【2026年最新】千代田区の蓄電池おすすめ業者24選|補助金はいくら?費用・口コミ比較と失敗しない選び方

でん子
「電気代の高騰が止まらない……」
「蓄電池を検討しているけど、補助金申請や業者選びが複雑で進まない」

そんな悩みを抱える千代田区民の方は多いはず。

令和8年度(2026年度)の東京都の蓄電池助成は一律10万円/kWh・上限120万円。これに千代田区の「省エネルギー改修等助成制度」(対象経費の20%)を上乗せできる仕組みです。
ただし区の助成は、令和8年度分の受付を予算額に達したため一旦終了しています(千代田区公式サイトの案内)。東京都の助成は引き続き受付中なので、いま検討する場合は「都の助成だけで進める」か「区の次年度の受付を待つ」かの判断になります。以下の区の助成の内容は、次年度以降に申請する場合の参考としてお読みください。

ただし千代田区の制度は、他区とまったく違う仕組みで動いています。「1kWhあたり◯万円」ではなく「対象経費の20%」という金額連動型で、しかも同一の建物では年度内に1回しか申請できません。

本記事では、千代田区で蓄電池を導入するときの助成金・費用・業者選びを、区と東京都の公式情報にもとづいて整理します。

補助金申請も無料で代行!おすすめの蓄電池設置業者

業者第1位
ENECO
ENECO
第2位
ECODA
ECODA
特徴申請代行が無料
訪問販売なし
施工件数が多い
価格競争力あり
実績年間約1,000件(※2)補助金実績
2,000件以上
製品保証最長40年(※1)最長20年(※1)
施工保証永年
(回数無制限)
施工不備5年
災害補償15年間最長10年間
補助金
サポート
申請代行が無償申請サポートあり
対応
エリア
東京都
(都の制度に特化)
東京都
(全国対応の窓口)
公式
HP
補助金の申請まで無料で任せる
無料で相談
相談だけでもOK
実績と保証を確かめて見積もる
無料で相談
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※1 メーカーにより保証年数・補償内容は異なります。
※2 同社公式サイト公表値(2026年8月確認)/参画メンバーの過去実績を含む累計値とは別

30秒でわかる補助金計算令和8年度・東京都版

あなたの家だと、補助金はいくら?

下の項目を選ぶだけ。東京都と区市町村の助成を差し引いた「実際に払う金額」の目安が、その場でわかります。設置費用は相場に幅があるため、金額はレンジで表示しています。

この試算の前提:東京都内の既存住宅(既築)に設置する場合の令和8年度の制度に基づく概算です。新築は助成単価が異なるため対象外としています。金額は税抜ベースの目安で、実際の助成額は見積書の助成対象経費により変動します。東京都外にお住まいの方には当てはまりません。
お住まいのエリア
蓄電池について
設置する
設置しない
蓄電池の容量 9.9 kWh
太陽光発電について
同時に設置する
すでに設置済み
設置しない
太陽光の容量 4.5 kW
DR実証への参加
参加しない
参加(機器なし)
参加(機器あり)
DR実証に参加すると、エネルギーマネジメント機器・IoT関連機器を設置する場合は1台あたり15万円、設置しない場合は1台あたり10万円が加算されます(この試算は1台設置の前提です)。
施工業者
エリア内の業者
エリア外の業者
この自治体は、地元業者に依頼すると助成額が増える、または助成の必須条件になっています。
設置費用の目安(税抜)
東京都・蓄電池助成(10万円/kWh)
東京都・太陽光助成
区市町村の助成
実質自己負担額の目安

あなたの家だと、実際いくらもらえる?

受け取れる金額は、屋根の形・電気の使い方・設置条件で変わります。無料診断なら、自宅の条件に合わせた具体的な金額がわかります。

蓄電池をお考えの方へ 蓄電池の補助金額を無料で診断する 補助金の申請代行に対応/診断だけの利用もOK 太陽光をお考えの方へ 太陽光の補助金額を無料で診断する 補助金の申請代行に対応/診断だけの利用もOK

※本記事はアフィリエイト広告を含みますが、掲載内容・試算結果への影響はありません。助成の可否・金額は自治体の審査により決定されます。

申請の条件と注意点を見る
参照:クール・ネット東京「令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業」「令和8年度 家庭における太陽光発電導入促進事業」、各区市町村の公表情報。制度は予算の消化状況により受付停止・内容変更があり得ます。
目次

【令和8年度】東京都の蓄電池補助金|予算の消化状況に注意、早めの事前申込を

⚠️ 令和8年度・東京都蓄電池補助金 受付中

東京都の蓄電池補助金は令和8年度(2026年4月〜)も実施されています。補助単価は10万円/kWhで、DR実証に参加しない場合は上限120万円/戸です。事前申込は令和8年5月29日に開始されました。予算の消化状況はクール・ネット東京のホームページで公表されており、契約前の「事前申込」が必須です。

「蓄電池を導入したいけど、まだ急がなくていいか…」と思っているなら、早めの検討をおすすめします。令和8年度は補助単価が10万円/kWhに改定され、あわせて上限120万円/戸(DR実証に参加しない場合)が設定されました。事業全体の予算は約1,012億円ですが、予算に対する事前申込額の割合が公表されており、消化が進めば受付が停止される可能性があります。

令和8年度 東京都蓄電池補助金の概要

区分補助単価上限額(DR実証に参加しない場合)
蓄電池パッケージ(新設)10万円/kWh120万円/戸
蓄電池ユニット増設6万円/kWh72万円/戸
リフォーム瑕疵保険等7,000円/契約

たとえば10kWhの蓄電池を新設する場合、DR実証に参加しなければ100万円が目安になります。すでに蓄電池をお持ちで容量を増やす「増設」は単価が6万円/kWhと異なるため、ご自身がどちらに当たるかを確認してください。

DR実証に参加すると加算がある

「上限120万円/戸」は、DR(デマンドレスポンス)実証に参加しない場合の条件です。DR実証に参加すると、次の加算を受けられます。

DR実証参加時の条件加算額
エネルギーマネジメント機器及びIoT関連機器を設置する1台当たり15万円の加算
エネルギーマネジメント機器及びIoT関連機器を設置しない1台当たり10万円の加算

なお新設するIoT関連機器が蓄電池パッケージに含まれる場合は、10万円の加算のみとなります。また「設置しないでDR実証に参加する場合」とは、端末レスDRサービスを使用した参加や、蓄電池パッケージに含まれるIoT関連機器を使用した参加などを指します。

DR実証に参加する場合の上限について:クール・ネット東京の公式資料では、上限額は「DR実証に参加しない場合は、上限120万円/戸」と記載されています。DR実証に参加する場合の上限額は明記されていませんが、後述のとおり助成額は「計算式による額」と「対象経費」を比較して小さい方となります。適用可否は必ず施工業者または事務局にご確認ください。

⚠️ DR実証参加の手続き上の注意点:DR実証契約は、交付申請兼実績報告の提出前に締結しておく必要があります。交付申請兼実績報告の受付後にDR実証契約を締結した場合、上乗せは適用されません。参加を検討する場合は、工事前に施工業者や電力会社(またはアグリゲーター)と早めに調整を進めましょう。

助成額は「計算式」と「対象経費」の小さい方

ここは見落としやすいポイントです。助成額は次の1と2を比較し、どちらか小さい方となります。

1.対象経費(蓄電池システム機器費+蓄電池システム工事費+IoT機器費+IoT工事費)-国および他の地方公共団体からの補助金
税抜金額で計算
2.計算式による額蓄電容量×10万円+DR実証参加10万円+(DR実証の参加に必要なエネルギーマネジメント機器及びIoT関連機器設置台数×5万円

つまり実際の設置費用(税抜)を超える助成は受けられません。また加算は「10万円+台数×5万円」という構造のため、機器を2台設置すれば20万円になります。

対象機器はSII登録機器であることが要件

助成の基本要件として、国の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(戸建住宅のZEH化等支援事業など)の補助対象機器としてSII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)が登録している機器であることが定められています。機種を決める前に、施工業者へ確認しておいてください。

⚠️ 令和8年10月1日以降の事前申込は要件が変わります令和8年10月1日以降に事前申込をする場合、国の「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(戸建て住宅・集合住宅のZEH化・省CO2化促進事業)」における補助対象機器として、SIIによって令和8年度の登録済製品一覧に登録された機器のみが助成対象となります。(令和8年4月1日から同年6月30日までに契約締結又は契約・工事完了された事業を除きます)

【令和8年度の変更】現金取引は助成対象外です

令和8年度から提出書類が変更されました。令和8年度に事前申込を受け付けた申請から、実績報告提出時に「金融機関発行の証明書等」の提出が必須となります。

あわせてキャッシュバックにも注意が必要です。クール・ネット東京は「契約を結ぶにあたって、キャッシュバックを予定されている場合は、その額は助成対象経費から除いてください」とし、商品券・ポイント等の現金同等物での還元も同様としています。

都は「手続代行者への措置等について」というページを設けて注意喚起を行っています。「実質0円」「キャッシュバックします」といった営業には慎重に対応してください。

受付期間と申請の流れ

設置期間令和8年4月1日から令和11年3月30日まで
事前申込令和8年5月29日開始(契約締結前に行う)
交付申請兼実績報告令和8年6月30日開始
併給都及び公社の他の同種の助成金を重複して受けることはできません

手続きは①事前申込(契約前)→ ②事前申込受付通知 → ③契約・工事 → ④交付申請兼実績報告 → ⑤交付額の確定・入金という流れです。工事前に行うのは「事前申込」で、「交付申請」は工事完了後である点にご注意ください。

📋 参照元:クール・ネット東京「令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業」https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/family_tikudenchi/r8/
お問い合わせ:創エネ支援チーム 蓄電池ヘルプデスク 03-6737-5100(平日9:00〜17:00/祝祭日・年末年始を除く)

【容量別早見表】あなたの家だといくらもらえる?

