製パネルでは設置できなかった屋根にも対応できる最新技術が登場しています。
なお①を選ぶ場合、太陽光は17年間の処分制限があります。屋根の状態によっては、途中で屋根の葺き替えが必要になる可能性も考慮しておいてください。設置前に屋根の劣化状況を確認してもらうことをおすすめします。
| 手口 | 具体例 | 対処法 |
|---|---|---|
| 売電できない条件を伏せる | 「72万円もらえます」(FIT不可を説明しない) | ①は自家消費型で売電収入がゼロになる |
| 2制度を併用できると言う | 「両方申請しましょう」 | ①と②は併用不可 |
| 契約急がせ | 「今日中に決めないと特別価格が終わります」 | その日は決断しない(①は着工前申請が必要) |
| 偽の値引き | 「300万円→100万円!」(元値が相場の3倍) | kW単価で相場と比較する |
| 内訳不明 | 「工事費一式:○○万円」のみ | kW数・kWh数がないと補助額を計算できない |
久喜市で最も警戒すべきは1つ目です。①の重点対策加速化事業補助金は自家消費型のため、FIT・FIPでの売電ができません。金額の大きさだけを強調し、この条件を説明しない業者には注意してください。
2つ目も重要です。市は「ゼロカーボン推進補助金とは併用不可」と明記しています。両方申請できると説明する業者は、制度を理解していません。
訪問販売や電話勧誘で契約してしまった場合でも、契約書を受け取った日から8日以内であれば無条件でキャンセルできます。これが「クーリングオフ制度」です。
| 対象 | 訪問販売・電話勧誘による契約 |
| 期限 | 契約書受取日から8日以内 |
| 方法 | 書面(特定記録郵便)またはメール(記録を残す) |
| 費用 | 無料(違約金も不要) |
| 窓口 | 連絡先 |
|---|---|
| 消費者ホットライン | 188(局番なし) |
| 久喜市 環境経済部 環境課 ゼロカーボン推進係 | 0480-85-1111/〒346-0192 久喜市菖蒲町新堀38番地 |
| 埼玉県の補助金(KANNET) | 048-767-6151 |
ここでは、久喜市で太陽光発電の導入を考えるときに想定される場面を、代表的なパターンとして取り上げます。特定の誰かの実体験ではなく、判断の手がかりとして役立つ考え方をまとめたものです。実際の費用や補助額は、年度・住まいの状況・適用条件によって変わります。
①「72万円」の裏側を理解してから決める
久喜市の重点対策加速化事業補助金は、5kW+7kWhで約72万円。市の制度としては県内最高水準です。この数字を見れば、迷わず選びたくなるでしょう。
ただしこの制度は自家消費型で、FIT・FIPでの売電ができません。余った電気を売って収入を得るという選択肢が消えます。5kWで年5万円の売電収入があると仮定すれば、10年で50万円、15年で75万円。補助金の差額約60万円は、10〜15年分の売電収入に相当するという見方ができます。どちらが得かは自宅の電気の使い方次第です。数字の大きさだけで決めず、生活パターンから逆算してください。
②日中の在宅状況が判断の分かれ目になる
2つの制度のどちらが有利かを分けるのは、結局のところ自家消費率です。
在宅勤務をしている、小さな子どもがいる、高齢の家族と同居している。こうした家庭は日中の電気使用量が多く、発電した電気をそのまま使えます。売電に回る量が少ないので、①を選んでも失うものが小さいわけです。逆に共働きで日中は誰もいない家庭では、発電した電気の多くが余ります。②を選んで売電収入を得るほうが、長期では有利になる可能性があります。まずは自宅の電気の使い方を振り返ってみてください。検針票やアプリで時間帯別の使用量が分かれば、より正確に判断できます。
③①を選ぶなら契約前に申請を済ませる
①の重点対策加速化事業補助金は着工前の事前申請が必須です。工事を始めてしまえば、約72万円は受け取れません。