「補助金が出るのはわかった。でも実際に自分の家だとどれくらいの金額になるの?」という疑問を解消します。蓄電池を新設する場合の容量別の目安です。

蓄電池容量DR実証に参加しない場合DR実証に参加する場合(加算後の目安)
5.0kWh50万円60〜65万円
6.0kWh60万円70〜75万円
7.4kWh74万円84〜89万円
9.9kWh99万円109〜114万円
12.0kWh以上120万円(上限)容量×10万円+加算10〜15万円

※上記は「蓄電容量×10万円/kWh」で算出した目安です。DR実証に参加する場合の加算額は機器の設置台数によって変わります(10万円+台数×5万円)。実際の助成額は「計算式による額」と「対象経費(税抜)」を比較して小さい方となるため、設置費用を超える助成は受けられません。DR実証に参加しない場合の上限は120万円/戸です。増設の場合は単価6万円/kWh・上限72万円/戸となります。金額は目安であり、実際の交付額は審査により決定されます。

都の助成+千代田区の助成の合算イメージ

千代田区内の戸建てに9.9kWhの蓄電池(設置費用220万円)を設置する場合の試算です。

助成の種類金額(目安)
東京都(10万円/kWh×9.9kWh)99万円
千代田区(対象経費220万円×20%)+44万円
合計(目安)約143万円
💡 千代田区の助成は「容量」ではなく「金額」に連動します
多くの区は「1kWhあたり◯万円・上限◯万円」という容量連動型で、上限に達するとそれ以上は増えません。千代田区は対象経費(税抜)の20%なので、工事費が上がれば助成額も比例して増えます。
住宅の上限合計額は100万円ですが、これはLED照明・太陽光・蓄電・エネファーム・窓断熱・給湯器をすべて合算した金額です。20%で100万円に到達するには対象経費が500万円必要という計算になり、住宅では上限に届くことはまずありません。
実務上は「工事費の20%がそのまま出る」と理解しておけば十分です。「最大100万円」を強調する営業トークは、住宅では実態と合いません。

東京都補助金+区市町村補助金の併用で最大限お得にする方法

都と区の助成は併用できます。区は「他の助成金と併用することができます」と明記しており、工事完了報告時に、併用した助成金の交付額がわかる確定通知の写しを提出する流れです。

項目東京都千代田区
蓄電池の助成10万円/kWh・上限120万円対象経費(税抜)の20%
上限12kWhで120万円に到達住宅は他機器と合算で100万円
令和8年度の受付状況受付中(事前申込は令和8年5月29日開始)予算額に達したため一旦終了(申請期限の記載は令和9年2月15日)
対象者都内に設置する個人・事業者等区内の既存建物の所有者(区民要件なし)
申請のタイミング契約前の事前申込(令和8年5月29日開始)工事着工前(交付決定通知の受領後に着工)
申請回数制限の記載なし同一建物・同一年度で1回のみ
窓口クール・ネット東京千代田区 環境政策課 エネルギー対策係
⚠️ 千代田区で最も重要なのは「年度内1回」の制約です
区の共通要件に「当該年度に同一の建築物における本助成制度の助成を受けていないこと(助成金の申請は同一年度1回となります)」とあります。
つまり太陽光を先に申請すると、その年度はもう蓄電池で区の助成を受けられません。同じ年度に両方を入れるなら、必ず1回の申請にまとめる必要があります。
逆に言えば、千代田区は「まとめたほうが得」な区です。助成が金額連動なので、太陽光と蓄電池をセットで申請すれば、その合計額の20%が一度に出ます。何を入れるかを最初に決め切ってから動いてください。

千代田区の助成メニュー(令和8年度)

助成対象助成項目助成内容(税抜)上限合計額
住宅LED照明対象経費の50%100万円(左記すべての合算)
住宅太陽光発電システム/蓄電システム/エネファーム/窓断熱対策対象経費の20%同上
住宅高効率ガス給湯器(潜熱回収型)1台あたり3万円同上
マンション共用部LED照明対象経費の50%〜100戸:150万円/101〜200戸:300万円/201戸〜:450万円
マンション共用部空調/太陽光発電システム/蓄電システム対象経費の20%同上
事業所ビルLED照明/人感センサー照明システム対象経費の50%200万円
事業所ビル太陽光発電システム/蓄電システム/窓断熱対策/空調/BEMS/高効率型変圧器対象経費の20%同上

申請者の要件は「区内の既存建物の所有者(区分所有を含む)」または「所有者の承諾を得ている者」住民登録ではなく建物の所在地が基準なので、区民でなくても区内に建物を所有していれば申請できます。なお事業所ビルは、クール・ネット東京による省エネルギー診断の結果に基づく設備改修であることが要件です(住宅にこの要件はありません)。

見落とされやすい4つの要件

  • 一括支払いであること(工事完了までに全額が支払われる場合は割賦も可)。「初期費用0円・分割払い」の提案とは衝突しうるので、申請前に必ず確認してください。
  • 「ちよエコヒーロー宣言」への登録(個人の場合)。法人やマンション管理組合は「ちよエコ未来企業宣言/ちよエコ未来事業者宣言」。要件は「ちよエコ宣言を行っていること(対象外となる場合は除く)」で例外もあります
  • 固定資産税や住民税等を滞納していないこと(前年度の納税証明書の写しを提出)
  • 設置した機器は5年間維持管理すること。助成金額は1,000円未満切り捨て、申請者は大企業者でないこと
⚠️ 制度名は「改修等助成」。新設が対象になるかは事前相談が必須です
区の共通要件に「既存の対象機器等の改修で、従来の機器等と比較しエネルギー使用量が増えないこと」とあります。制度名も「省エネルギー改修等助成制度」です。
一方で助成メニューには蓄電システムが明記されており、新設が想定されていないわけでもありません。区は注意事項の1番目に「改修計画(予定機器等)が助成対象か事前に相談してください」と明記しています。
ご自宅のケースが対象になるかは、見積もりを取る前に環境政策課エネルギー対策係(03-5211-4256)へ直接確認してください。

国の蓄電池補助は終了しています

⚠️ 「国からも補助が出ます」は誤りです
国の「DR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正 家庭用蓄電システム導入支援事業)」は、2026年5月29日に予算到達で公募を終了しました。現時点で再開の案内は出ていません。
2026年度に使えるのは東京都と千代田区の2つです。「国・都・区の3本立てで補助が出ます」と説明された場合、その業者の情報は少なくとも数か月遅れています。
なお東京都には、国とは別にDR実証への参加による加算があります(機器を設置する場合15万円/台、設置しない場合10万円/台)。参加条件は業者に確認してください。
📋 参照元:クール・ネット東京 https://www.tokyo-co2down.jp//千代田区「令和8年度千代田区省エネルギー改修等助成制度」

補助金適用後の「実質自己負担額」シミュレーション4パターン

「補助金が多いのはわかった。で、結局いくら払えばいいの?」という疑問に、ケース別で答えます。

パターン1:既存住宅に蓄電池のみを導入

太陽光なしで蓄電池だけを設置するケースです。

項目9.9kWhモデル(例)6.0kWhモデル(例)
本体+工事費(目安)約220万円約160万円
東京都(10万円/kWh)▲99万円▲60万円
千代田区(対象経費の20%)▲44万円▲32万円
実質自己負担額(目安)約77万円約68万円

※太陽光発電がない場合、東京都の助成を受けるには「再生可能エネルギー電力メニュー」への契約が条件になります。電力会社のプランを切り替えるだけで対象になるため、業者に相談してください。

パターン2:既存住宅に太陽光発電+蓄電池をセット導入

太陽光がなかった既存住宅に、太陽光と蓄電池を同時設置するケースです。千代田区では、このパターンが最も合理的になります。区の助成が金額連動なので、合計額の20%が一度に出るためです。

項目4kW太陽光+9.9kWh蓄電池の例
本体+工事費合計(目安)約390万円
東京都・太陽光(12万円/kW×4kW)▲48万円
東京都・蓄電池(10万円/kWh×9.9kWh)▲99万円
千代田区(390万円×20%)▲78万円
助成合計▲225万円
実質自己負担額(目安)約165万円(業者・仕様により変動)

蓄電池だけなら区の助成は44万円ですが、太陽光と合わせれば78万円。差額の34万円は、別々に申請しても手に入りません(年度内1回のため)。同じ年度に両方を検討しているなら、まとめて1申請にするのが正解です。

なお太陽光を4kWにしているのには理由があります。都の太陽光助成は3.0kWで上限45万円に達し、3.75kWまで横ばい。3.75kWを超えると12万円/kWに切り替わって再び増えていきます。3.0〜3.75kWの区間は都の助成が増えないので、屋根が許すなら超えたほうが有利です。

パターン3:新築住宅への導入

東京都の蓄電池助成は新築でも既存住宅と同じ10万円/kWh・上限120万円です。太陽光は新築だと単価が下がり、3.6kW以下で12万円/kW(上限36万円)、3.6kW超で10万円/kWとなります。

ただし千代田区の助成は「区内の既存建物」が対象で、共通要件にも「既存の対象機器等の改修」とあります。新築のケースが対象になるかは、着工前に必ず区へ確認してください。

なお東京都の設置義務は、都内への供給延床面積が一定規模以上の大手住宅供給事業者に課されているものです。家を建てる個人に義務が生じるわけではありません。

パターン4:マンション・集合住宅への導入

千代田区は専有部(住宅)と共用部で区分が分かれています。共用部の申請者は管理者または管理組合等で、上限合計額は総戸数に応じて150万円(〜100戸)/300万円(101〜200戸)/450万円(201戸〜)。蓄電システムは共用部でも対象経費の20%です。

共用部の申請には省エネ改修等に係る議決書の写しなどが必要で、法人・管理組合の場合は「ちよエコ未来企業宣言/ちよエコ未来事業者宣言」への登録も求められます。合意形成に時間がかかるため、早めの相談をおすすめします。

東京都の助成にも管理組合等を対象とする区分がありますが、適用される助成率や上限は設置形態によって異なります。着工前にクール・ネット東京へ直接確認してください。

⚠️「実質0円」は稀なケース。誇大広告に注意
「補助金を使えば実質0円で設置できる」というセールストークがありますが、助成だけで設置費用が完全にゼロになるケースは非常に稀です。
加えて千代田区は一括支払いが原則です。「初期費用0円・月々◯円」という提案は、区の要件と衝突する可能性があります。
また令和8年度から、東京都は実績報告時に金融機関発行の証明書等の提出を必須としており、現金手渡しでの支払いは認められません。キャッシュバック・商品券・ポイントによる還元は助成対象経費から除外され、契約書の内訳に還元予定額を記載する必要があります。「0円」と言われたら、どの費用が残るのかを必ず書面で確認してください。

【千代田区】おすすめ蓄電池業者

ENECO(えねこ)

ENECO(えねこ)のおすすめポイント
  • 初期費用0円の導入支援
  • 東京都の補助金制度を活用した提案が可
  • 電気代対策の無料シミュレーション対応
  • 期間限定・キャンペーンの実施あり
  • 現地サポート・導入ステップが分かりやすい

ENECO(えねこ)は、東京都および各自治体の補助金制度を最大限に活用し、太陽光発電・蓄電池の導入負担を大幅に抑える提案を行います。
補助金条件を満たす場合には、税抜0円を最低価格とした導入プランの提案が可能で、提携ローンを活用すれば初期費用0円からの導入にも対応しています。

また、70歳以上の方からの申し込みにも対応しており、現金払いの場合は東京都補助金全額保証制度を用意するなど、幅広い世代が安心して検討できる仕組みが整えられています。
煩雑になりがちな補助金申請手続きはすべて無償で代行。設置後も、回数制限のない永年サポート保証により、長期的なアフターフォローを受けられる点も特徴です。

さらに、家庭ごとの電気使用量やライフスタイルに合わせた無料の光熱費コンサルティングを実施し、導入後の暮らし全体の最適化までサポートしています。

ENECOの基本情報

運営会社名株式会社えねこ
本社所在地東京都渋谷区渋谷二丁目10番15号 S-Frontier渋谷青山通り 4階
事業内容太陽光発電システムの提案・販売 / 蓄電池システムの提案・販売 / エネルギーコンサルティング事業 / 補助金活用支援サービス
対応エリア東京都全域
補助金サポートあり
保証・アフターサポートあり
主要取引先・提携メーカーシャープ / パナソニック / 京セラ / カナディアンソーラー / 長州産業等
支払い方法現金払い / 提携ローン利用可能(初期費用0円プラン対応)

ECODA

ECODAのおすすめポイント
  • 補助金最大617万円の実績あり(※2025年実績に基づく)
  • 初期費用0円&分割払いで設置可(※当社提携ローン使用の場合・自家消費の削減金額含む)
  • 最長20年間の安心補償あり(機種による)※メーカーにより保証年数・補償内容は異なります。

ECODAは、東京都渋谷区に本社を置く、株式会社ECODAが運営する太陽光発電設置業者です。施工実績3,000件以上、補助金実績2,000件以上の実績を持ちます。

Googleでの口コミは4.6と高く、担当者の知識や補助金サポートに関しても良い評判があるので信頼性があります。専門スタッフによる電話サポートは毎日10:00〜20:00まで対応。無料相談が可能です。

東京都の場合、3年ごとの定期メンテナンスが受けられるなど、太陽光発電システムの導入後も長期にわたるアフターフォローが充実しています。

ECODAの基本情報

運営会社名株式会社ECODA
本社所在地東京都渋谷区渋谷2-3-5  COERU渋谷二丁目4F
事業内容エネルギー事業(蓄電池、太陽光発電、オール電化、V2H設置)
対応エリア東京都全域
補助金サポートあり
保証・アフターサポート商品保証:5~20年、自然災害補償:最長10年間、施工保証:5年間、遠隔監視サービス、定期点検など。※メーカーにより保証年数・補償内容は異なります。
主要取引先・提携メーカーニチコン、オムロン、ダイヤゼブラ電機、シャープ、京セラ等
許認可・登録情報記載なし
支払い方法現金一括払い、提携ローン

ECODAの口コミ・評判

ECODAさんで、蓄電池と太陽光を同時に購入しました。補助金申請はもちろん、売電申請もお任せできたので、面倒な手続きをしなくて済みました。ECODAさんには大変お世話になり、感謝しています。

引用:Googleマップ

ECODAさんに相談し、東京都で蓄電池の補助金が300万円近く出ることを知り、お任せすることにしました。見積もり依頼後の返信も他社より早く、価格も相場と相違ないので満足しています。アフターフォローもあるので安心です。
※各家庭の大きさ、使用状況によって異なります。
※2025年実績に基づく※各家庭の大きさ、使用状況によって異なります

引用:Googleマップ

省エネタイガー

※基本料金はかかります。

省エネタイガーのおすすめポイント
  • 補助金申請成功実績100% ※省エネタイガーで審査を通した場合2024年1月~8月
  • 累計導入数3000件以上の信頼性
  • 国内外の幅広いメーカーから選べる
  • 2年ごとの定期点検とパネル洗浄
  • 購入後も万全のアフターサービス

省エネタイガーは、太陽光発電と家庭用蓄電池の導入を専門とする、実績豊富なエキスパート企業です。

最大の強みは、累計導入数3000件以上という信頼性。さらに、複雑な行政手続きである補助金申請においては成功実績100%を誇り、お客様の金銭的・精神的な負担を徹底的に軽減します。
※省エネタイガーで審査を通した場合2024年1月~8月

国内外の多様なメーカー製品を取り扱うため、お客様の住宅環境に最適なシステムを柔軟に提案可能です。

導入して終わりではなく、2年ごとの定期点検とパネル洗浄サービスを含む万全のアフターサポート体制を提供。電気代の削減、停電時の安心、住宅の資産価値向上といったメリットを、長期にわたり支えます。

「安心価格」と「長期サポート」で、省エネ生活を強力にバックアップします。

省エネタイガーの基本情報

運営会社名株式会社PFA
本社所在地東京都西東京市住吉町5丁目11-23
事業内容太陽光発電システムサービス・蓄電池システムサービス・エコキュートシステムサービスなど
対応エリア東京都全域
補助金サポートあり
保証・アフターサポートあり
主要取引先・提携メーカーシャープ、パナソニック、カナディアンソーラー、京セラ、長州産業等
支払い方法記載なし(提携ローン使用可能)

節電プロ

※当社提携ローン使用の場合

節電プロのおすすめポイント
  • 東京都の補助金申請成功実績100%
  • 初期費用や電気工事費申請費用が0円※当社提携ローン使用の場合
  • 2014年から太陽光、蓄電池事業を継続

節電プロは、東京都足立区に本社を置く、ビーシーエスジャパン株式会社が運営する蓄電池設置業者です。

メーカー直接取引を行う貿易事業部があるのが特徴的で、他社よりも安い提案に強みをもっています。補助金サポートも行っています。

機種にもよりますが、最長20年間の保証※1があり、設置後のメンテナンス費用も対象となります。

施工会社としての側面もあり、屋根修理や外壁塗装を同時に行える点がメリットです。
※1 メーカーにより保証年数・補償内容は異なります。

「⚠所有の一戸建てではない(賃貸、マンションタイプは対象外)」
「⚠現在太陽光をリースで契約中」

節電プロの基本情報

運営会社名節電プロ株式会社
本社所在地東京都足立区東伊興1-16-6 セスコビル1F
事業内容蓄電池・太陽光発電の販売・工事、太陽光関連商材の貿易
対応エリア東京都全域
補助金サポートあり
保証・アフターサポート商品保証:最長20年、無料メンテナンス:15年間、災害補償あり
※ メーカーにより保証年数・補償内容は異なります。
主要取引先・提携メーカー記載なし
許認可・登録情報宅地建物取引業:東京都知事(2)第97024号一般建設業許可:東京都知事許可(般-2)第152705号
支払い方法現金一括払い、ローン

省エネタイガー

※基本料金はかかります。

省エネタイガーのおすすめポイント
  • 補助金申請成功実績100% ※省エネタイガーで審査を通した場合2024年1月~8月
  • 累計導入数3000件以上の信頼性
  • 国内外の幅広いメーカーから選べる
  • 2年ごとの定期点検とパネル洗浄
  • 購入後も万全のアフターサービス

省エネタイガーは、太陽光発電と家庭用蓄電池の導入を専門とする、実績豊富なエキスパート企業です。

最大の強みは、累計導入数3000件以上という信頼性。さらに、複雑な行政手続きである補助金申請においては成功実績100%を誇り、お客様の金銭的・精神的な負担を徹底的に軽減します。
※省エネタイガーで審査を通した場合2024年1月~8月

国内外の多様なメーカー製品を取り扱うため、お客様の住宅環境に最適なシステムを柔軟に提案可能です。

導入して終わりではなく、2年ごとの定期点検とパネル洗浄サービスを含む万全のアフターサポート体制を提供。電気代の削減、停電時の安心、住宅の資産価値向上といったメリットを、長期にわたり支えます。

「安心価格」と「長期サポート」で、省エネ生活を強力にバックアップします。

省エネタイガーの基本情報

運営会社名株式会社PFA
本社所在地東京都西東京市住吉町5丁目11-23
事業内容太陽光発電システムサービス・蓄電池システムサービス・エコキュートシステムサービスなど
対応エリア東京都全域
補助金サポートあり
保証・アフターサポートあり
主要取引先・提携メーカーシャープ、パナソニック、カナディアンソーラー、京セラ、長州産業等
支払い方法記載なし(提携ローン使用可能)

タイナビ蓄電池

タイナビ蓄電池のおすすめポイント
  • 蓄電池一括見積もりで安い業者が見つかる
  • 最大5社の見積もりが比較できる
  • メーカー希望小売価格の半額以下で導入可

タイナビ蓄電池は、東京都品川区に本社を置く、株式会社グッドフェローズが運営する、蓄電池業者一括見積もり業者です。

一括見積もりでは、これまでに京セラやニチコン、オムロンなどのメーカーの設置実績があり、相場は80~200万円程度となっています。最大5社の見積もりが一度に比較できるので、蓄電池設置費用がもっとも安い業者を見つけることが可能です。

太陽光パネルとセットで見積もり依頼を行うこともできます。

タイナビ蓄電池の基本情報

運営会社名株式会社グッドフェローズ
本社所在地東京都品川区西五反田7-13-5 DK五反田ビル8階
事業内容エネルギーメディア事業(蓄電池・太陽光発電・風力発電の一括見積もりサイト運営)
対応エリア東京都全域・全国対応
補助金サポート業者によって異なる
保証・アフターサポート商品保証は基本あり、施工保証・メンテナンス・災害補償は業者によって異なる
主要取引先・提携メーカー株式会社NTTスマイルエナジー、株式会社ミツウロコ、イーゲート株式会社、株式会社明成商会、四国電力株式会社
許認可・登録情報記載なし
支払い方法業者によって異なる