受付期間は令和8年5月18日から12月25日まで。ただし先着順で、6月3日時点の予算残額は約60.1%でした。受付開始から半月ほどで4割が消化されたペースです。金額が大きいぶん、1件あたりの消化も早くなります。検討しているなら、まず見積もりを取り、市の受付状況を確認したうえで申請の段取りを組んでください。業者には「申請と交付決定を待ってから着工でお願いします」と最初に伝えておくことが重要です。
④太陽光だけ入れたいなら②一択
①は太陽光と蓄電池の同時設置が必須です。蓄電池は本体だけで100万円前後かかります。
「まずは太陽光だけ試したい」「予算の都合で蓄電池までは手が回らない」という方は、②のゼロカーボン推進補助金を選ぶことになります。4kWで上限10万円。金額は控えめですが、売電もでき、国のDR補助金や県の補助金との併用も可能です。将来的に蓄電池を追加する際は、②なら蓄電池単体でも申請できます(過去に同じ機器の補助を受けていないことが条件)。段階的に導入したい方には②のほうが柔軟です。
制度によって異なります。重点対策加速化事業補助金は1kWあたり7万円、ゼロカーボン推進補助金は1kWあたり2.5万円(上限10万円)です。5kWの場合、前者は35万円、後者は10万円になります。ただし両者は併用できず、どちらか一方を選ぶことになります。
できません。久喜市は「ゼロカーボン推進補助金とは併用不可」と明記しています。重点対策加速化事業補助金は他の補助金との併用も一切できません。一方、ゼロカーボン推進補助金は国のDR補助金や埼玉県補助金との併用が可能です(ただし国のDR補助金と県補助金は互いに併用不可)。
FIT・FIP制度での売電はできません。この制度は国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金を財源とする自家消費型のため、FIT/FIP認定を受けないことが条件です。発電量の30%以上を自家消費することも要件となっています。売電収入を重視する方はゼロカーボン推進補助金を選ぶことになります。
日中に電気を使う量で判断してください。在宅勤務や小さな子どもがいるなど日中の使用量が多い家庭は、自家消費が進むため重点対策加速化事業(約72万円)が有利です。共働きで日中不在が多い家庭や、売電収入を重視する方はゼロカーボン推進(12.5万円+売電収入)のほうが長期では有利になる可能性があります。また太陽光だけを設置したい場合はゼロカーボン推進一択です。
重点対策加速化事業補助金は1kWhあたり5.3万円で、7kWhなら37.1万円になります。ゼロカーボン推進補助金は上限2.5万円です。ただし重点対策加速化事業は太陽光との同時設置が必須で、蓄電池単体では申請できません。ゼロカーボン推進補助金なら蓄電池単体での申請が可能です。
制度によって異なります。重点対策加速化事業補助金は着工前の事前申請が必須です。契約して工事を始めてしまうと対象外になります。一方ゼロカーボン推進補助金は引渡し後の申請で、令和8年3月9日から令和9年3月8日までの期間内に引渡しが完了する機器が対象です。
重点対策加速化事業補助金は令和8年6月3日時点で予算残額が約60.1%でした。受付期間は令和8年5月18日から12月25日までですが、先着順で予算額に達した時点で募集を終了します。市は申請状況に応じて残額を更新する予定としているため、最新の状況は久喜市公式サイトでご確認ください。
重点対策加速化事業補助金の場合、交付決定を受けた翌年度の1年間について、太陽光発電設備から発電された電力の自家消費に関する報告書の提出が必要です。また太陽光発電設備は17年、蓄電池は6年の法定耐用年数による処分制限があります。この期間内に処分・譲渡する場合は市への手続きが必要です。
一般的な戸建て住宅の自家消費率はおおむね30%前後とされており、平均的な使い方であれば満たせる水準です。ただし日中に家族が不在がちな場合や、消費量に対して設置容量が大きすぎる場合は下回る可能性があります。重点対策加速化事業補助金は蓄電池の同時設置が必須なので、蓄電池により自家消費率は大きく上がります。