エコ発電本舗

エコ発電本舗のおすすめポイント
  • 創業から50年以上の老舗業者
  • 施工保証が業界最長クラスの15年間
  • 蓄電池と太陽光の15メーカーを取り扱い

エコ発電本舗は、東京都豊島区に本社を置く、蓄電池・太陽光発電の販売および設置業者です。

昭和44年創業で50年以上営業しており、サイトの利用者は月間12万人と信頼性の高さがうかがえます。

蓄電池設置は、自社とメーカー推奨の提携業者で行っており、迅速な対応を強みとしています。

蓄電池本体に最長15年間の保証がつき、施工保証も業界最長クラスの15年間です。全国の工事業者と提携しているので、充実したアフターサポートが受けられます。

エコ発電本舗の基本情報

運営会社名株式会社ゼロホーム
本社所在地東京都豊島区西池袋5丁目13-12MKビル5F
事業内容太陽光発電・蓄電池・V2Hの販売施工、電気工事、屋根工事全般
対応エリア東京都全域・全国対応(北海道のみ対象外)
補助金サポートあり
保証・アフターサポート商品保証:最長15年間、容量保証:最長15年間、災害補償:最長15年間、施工保証:最長15年間
主要取引先・提携メーカーテスラ、ニチコン、パナソニック、シャープ、長州産業、ソーラーフロンティア、三菱電機、東芝、京セラ、ハンファQセルズジャパン、カナディアンソーラー、サンテックパワー、ダイキン、日立、日本電気
許認可・登録情報太陽光発電アドバーザー、二級建築士、一級建築施工管理技士ほか
支払い方法記載なし

グリエネ

グリエネのおすすめポイント
  • 最大5社の見積もりが一括で比較できる
  • 40社以上の業者と提携
  • 累計利用者数は10万人以上

グリエネは、蓄電池設置や太陽光システム設置業者の無料一括見積もりサービスを提供する業者です。

登録している業者は全国に450社あり、その中から最適な業者を紹介してもらえます。工事保険に加入している・過去2年間法的処置なし・財務状況健全という3つの基準をクリアした業者のみなので不安要素は最小限です。

通常の一括見積もりサービスとは異なり、事前にカスタマーサポートが個別にヒアリングを行うため、業者からの営業電話に悩む心配がありません。

グリエネの基本情報

運営会社名株式会社じげん
本社所在地東京都港区虎ノ門3-4-8
事業内容ライフサービスプラットフォーム事業
対応エリア東京都全域・東海・関西
補助金サポートサポートありの業者紹介可
保証・アフターサポート業者によって異なる
主要取引先・提携メーカー記載なし
許認可・登録情報東京証券取引所・プライム市場(証券コード:3679) 
支払い方法業者によって異なる

ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズのおすすめポイント
  • 蓄電池一括見積もりで安い業者が見つかる
  • 累計利用者数は17万人以上
  • 独自の審査基準をクリアした業者のみ

ソーラーパートナーズは、東京都新宿区に本社を置く、蓄電池業者一括見積もり業者です。

蓄電池主要メーカーも加盟する太陽光発電協会(JPEA)の加盟企業なので安心感があります。

提携するのは、自社一貫施工・施工実績100棟以上・メーカー保証と工事保証ありなど7つの審査基準を満たす業者のみです。

独自のあんしん完了保証があり、ソーラーパートナーズを介して契約した場合、工事の完了が保証されます。工事代金を支払えば、必ず蓄電池設置をしてもらえるのでリスクは最小限に抑えられます。

ソーラーパートナーズの基本情報

運営会社名株式会社ソーラーパートナーズ
本社所在地東京都新宿区新宿5-18-20 新宿オミビル4F
事業内容太陽光発電と蓄電池の工事会社ネットワーク運営事業
対応エリア東京都他、全国対応
補助金サポート業者によって異なる
保証・アフターサポート独自のあんしん完了保証(代金支払い後の工事完了を保証)
主要取引先・提携メーカー記載なし
許認可・登録情報建設業許可番号:東京都知事許可(般-4) 第138314号電気工事業届出番号:東京都知事届出 第2910275号
支払い方法業者によって異なる

千代田区に拠点を置く事業者

参考として、千代田区内に本社を置く太陽光・蓄電池関連の事業者を挙げます。個人住宅への対応可否や施工エリアは各社で異なるため、問い合わせのうえご確認ください。

株式会社サンドリア

所在地〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-9 大新ビル3階
電話番号03-5217-0330
代表者宗村 森信

株式会社アドバンス

所在地〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-16-5 ヒューリック神田ビル9階
電話番号03-6262-9041
代表者渋谷 君美義

千代田区で蓄電池業者を見抜く3つのチェックポイント

蓄電池は高額な設備であり、その後の安心感は業者選びにかかっています。千代田区で失敗しないために、以下の3点を最優先で確認しましょう。

1.支払い方法が区の要件に合っているか
千代田区で最も見落とされやすいのがここです。
一括支払いに対応できるか: 区の要件は「一括支払いであること(工事完了までに全額が支払われる場合は割賦も可)」。長期ローンは要件を満たさない可能性があります。
「初期費用0円」の提案: 魅力的に見えても、区の助成が使えなくなれば意味がありません。どちらが得かを金額で比較してください。

2.見積書に内訳書が付くか
千代田区の助成は対象経費の20%で計算されます。どこまでが対象経費かを切り分けられない見積書では申請できません。
提出書類の指定: 区は「改修工事等に係る見積書およびその内訳書」を求めています。「一式」表記では受け付けられません。
機器費の単価: 東京都の助成には「機器費が1kWhあたり20万円以下」という上限要件があります。これを超える見積もりは都の対象外です。

3.保証が5年間の維持管理義務をカバーできるか
区は「改修等した省エネ機器等は、5年間維持管理してください」としています。
保証年数: この期間に故障や撤去が起きると助成の条件に抵触する恐れがあります。工事保証・メーカー保証が5年以上あるかを書面で確認してください。
不交付リスクの説明: 東京都は申請の不備や要件不充足による不交付の損失は申請者が負担すると明記しています。これを説明してくれるかは誠実さの目安になります。

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補助対象となる人・住宅の条件は?チェックポイント

「うちも助成をもらえるのかな?」と気になりますよね。都と区で要件が違うため、分けて整理します。

東京都の主な要件

SII(環境共創イニシアチブ)に登録された機器であること
 令和8年10月1日以降の事前申込分は、SIIが令和8年度の登録済製品一覧に登録した機器のみが対象です。
太陽光を設置済みか同時設置、または再エネ電力メニューを契約すること
 太陽光がなくても、電力プランの切り替えで対象になります。
未使用品であり、機器費が1kWhあたり20万円以下であること
契約前に事前申込を済ませていること(令和8年5月29日開始)

千代田区の主な要件

  • 区内の既存建物の所有者(区分所有を含む)、または所有者の承諾を得ている者(区民要件はありません)
  • 同一年度に同一の建築物で、本助成制度の助成を受けていないこと(申請は年度内1回)
  • 固定資産税や住民税等を滞納していないこと
  • 未使用の機器等に改修すること/既存の対象機器等の改修で、従来の機器等と比較しエネルギー使用量が増えないこと
  • 建物の改修や取付工事等をまだ実施していないこと(交付決定通知の受領後に着工)
  • 助成対象者が自ら取り付けたものでないこと(施工業者が行うこと)/申請者は大企業者でないこと
  • 一括支払いであること(工事完了までに全額が支払われる場合は割賦も可)
  • ちよエコ宣言を行っていること(対象外となる場合は除く)

来庁される際は必ず事前予約が必要です。ご自身のケースが対象になるかは、設置業者と千代田区の環境政策課エネルギー対策係(03-5211-4256)の両方に確認するのが最も確実です。

東京都特有の住宅事情と蓄電池選びの注意点

狭小地・都市型住宅でも設置できる?

東京の住宅は狭小地や3階建てが多く、「蓄電池を置くスペースがない」という不安を持つ方も多いです。しかし近年は奥行き15cm程度のスリムな壁掛けタイプも普及しており、屋内の廊下脇や外壁への設置が可能です。シャープや長州産業の一部モデルは壁掛け・スリム設計で東京の狭小住宅に向いています。

2025年4月スタート「新築への太陽光設置義務化」との関係

東京都は2025年4月から、大手ハウスメーカー等が供給する延床面積2,000㎡未満の新築建物に太陽光発電システムの設置を義務化しました。対象となる新築住宅を購入する方は、太陽光パネルとセットで蓄電池も初期設置することを強くおすすめします。初期設置時は後付けより設置コストが低く抑えられ、補助金も同時申請できます。

マンション居住者の注意点

分譲マンションに住んでいる場合、個人で蓄電池を設置できるのは「専有部分(室内)」のみです。共用廊下や機械室への設置は管理組合の決議が必要になります。現状では戸建て住宅と比べて導入の自由度が低いため、まず管理組合に相談し、対応可能な業者を探すことが先決です。

📋 参照元:東京都環境局「令和7年度建築物環境計画書制度(太陽光設置義務化)」https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/ / 東京都「ゼロエミッション東京戦略」https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/zeroemi_strategy.html

最適な蓄電池の選び方【メーカー・機種比較】

初心者の方でも安心して選べるように、ご家庭に合った蓄電池を選ぶ3つのポイントと、主要メーカーの特徴を解説します。

ポイント1:容量(kWh)|12kWhを超えても区の20%は効き続ける

東京都の助成は12kWhで上限120万円に到達し、それ以上は増えません。多くの区では区の助成にも上限があるため、12kWh超は実質的に全額自己負担になります。

千代田区は違います。助成が金額連動なので、12kWhを超えて容量を増やしても、増えた分の20%は出続けます(住宅の合算上限100万円に達しないかぎり)。大容量を検討している世帯にとっては、他区より条件がよくなります。

もっとも、助成が増えても本体価格も上がります。実際の使用量に合わない大容量は、使い切れないまま劣化していくだけです。生活パターンから逆算しましょう。

  • 容量の目安:
    • 日中不在が多い家庭
      4〜6kWh程度でも、夜間に使う電気は十分にまかなえることが多いです。
    • 日中も在宅者がいるご家庭
      7〜10kWh程度の中容量クラス。日中のエアコン使用も考慮すると安心です。
    • オール電化や電気使用量が多いご家庭
      10kWh以上。都の助成が上限に達する12kWhまでは、増設分の助成効率がとくによくなります。

まずは毎月の検針票を見て、1日あたりの使用量を把握してから業者に相談してください。

ポイント2:機能性|停電時に使える電気の範囲を確認

  • 停電対応タイプ:
    • 特定負荷型
      冷蔵庫や照明など、あらかじめ指定した一部のコンセントだけが使えるタイプ。価格は比較的安価です。
    • 全負荷型
      停電時でも家中の電気がほぼ通常どおり使えるタイプ。200VのエアコンやIHにも対応でき、価格はやや高めです。

千代田区は神田川版と荒川版で、浸水継続時間の尺度がまったく違います。神田川・日本橋川は数時間で水が引くと想定されている一方、荒川の堤防決壊はより長期化します。自宅がどちらの想定に入るかによって、必要な容量の考え方が変わります。

ポイント3:設置場所|千代田区は屋外スペースが限られる

蓄電池は屋外設置が基本ですが、機種によっては屋内設置に対応するものもあります。千代田区は建物が密集し敷地に余裕のないケースが多いため、設置スペースの制約から機種が絞られることがあります。加えて浸水想定区域では、本体やパワコンをできるだけ高い位置に設置できるかも確認してください。

主要メーカーの特徴比較表

メーカー名特徴こんな方におすすめ
パナソニック HEMS連携・高信頼性スマートホーム化を考えている方
シャープ自動最適化・太陽光と相性がよいシャープ製太陽光パネルを設置済みの方
ニチコンV2H対応・容量の選択肢が広いEV所有または購入予定の方
長州産業コンパクト・保証が手厚い設置場所が限られる方

初期費用だけでなく、長期的な維持費も考慮が必要です

  • 寿命は約10〜15年
    多くのメーカーが10年以上の長期保証を提供しており、期間内の故障は無償対応されることが一般的です。
  • 5年間の維持管理義務があります
    千代田区の助成を受けた機器は5年間維持管理する必要があります。この期間の故障・撤去は条件に抵触する恐れがあります。
  • パワーコンディショナの交換費用
    10〜15年で寿命を迎え、交換費用は10〜20万円程度が目安。東京都にはパワコン更新補助(対象経費の1/2・上限10万円/台)があります。
  • 日常メンテナンスは基本不要
    ただし、数年に一度の専門点検が推奨される場合もあります。

>>おすすめの蓄電池業者はこちら

家庭用蓄電池の価格は容量でどう変わる?

家庭用蓄電池の1kWhあたりの価格相場は、おおよそ10万円~20万円程度とされています。ただし、容量が小さいほど1kWhあたりの単価が高くなる傾向があります。

【容量別】家庭用蓄電池の料金目安

容量導入目的の目安本体価格の目安工事費込みの総額目安
4~5 少人数世帯・非常時対策向け約60万~90万約80万~150万
5~102~4人家族、電気代削減・災害対策約70万~130万約100万~200万
10~オール電化、長期停電対策向け約130万~300万以上約160万~400万以上
容量単位:kWh

価格に影響する主な要因

  • 蓄電容量
    容量が大きいほど価格は高くなりますが、1kWhあたりの単価は安くなる傾向があります。
  • メーカー・ブランド
    国内大手メーカーや老舗メーカーの製品は、信頼性やサポート体制が手厚い分、価格が高めになる傾向があります。
  • 機能
    • ハイブリッド型: 太陽光発電と連携するため、単機能型よりも高価です。
    • 全負荷対応: 停電時に家全体に給電できるタイプは、特定負荷型よりも高価です。
    • V2H連携: 電気自動車と連携できるV2Hシステムは、さらに高価になります。
  • 工事費用
    設置場所の状況(屋内・屋外、配線の長さ、基礎工事の有無など)によって変動します。一般的に20万円~30万円程度が目安ですが、複雑な工事が必要な場合はさらに高くなることがあります。

蓄電池を設置するメリットとデメリット

メリット

電気料金の削減

太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、日中に発電した余剰電力を蓄えて夜間に使用したり、深夜の安価な電力を蓄電池に充電して昼間に活用することが可能になります。これにより、電力会社から購入する電気の量を大幅に減らすことができ、毎月の電気代の節約につながります。

災害時の安心感

停電時でも蓄電池に蓄えた電力を使えば、照明・冷蔵庫・通信機器などの生活必需品を稼働できます。太陽光発電があれば、日中に充電できるため、長期の停電にも対応可能です。

環境への貢献

太陽光発電で生み出した再生可能エネルギーを自家消費することで、電力会社からの購入量を減らし、CO₂排出の削減につながります。家庭単位でも、持続可能な社会づくりに貢献できます。

デメリット

初期費用が高額になりやすい

本体価格と設置工事費を含めると、一般的に100万円以上かかるケースが多く、容量や機能によってさらに高額になることも。補助金制度の活用で負担を軽減できます。

寿命があるため買い替えの可能性も

蓄電池は「サイクル数」と「使用年数」で寿命が決まり、通常10〜20年ほどで容量が低下します。長期使用を前提に、保証期間や耐久性も確認しておくことが重要です。

設置スペースの確保が必要

屋内外に一定のスペースが必要で、設置場所は騒音・温度・湿度などの環境条件も考慮する必要があります。

太陽光発電と蓄電池はセット導入すべき?メリット・デメリット

太陽光発電と蓄電池は、必ずしも同時に導入しなければならないわけではありませんが、セットで導入することで得られるメリットは非常に大きく、近年ではその組み合わせが強く推奨されるケースが増えています。

特に、FIT制度(固定価格買取制度)の終了に伴い、売電単価が大幅に下がった家庭では、「発電した電気を売る」よりも「蓄えて自家消費する」方が、経済的に有利な選択となっています。こうした背景から、蓄電池の導入は、太陽光発電の価値を最大限に活かすための不可欠な設備として注目されており、電力の自給自足を目指す家庭にとっては、非常に理にかなった選択肢と言えるでしょう。

太陽光+蓄電池をセット導入するメリット

  1. 自家消費の最大化と電気代の削減
    日中に太陽光で発電した電力を家庭内で優先的に使用し、余剰分は蓄電池に貯めることで、電力会社からの購入量を減らし、電気代の大幅な削減が可能になります。
  2. 災害時の備えとしての安心感
    停電が発生しても、蓄電池に蓄えた電力を活用することで、照明・冷蔵庫・通信機器など、生活に必要な家電を継続して使用でき、非常時の安心感が得られます。
  3. 経済的な効率向上
    • 卒FIT後の対策: 売電単価が下がった現在では、発電した電気を「売る」よりも「貯めて使う」方が経済的に有利です。
    • 電気料金プランの活用: 深夜の安価な電力を蓄電池に充電し、日中の高単価時間帯に使用する「ピークシフト」によって、さらなる電気代削減が期待できます。
  4. 工事費用・設置スペースの効率化
    太陽光発電と蓄電池を同時に導入することで、工事を一括で行えるため、個別設置よりも費用を抑えられるケースがあります。さらに、ハイブリッド型蓄電池を選べば、太陽光と蓄電池のパワーコンディショナーを一体化でき、設置スペースの節約にもつながります。

太陽光+蓄電池をセット導入する際のデメリット

  • 初期費用の増加
    太陽光発電のみの導入に比べて、蓄電池の分だけ初期投資が高くなります。
  • 設置スペースの確保
    蓄電池本体の設置場所を屋内外に確保する必要があり、住宅の構造や敷地条件によっては制約が生じることもあります。
  • 投資回収までに時間がかかる可能性
    費用対効果を厳密に試算すると、蓄電池の導入費用を回収するまでに長期間を要するケースもあります。ただし、災害時の電力確保や、将来的な電気料金の高騰リスクへの備えといった「金銭以外の価値」も重要な判断材料となります。

耐用年数・寿命はどれくらいあるの?

蓄電池の寿命は「サイクル数」の他に、物理的な「期間」でも考えられます。メーカーが保証する期間を目安にするのが一般的です。

【種類別】家庭用蓄電池の耐用年数

種類サイクル数の目安使用期間の目安
リチウムイオン
電池
6,000~12,000回15年~20年程度
鉛蓄電池500~3,000回3年~15年程度
ニッケル水素電池2,000回5年~7年程度

現在、家庭用蓄電池の主流はリチウムイオン電池(使用期間の目安: 15年~20年程度)であり、その中でも「リン酸鉄リチウムイオン電池」は、高い安全性と長い寿命が特徴です。

補助金申請から蓄電池設置までの全流れ

手続きの多くは設置業者がサポートしてくれますが、千代田区は工事が終わったあとにも「1年間の宿題」が残ります。全体像を把握しておきましょう。

STEP
区への事前相談・業者への見積もり依頼

区は注意事項の1番目に「改修計画(予定機器等)が助成対象か事前に相談してください」と明記しています。制度名が「改修等助成」であることも踏まえ、ご自宅のケースが対象になるかを先に確認してください。

あわせて業者に見積もりを依頼します。見積書には必ず内訳書を付けてもらってください。「一式」表記では区に申請できません。この段階で「ちよエコヒーロー宣言」の登録も済ませておきます。

STEP
東京都に事前申込/千代田区に交付申請

東京都は契約前の事前申込が必須です(令和8年度は5月29日に開始)。千代田区へは工事着工前に助成金交付申請書と必要書類を提出します。

区への提出書類は、交付申請書、チェックリスト、見積書および内訳書、機器の仕様・型番がわかるパンフレット、前年度の固定資産税等の納税証明書の写し、ちよエコ宣言の登録がわかる書類など。申請者が所有者でない場合や共同所有の場合は、所有者の承諾書も必要です。

※この時点で「太陽光も入れるか」を決め切っておいてください。年度内1回しか申請できないため、あとから追加できません。

STEP
決定通知の受領・契約・設置工事

区は受付・審査を行い、審査結果を郵送します。決定通知を受領してから工事(購入等)を開始してください。設置工事は通常1〜2日で完了します。

申請後に内容の変更が生じた場合は変更申請が必要です。速やかに区の担当へ連絡してください。

STEP
工事完了報告・助成金の請求

工事および支払終了後、工事完了報告書と必要書類(領収書の写し、納品書・請求内訳書等の写し、改修工事が実施されたことを確認できる写真など)を提出します。窓口または郵送で受け付けられます。

他の助成金と併用した場合は、交付額がわかる確定通知の写しもここで提出します。区が審査して助成額を確定したら、速やかに助成金交付請求書を提出してください。請求書受領後に振り込まれます。請求時の口座名義は申請者名義と同一にしてください。

STEP
1年後の実績報告(千代田区固有)

助成金が振り込まれても手続きは終わりません。工事の前後1年間の電気・ガス等の使用量を記録し、実績報告書を提出する義務があります。

提出期限は、使用量の記録が完了した年度(翌年度)の3月末日まで。工事前の使用量も必要なので、検針票は捨てずに保管しておいてください。あわせて、設置した機器は5年間維持管理する必要があります。