申請者が住宅の所有者である必要があります。賃貸住宅の場合は所有者(大家さん)が申請者になります。また補助は個人の住宅を対象とした制度であり、法人や事業用施設の設置は対象外です。
重点対策加速化事業補助金の場合、SII(環境共創イニシアチブ)に令和6年度以降に登録された蓄電システムであることが条件です。SIIへの登録はメーカーが行うため、対象製品かどうかは設置業者が確認してくれます。検討中の機種が該当するか、契約前に確認してください。
使えません。埼玉県の「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」は、令和8年度の太陽光発電設備・太陽熱利用システムについて補助金申請額が予算額に達したため受付を終了しています。蓄電池(1件10万円)・エネファーム(1件5万円)は引き続き受付中です。なおゼロカーボン推進補助金なら県補助との併用が可能ですが、重点対策加速化事業補助金は併用一切不可です。
できません。ゼロカーボン推進補助金では前年度までの市税を滞納していないことが条件で、申請者と生計を一にしている方も含めて確認されます。また令和9年3月10日時点で久喜市に住民票があること、過去に同じ機器の補助を受けていないことも要件です。
選ぶ制度によって変わります。重点対策加速化事業補助金なら初期費用が大きく下がるため回収は早まりますが、売電収入がないぶん長期での積み上がりは緩やかです。ゼロカーボン推進補助金なら初期費用は重くなりますが売電収入が加わります。太陽光のみの一般的な回収年数はおおむね11〜14年程度が目安ですが、日照条件・電気使用量・設置容量・業者の価格によって大きく異なります。複数社の見積もりを比較したうえで判断してください。
パワーコンディショナーの寿命は一般的に10〜15年程度で、交換費用の目安は10〜20万円程度です。重点対策加速化事業補助金では太陽光の処分制限が17年あるため、途中でのパワコン交換は想定しておく必要があります。定期点検の際に動作確認を行い、早めに対処することが重要です。
久喜市には太陽光に使える補助金が2つあり、どちらか一方しか選べません。金額には約6倍の差がありますが、条件も大きく異なります。
| ①重点対策加速化事業 | ②ゼロカーボン推進 | |
|---|---|---|
| 5kW+7kWh | 約72万円 | 12.5万円 |
| 売電 | 不可 | 可 |
| 蓄電池 | 必須 | 任意 |
| 申請 | 着工前 | 引渡し後 |
| 他制度との併用 | 不可 | 可 |
判断の軸は「日中に電気を使うかどうか」です。自家消費が進む家庭なら①、日中不在が多い家庭や太陽光だけを設置したい方なら②という整理になります。
①を選ぶ場合は着工前の事前申請が必須で、6月3日時点の予算残額は約60.1%でした。先着順のため、検討しているなら早めに動くのが確実です。
なお制度の選択と同じくらい重要なのが業者選びです。太陽光+蓄電池で220万円の工事なら、業者間の価格差20〜30%は44〜66万円にあたります。補助金と同じ規模の差が生まれるということです。
まずは複数の業者に無料相談・無料見積もりを依頼してください。どちらの制度が自宅に合うかの試算も、見積もりの過程で見えてきます。
📋 免責・参照情報
本記事の情報は2026年8月時点のものです。予算残額は令和8年6月3日時点の公表値です。補助金制度は年度ごとに変更になる場合があり、金額・条件・申請期間が変わることがあります。また先着順のため、年度途中で受付が終了する場合があります。売電収入の試算は概算であり、日照条件・自家消費率・買取価格により大きく変わります。最新情報は久喜市・埼玉県・KANNETの公式サイトをご確認ください。
出典:久喜市「令和8年度重点対策加速化事業補助金」「令和8年度久喜市ゼロカーボン推進補助金」、埼玉県「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」、NPO法人環境ネットワーク埼玉(KANNET)、経済産業省 資源エネルギー庁の公表資料