千代田区の停電・防災リスクと蓄電池の必要性

台地と低地で、備えるべきものが違う

千代田区は皇居を中心に、麹町・番町などの台地と、神田・飯田橋・水道橋などの低地が組み合わさった地形です。同じ区内でも、備えるべきリスクの種類が違います。

ハザードマップは「1冊にまとまっている」のが特徴

区は令和3年8月から、風水害(洪水・高潮)ハザードマップと土砂災害ハザードマップをまとめて冊子化し、「千代田区ハザードマップ」として公表しています。冊子は令和3年8月にポスティングで配付され、転入した世帯には転入手続きの際に手渡しされます。

種類 想定と内容
洪水(神田川版) 神田川・日本橋川・隅田川が、想定しうる最大規模の降雨(総雨量690mm・時間最大雨量153mm)で氾濫した場合。浸水の深さ・浸水継続時間・避難方法を記載
洪水(荒川版) 荒川流域の72時間総雨量632mm(1,000年に一回程度)の大雨で堤防が決壊した場合。浸水の深さ・浸水継続時間・避難方法を記載
高潮 令和2年7月に東京都が指定した区域に基づく。東京湾沿岸で想定できる最大規模の高潮による氾濫
土砂災害 令和元年9月26日付で東京都から土砂災害警戒区域等の指定を受けた箇所

注意点がひとつあります。日本橋川の浸水継続時間は公表されていないため、マップにも表示されていません。日本橋川沿いにお住まいの場合、「水が引くまでの時間」の目安が読み取れない点は認識しておいてください。蓄電池の容量を決めるうえでは、この情報の有無が効いてきます。

神田川と荒川では、時間の尺度がまったく違う

  • 神田川・日本橋川:水位の上昇が速く、浸水してから数時間で水が引くと予想されています。区は避難の際に頑強な建物の2階以上へ移る(垂直避難)ことを推奨しています。飯田橋駅・水道橋駅の周辺で想定浸水深が大きくなります
  • 荒川:1,000年に一回程度という極端な規模の想定です。堤防決壊時の浸水は区内東部(神田・秋葉原方面)に及ぶ想定で、神田川とは浸水継続時間の尺度が違います。停電も長期化する前提で備える必要があります
  • 台地(麹町・番町など):水害リスクは相対的に低い一方、台地と低地の境界の急傾斜地には土砂災害警戒区域が指定されています
  • 昼間人口の多さ:千代田区は政治・経済の中枢で、地震停電時には大量の帰宅困難者の発生が想定されます

蓄電池を防災設備として考えるなら、まず自宅が神田川版・荒川版のどちらで浸水想定に入るかを確認し、本体とパワコンの設置位置を業者と相談してください。冊子は各出張所と区役所本庁舎(2階区政情報コーナー、4階災害対策・危機管理課)で配布されています。

出典:千代田区「風水害(洪水・高潮)ハザードマップ」(政策経営部災害対策・危機管理課)

千代田区の電気代事情と節約シミュレーション

電気代の構造

東京電力エリアの電気料金は、基本料金と電力量料金に加えて、燃料費調整額再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)が上乗せされる構造です。

  • 再エネ賦課金は使用量に比例します。単価は年度ごとに経済産業省が算定するため、電気を使うほど負担が増える構造そのものは変わりません。
  • 燃料費調整額は燃料価格に連動します。自分ではコントロールできない変動要因です。
  • 蓄電池と太陽光の自家消費は、この「買う量」自体を減らします。単価の変動に左右されにくくなるのが、節約以上に大きな意味を持ちます。

※電気料金の単価やご家庭の平均額は、契約プラン・世帯人数・時期によって大きく異なります。具体的な金額はお手元の検針票でご確認ください。なお千代田区の助成では、工事前後1年間の使用量記録が必要になります。検針票の保管は制度上も必須です。

世帯タイプ別・節約シミュレーション

太陽光で発電した余剰電力を蓄電池に貯めて夜間に使った場合の、おおまかな節約イメージです(買電単価を約31円/kWhと仮定したモデル試算)。

世帯タイプ 想定 月の節約目安
①夫婦2人 在宅少なめ・5kWh級 月3,000〜5,000円程度
②4人家族 在宅多め・10kWh級 月6,000〜9,000円程度
③オール電化住宅 給湯・調理も電気・10〜15kWh級 月8,000〜12,000円程度
④EV所有世帯 V2H併用・大容量 充電コストの圧縮分だけ効果が上乗せ
  • オール電化住宅は電気依存度が高く、深夜電力プランと蓄電池の組み合わせで節約インパクトが大きくなります。
  • EV所有世帯はV2H(電気自動車を蓄電池代わりに使う仕組み)を組み合わせると、停電時の備えと充電コスト削減を両立できます。
  • 千代田区は建物が密集しており、隣接建物の影で太陽光の発電量が想定を下回るケースがあります。上の表は太陽光が想定どおり発電する前提です。必ず自宅条件での現地調査と試算を業者に依頼してください。

千代田区の卒FIT対策

卒FITとは

住宅用太陽光発電(10kW未満)のFIT(固定価格買取制度)の買取期間は10年間です。期間が終わると「卒FIT」となり、それまでの高い買取単価が使えなくなります。FITは2009年11月に始まったため、2019年以降、卒FITを迎える世帯が毎年増え続けています。

「売る」より「使う」ほうが有利になる

卒FIT後の買取単価は、大手電力会社の標準的なプランでおおむね1kWhあたり10円未満まで下がります。新電力各社が卒FIT向けに提示している単価はこれより高い水準ですが、条件やキャンペーンによって幅があるため、契約前に複数社を比較してください。

一方、電気を「買う」単価は30円前後。10円未満で売るより、30円分を自家消費するほうが有利になります。これが、卒FIT世帯が蓄電池を導入する最大の経済的理由です。

ケース別の考え方

ケース 卒FIT後の考え方
売電を続けたい 新電力の卒FIT向けプランを複数社比較して乗り換える
電気代を下げたい 蓄電池を導入し、余剰電力を自家消費に回す
防災も重視 蓄電池、EVがあればV2Hも併用し、停電時の備えと節約を両立
千代田区民の場合 蓄電池の設置費用の20%が区から出ます。ただし同一年度1回なので、他の省エネ改修も検討しているならまとめて申請する
⚠️ これから新規設置する方へ:24円/kWhは4年間だけです
2025年10月以降に新規設置する住宅用太陽光には「初期投資支援スキーム」が導入され、最初の4年間は売電単価24円/kWhが適用されます。
ただしこれは4年間限定で、5年目以降は大きく下がります。「24円で20年」を前提にした回収シミュレーションは実態と合いません。業者の試算を見るときは、5年目以降の数字を必ず確認してください。

千代田区で蓄電池を導入する場合の費用イメージ

容量別の導入費用と、都・区の助成を適用した後の実質負担のモデル試算です。区の助成は導入費用の20%として計算しています。実際の価格は機種・施工条件・時期によって大きく変動します。

容量 導入費用の目安(工事費込) 東京都 千代田区(20%) 実質負担の目安
5.0kWh 約140〜160万円 ▲50万円 ▲28〜32万円 約58〜78万円
7.0kWh 約160〜190万円 ▲70万円 ▲32〜38万円 約52〜88万円
10.0kWh 約200〜230万円 ▲100万円 ▲40〜46万円 約54〜90万円
12.0kWh 約230〜260万円 ▲120万円(上限到達) ▲46〜52万円 約58〜94万円
15.0kWh 約270〜310万円 ▲120万円 ▲54〜62万円 約88〜136万円
  • 12kWhを超えても、千代田区の20%は効き続けます。都の助成は12kWhで止まりますが、区の助成は金額連動なので増え続けます(住宅の合算上限100万円に達しないかぎり)。大容量を検討する世帯には、他区より有利な設計です。
  • ただし「高い見積もりのほうが得」ではありません。20%が戻っても8割は自己負担です。安い見積もりを選んだほうが手残りは大きくなります。
  • 東京都の助成には機器費が1kWhあたり20万円以下という要件があります。高額機種は都の対象外になる可能性があるため、見積もり段階で確認してください。
  • 都の助成額は「10万円×容量」「助成対象経費(税抜)」「120万円」の最小値で決まります。区の助成額は1,000円未満切り捨て、対象経費は税抜きで計算されます。

千代田区対応の蓄電池業者比較

千代田区で依頼できる業者は、大きく①一括見積もりサイト ②全国対応の販売施工会社 ③地域密着の工務店の3タイプに分かれます。それぞれ長所が異なるため、タイプをまたいで3社以上の相見積もりを取るのが基本です。

タイプ 長所 向いている人 注意点
①一括見積もりサイト 複数社の価格を一度に比較でき、相場感をつかみやすい まず金額の幅を知りたい人 登録後に営業連絡が増える。紹介される業者の質は運営元の審査基準による
②全国対応の販売施工会社 仕入れ規模が大きく価格競争力がある。都の申請代行の実績も多い 価格と手続き代行を重視する人 千代田区の「一括支払い」「年度内1回」「5年間維持管理」に対応できるかを口頭で確認する
③地域密着の工務店 現地の設置環境を把握しやすく、アフター対応が近い 設置スペースや搬入経路に制約がある人 取扱メーカーが限られる場合がある。5年間の維持管理をカバーできる保証体制か確認する

千代田区で業者に確認すべき質問は、他区と少し違います。「工事完了までに全額支払う形にできますか」「見積書に内訳書を付けてもらえますか」「工事保証は5年以上ありますか」の3つです。いずれも区の要件に直結する内容で、即答できるかどうかが制度理解の目安になります。

※本記事は特定の業者を推奨するものではありません。具体的な対応可否・保証内容・施工実績は、各社へ直接お問い合わせのうえご確認ください。

失敗しない見積もりチェックリスト(悪質業者の見分け方)

千代田区民が損をしないために、契約前に必ず確認したい項目です。

  • 相見積もりを最低3社取った(1社だけで即決しない)
  • 「千代田区は最大100万円出ます」という説明に注意(住宅では対象経費500万円が必要で、実務上は届きません)
  • 支払いが「工事完了までに全額」になっているか(区は一括支払いが原則。長期ローンは要件を満たさない可能性があります)
  • 同じ年度に何を申請するかを決め切ったか(同一建物・同一年度で1回のみ。太陽光を先に申請すると蓄電池が申請できません)
  • 見積書に内訳書が付いているか(区は「見積書およびその内訳書」を求めています。「一式」表記では申請できません)
  • 区への事前相談を済ませたか(区は「改修計画が助成対象か事前に相談してください」と明記しています)
  • 「ちよエコヒーロー宣言」の登録を済ませたか(申請時に登録完了がわかる書類が必要です)
  • 工事保証・メーカー保証が5年以上あるか(区は5年間の維持管理を求めています)
  • 「国からも補助が出ます」と言われていないか(国のDR家庭用蓄電池事業は2026年5月29日に公募終了しています)
  • 東京都の事前申込を済ませる前に契約・着工していないか
  • 機器費が1kWhあたり20万円以下か(東京都の助成要件)
  • 設置場所を現地調査で確認しているか(千代田区は建物が密集し、搬入経路や設置スペースが制約になりやすい)
  • 停電時の出力を確認(全負荷型か特定負荷型か)
  • 訪問販売の「今日だけ」「モニター価格」などの即決圧力には応じない(クーリングオフは契約書受領から8日以内)

東京都は申請の不備や要件不充足による不交付の損失は申請者が負担すると明記しています。「業者に任せたから大丈夫」ではなく、最終責任は申請者にあるという前提で書類を確認しましょう。

【容量別】蓄電池設置した体験談

【9.9kWh】太陽光と1回にまとめて申請したら、区の助成が34万円増えた

もともとは蓄電池だけを入れるつもりでした。ところが区の要件を読んでいて、同じ建物では同一年度に1回しか申請できないことに気づきました。

千代田区の助成は対象経費の20%です。蓄電池だけ(220万円)なら44万円ですが、太陽光も一緒に入れて390万円になれば78万円。差は34万円です。しかも蓄電池だけで申請してしまうと、その年度は太陽光で区の助成が受けられません。

結局、太陽光も同時に入れて1回の申請にまとめました。千代田区は「まとめたほうが得」な区です。1kWあたりいくらという区なら別々でもよかったのですが、金額連動型だとこうなります。

【12.0kWh】都の助成が止まったあとも、区の20%は効き続けた

オール電化なので、できるだけ大きい容量にしたいと思っていました。東京都の助成が12kWhで上限120万円に達すると聞いて、そこで頭打ちだと思い込んでいたんです。

ところが千代田区の助成は容量ではなく金額に連動します。つまり12kWhを超えて容量を増やしても、増えた工事費の20%は出続けるということでした。他の区に住む知人は「12kWh超は全額自己負担」と言っていたので、ここは差が出る部分だと思います。

とはいえ、残り8割は自分で払います。助成が出るからといって使い切れない容量を選んでも意味がないので、検針票を見ながら現実的なところに落としました。

【6.0kWh】「初期費用0円」の提案が、区の要件と合わなかった

月々の支払いで導入できるプランを勧められて、そのつもりで進めていました。ところが区の要件に「一括支払いであること(工事完了までに全額が支払われる場合は割賦も可)」とあるのを見つけて、慌てて確認しました。

提案されていたのは長期のローンだったので、工事完了時点では全額が支払われていない形でした。業者に相談して支払い方を組み直し、なんとか要件に収まる形にしてもらっています。

あとから知ったのですが、工事が終わっても前後1年間の電気・ガスの使用量を記録して実績報告書を出す義務が残ります。工事前の分も必要なので、検針票を捨てなくてよかったです。設置した機器を5年間維持管理する条件もあるので、工事保証の年数は契約前に確認しておいたほうがいいと思います。

※上記は制度の要件をもとに構成した想定ケースです。実際の助成額・可否は申請内容や年度の予算状況によって異なります。

博士

ここで一度、整理してみませんか

ここまで読んで、「うちは結局どう判断すればいい?」と少しでも感じた方へ。

蓄電池は 住まいの条件・補助金・見積もり条件で、
“正解”が家庭ごとに変わります。
だから、決める前に「自分の場合」を一度見える化しておくのがいちばん安全です。

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よくある質問

Q 蓄電池の仕組みとは?

A. 蓄電池とは、電気を貯めて必要なときに使えるようにする装置であり、充電と放電を繰り返すことで電力を一時的に保管することができます。

太陽光発電によって生み出された電気や、電力会社の安価な深夜電力を蓄えておくことで、電気料金が高くなる昼間や停電時に活用することが可能となり、電気代の削減や非常時の備えとして大きな効果を発揮します。

Q 蓄電池は元が取れないの?

A. 蓄電池は、導入にかかる費用を電気代の削減額だけで回収するのが難しいケースもあります。特に使用状況や電気料金プランによっては、投資回収までに長い時間を要することもあります。

しかしながら、災害時の電力確保による安心感や、将来的な電気料金の高騰リスクへの備え、さらには再生可能エネルギーの活用による環境貢献など、金銭的価値に換算しにくいメリットも多く存在します。

近年では、蓄電池の価格が徐々に下がり、性能も向上していることから、費用対効果は以前よりも高まっており、導入のハードルも下がりつつあります。とくに東京都は1kWhあたり10万円という全国最高水準の助成を実施しているため、都内での回収期間は他の地域より大幅に短くなります。

Q 災害時や停電時は蓄電池をどう使うの?

A. 停電が発生した際には、蓄電池が自動的に非常用電源へと切り替わり、事前に蓄えておいた電力を使用することができます。

「特定負荷型」の蓄電池であれば、冷蔵庫や照明など、最低限の生活に必要な機器に限定して給電されます。一方、「全負荷型」の蓄電池を導入している場合は、家全体に電力を供給できるため、200VのエアコンやIH調理器なども使用可能です。

災害時には、スマートフォンや情報機器の充電、照明、暖房・冷房、調理など、状況に応じて電力を計画的に使うことが重要となります。限られた電力を有効に活用するためにも、事前の設定と使い方の把握が欠かせません。

Q 設置に必要なスペースや条件は何ですか?

A. 蓄電池を設置する際には、一般的にエアコンの室外機程度のスペースが必要となります。製品によって屋内設置型と屋外設置型があり、屋外に設置する場合には、直射日光が当たらないことや、塩害・積雪などの自然環境に耐えられるかどうかといった条件を事前に確認しておく必要があります。

また、蓄電池は作動時に一定の音が発生するため、寝室の近くや静かな空間のそばへの設置は避けるのが一般的です。設置場所の選定にあたっては、住宅の構造や生活動線も踏まえたうえで、専門業者と相談しながら進めることが望ましいでしょう。

浸水想定区域にお住まいの場合は、蓄電池本体を想定浸水深より高い位置に設置できるかも重要な確認事項です。設置位置によっては、水害時にかえって使えなくなる可能性があります。お住まいの自治体のハザードマップを確認したうえで、現地調査時に相談してください。

Q どれくらいで電気代を節約できますか?

A. 蓄電池によって節約できる金額は、ご家庭の電気使用量や蓄電池の容量、契約している電力会社の料金プランなどによって大きく異なります。

特に太陽光発電と組み合わせて日中の自家消費を増やすことで、月に数千円から1万円以上の電気代を削減できる可能性があります。2026年度の再生可能エネルギー発電促進賦課金は1kWhあたり4.18円と前年度から引き上げられており、「買う電気」の単価そのものが上がっているため、自家消費に回せる量が多いほど効果は大きくなります。

なお、より正確な削減額を把握したい場合は、専門業者に依頼してシミュレーションを行うのが確実です。生活スタイルや設置環境に応じた具体的な試算が得られます。

Q 太陽光発電と蓄電池は一緒に設置した方がいいですか?後から追加することはできますか?

A. 太陽光発電と蓄電池は、できる限りセットで同時に設置することをおすすめします。これは、蓄電池のメリットを最大限に活かすために非常に有効な方法です。

もちろん、後から蓄電池を追加することも可能ですが、その場合は工事が二度手間となるほか、既存の太陽光発電システムとの互換性に問題が生じる可能性もあり、結果として費用や手間が増えるケースがあります。

また区市町村によっては「太陽光の設置済みまたは同時設置」を蓄電池助成の条件にしているところがあり、蓄電池単独では自治体の補助を受けられない場合があります。初期段階で一括導入することで、システム全体の効率性や経済性を高めることができ、受け取れる助成の総額も大きくなります。

Q 蓄電池の設置場所は屋内と屋外どちらがいいですか?

A. 多くの蓄電池は屋外設置に対応しており、屋外設置の方が事例としては多く見られます。屋外なら室内スペースを圧迫せずに済むのが利点ですが、温度変化や塩害・積雪などの影響を受けるため、設置場所の選定には注意が必要です。

屋内設置は気温の変化が少なくバッテリーに優しい反面、十分な設置スペースの確保が必要となります。

Q 蓄電池はリース・レンタル・購入のどれがお得なの?

A.

蓄電池のリース、レンタル、購入のどれがお得かは、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の状況に合わせて選ぶことが重要です。

蓄電池の契約形態ごとの比較

購入リース・レンタル
初期費用高額(本体価格+工事費)不要、または低額
トータル費用長期間使用するほど安くなる傾向がある契約期間によっては購入より総額が高くなる場合がある
補助金国や自治体の助成を自分で申請できる設備を所有する事業者が申請する形になる。自治体によっては対象外
契約期間特になし(自由に買い替え可能)10年など、固定されていることがほとんど途中解約には違約金が発生
機種の
選択肢
自由に選べるメーカーや容量が指定されることが多い
メンテ
ナンス
自己負担月々の料金に含まれていることが多い

初期費用を一時的に抑えたい場合はリースやレンタルも選択肢となりますが、蓄電池は長期的に使用することで大きなメリットを得られる設備です。そのため、補助金制度を賢く活用して初期費用を抑え、「購入」で導入するのが、最も経済的でお得な選択肢と言えるでしょう。

なおリースを助成の対象としている自治体もあり、その場合は「当該年度のリース料合計額」を上限に助成されるケースがあります。お住まいの自治体の要件を確認してください。

Q エアコンは何時間使える?

A. エアコンの消費電力と蓄電池の容量によって変動します。例えば、一般的な家庭用エアコン(500W)を、9.5kWhの蓄電池で動かす場合、理論上は「9.5kWh ÷ 0.5kW = 19時間」使用できます

ただし、実際は変換ロスや他の家電の使用で変動するほか、真夏や真冬の立ち上がり時は消費電力が一時的に大きくなります。200Vのエアコンは特定負荷型では動かせないことが一般的なため、停電時にエアコンを使いたい場合は全負荷型を選ぶ必要があります。あくまで目安として考えましょう。

Q 経済モードと安心モードとグリーンモードの違い

A.

  • 経済モード
    電気代が安い深夜に充電し、高い昼間に放電して電気代を節約するモードです。
  • 安心モード(災害モード)
    災害時に備え、常に一定量の電気を貯めておくモードです。
  • グリーンモード
    太陽光発電で生み出した電気を優先的に使い、再生可能エネルギーの自家消費率を高めるモードです。

製品によって呼び方や機能は異なりますが、ご自身の目的に合わせて使い分けるのが一般的です。卒FIT後は売電単価が大きく下がるため、グリーンモードで自家消費に回すほうが有利になります。

Q 2台設置するメリットは?

A. 蓄電池を2台設置することで、容量を増やし、より多くの電気を貯められますオール電化や電気自動車を使っている家庭、停電時にも家全体を賄いたい場合に有効です。

費用は高くなりますが、大容量蓄電池1台よりも柔軟な設置ができる場合もあります。東京都の助成は容量に単価を掛ける方式のため、容量が増えるほど助成額も積み上がります。ただしDR実証に参加しない場合は上限120万円/戸で頭打ちになるため、大容量を検討するならDR参加の可否を先に確認してください。

Q 蓄電池とエコキュート・エネファームの連携は?

A.

  • エコキュート
    夜間に安い電力で湯を沸かすエコキュートと組み合わせることで、さらに電気代を節約できます。
  • エネファーム
    エネファームは発電もできるため、蓄電池と組み合わせることで、より効率的なエネルギーの自家消費が可能になります。自治体によっては、蓄電池の助成要件である「太陽光との接続」をエネファームで代替できる場合があります。

各機器のメーカーやモデルによって連携できるかどうかが決まるため、事前に確認が必要です。

Q 蓄電池を設置して後悔することはある?

A. 「蓄電池の後悔」としてよく挙げられるのは、「思ったより電気代が減らなかった」「予想外の出費があった」といったケースです。

補助金まわりでは「工事を先に始めてしまって東京都の助成が受けられなくなった」「現金で支払ったため実績報告が認められなかった」という取りこぼしも起こり得ます。令和8年度からは現金取引が対象外になっている点にご注意ください。

後悔しないためには、導入目的を明確にし、複数の業者から見積もりを取り、補助金の申請順序や保証体制までしっかり確認することが大切です。

Q 蓄電池のおすすめメーカーの特徴と価格は?

A. 蓄電池のおすすめメーカーについて、特徴、主力商品、価格の目安をまとめてみました。

【蓄電池】メーカー別の特徴と価格目安

スクロールできます
メーカー主力商品価格の目安特徴
シャープクラウド蓄電池システム(6.5kWh〜)170万円〜
270万円台
AIoT技術で賢く自動制御。容量の増設も可能。太陽光発電との連携に強み。
ニチコンESS-T3X1(14.9kWh)、ESS-U4X1(16.6kWh)170万円〜
250万円台
V2H連携に強く、豊富なラインナップが魅力。国内販売台数トップクラス。
長府工産CPO-150Nなど(5kWh、9.8kWh、15kWh)150万円〜300万円台住宅設備メーカーならではのノウハウ。太陽光発電とのセット提案に強み。
オムロンKP-BU98B-S(9.8kWh)、KP-BU127-B(12.7kWh)150万円〜270万円台コンパクトで設置場所に困らない製品が豊富。高い技術力と信頼性。
長州産業スマートPVマルチ(9.8kWh、16.4kWh)160万円〜300万円台太陽光発電とのセット導入に強み。長期保証が充実。
京セラEnerezza Plus(5.5kWh、11.0kWh、16.5kWh)150万円〜270万円台独自の「クレイ型蓄電池」で高い安全性を実現。太陽光発電との連携もスムーズ。
住友電工POWER DEPO H(12.8kWh)、POWER DEPO V(3.3kWh)200万円〜450万円台電力インフラの技術を応用した高信頼性モデル。大容量・高出力タイプ。
カナディアンソーラーEP Cube(6.6kWh、9.9kWh、13.2kWh)150万円〜250万円台太陽光発電メーカーとして有名。蓄電池と組み合わせてエネルギー管理を最適化。
パナソニック創蓄連携システムS+140万円〜200万円台家電や住宅設備との連携に強み。効率的な創蓄連携システム。
ダイヤゼブラ電機パワースマイル(4.0kWh)、パワーデポV2H(7.2kWh)など120万円〜250万円台産業用から家庭用まで、幅広い蓄電システムを提供。
HUAWEI(ファーウェイ)LUNA2000シリーズ(5kWh、10kWh、15kWh)130万円〜250万円台太陽光発電設備で高い実績。AI技術による効率的なエネルギー管理。
伊藤忠商事複数メーカー製品(例:SMART STAR L)180万円〜300万円台メーカーではなく販売元。業界の主要メーカー製品を幅広く取り扱う。
DMM複数メーカー製品150万円〜300万円台メーカーではなくサービス提供元。「DMMエナジー」として蓄電池の販売・設置・メンテナンスを手掛ける。
ネクストエナジーCIC Sシリーズ(9.8kWh、16.4kWh)など150万円〜280万円台太陽光発電システムの販売施工で実績。蓄電池と合わせたエネルギーソリューションを提供。
テスラPowerwall(13.5kWh)180万円〜200万円デザイン性に優れ、大容量ながら比較的安価。全負荷対応。
※価格は参考価格であり、メーカーや販売店、工事内容によって変動します。詳細な金額は見積もりが必要です。また東京都の助成を受けるにはSII(環境共創イニシアチブ)への登録が必要で、令和8年10月1日以降の事前申込は令和8年度の登録済製品のみが対象になります。

各メーカーの選び方

  • V2H連携を考えている方ニチコン
    • V2Hに強みがあり、電気自動車を蓄電池として活用したい場合に最適です。
  • デザイン性や大容量を重視する方テスラ
    • スタイリッシュなデザインと大容量で、比較的安価な製品を探している方におすすめです。
  • 安全性や長期保証を重視する方京セラ、長州産業
    • 京セラの独自のクレイ型蓄電池は高い安全性が特徴。長州産業は長期保証の充実が魅力です。
  • 住宅設備との連携を重視する方パナソニック
    • 住宅設備メーカーならではの、家全体のエネルギーを最適化するシステムに強みがあります。
  • AIによる自動制御を希望する方シャープ
    • 天気予報と連動して充放電を自動で制御してくれるため、効率的な運用が可能です。
Q 住宅メーカー・家電量販店・専門業者、どこで蓄電池を購入するのが一番良いですか?

A. それぞれに特徴や費用面でのメリットがあります。

【蓄電池】住宅・家電量販店・専門業者

スクロールできます
専門業者住宅メーカー家電量販店エネルギー供給会社
太陽光発電・蓄電池専門業者大手ハウスメーカーなど大手家電量販店など大手ガス・電力会社など
費用比較的安価割高になる場合があるポイント還元などを利用できる場合がある割高になる場合がある
専門性高い
(製品知識・施工経験)
住宅との連携に強い販売スタッフの専門性に差があるエネルギー全体に詳しい
補助金
対応
都と区市町村の両方に対応できる業者が多い住宅工事とあわせて対応店舗により対応範囲が異なる対応可否は要確認
機種の
選択肢
豊富比較的少ない
(提携機種のみ)
比較的豊富比較的少ない
(提携機種のみ)
保証
サポート
長期保証・自社サポートが充実住宅設備として一貫した保証メーカー保証+独自の長期保証大手企業ならではの安心サポート

それぞれの導入先にはメリットがありますが、蓄電池の導入を総合的に検討し、費用対効果や専門性を重視するのであれば、専門業者への相談が最もおすすめです 専門業者は、蓄電池に特化した豊富な知識と施工経験を持ち、多種多様なメーカーの製品から最適なプランを提案してくれます。

また、価格面でも比較的安価になる傾向があるため、より賢く蓄電池を導入できる可能性が高いでしょう。なお自治体によっては「区市町村内に本社がある事業者との契約」を助成の条件にしているため、区市町村の助成も使いたい場合は施工体制を必ず確認してください。

Q 令和8年度(2026年度)の東京都補助金はいくらですか?

A. 令和8年度(2026年4月〜)は現在受付中です。蓄電池の助成単価は1kWhあたり10万円で、予算規模は前年度の702億円から約1,012億円に増額されました。

ここで間違えやすいのが上限120万円/戸という枠の位置づけです。この上限は「DR実証に参加しない場合」にのみ適用されます。参加すれば上限そのものが適用されず、さらに加算も受けられます。

  • DR実証に参加しない場合
    1kWhあたり10万円・上限120万円/戸
  • DR実証に参加する場合
    1kWhあたり10万円(上限の適用なし)+参加10万円+エネルギーマネジメント機器・IoT機器1台あたり5万円
  • 蓄電池ユニットの増設
    1kWhあたり6万円(DR不参加時は上限72万円/戸)

実際の助成額は「①助成対象経費(機器費+工事費などから、国や他の自治体の補助金を差し引いた税抜額)」と「②上記の計算式による額」を比べて低いほうが適用されます。先着順のため予算が終了次第受付終了となります。詳細はクール・ネット東京の公式サイトでご確認ください。

Q DR実証への参加とは何ですか?参加したほうがいいの?

A. DR(デマンドレスポンス)実証とは、電力の需給が逼迫したときに家庭の蓄電池を協調して制御し、電力システムの安定に協力する取り組みです。アグリゲーターと呼ばれる事業者と契約して参加します。

参加すると10万円が加算され、エネルギーマネジメント機器・IoT機器を設置する場合はさらに1台あたり5万円が上乗せされます。加えて上限120万円/戸の枠が適用されなくなるため、12kWhを超える大容量を検討している方ほど参加のメリットが大きくなります。

注意点は3つあります。加算を受けるには「交付申請兼実績報告」の受付前にDR実証契約を締結しておく必要があること、契約期間が交付決定年度から2か年度であること、そして正当な理由なく解約すると加算分の返還を求められる場合があることです。契約は業者が代行してくれるのが一般的なので、見積もりの段階で対応可否を確認してください。

Q 令和8年度から変わったルールはありますか?

A. 大きく3つあります。いずれも見落とすと助成を受けられなくなる可能性があるため、契約前に必ず確認してください。

  • 現金での支払いは対象外
    実績報告時に金融機関が発行した証明書等の提出が必須になりました。振込での支払いが前提です。「現金なら値引きします」という提案は、助成金を失うリスクがあります。
  • キャッシュバック分は助成対象経費から除外
    商品券・ポイントなど現金同等物の還元予定額は、経費に含められません。「実質○○万円お得」という提案は、それが値引きなのか還元なのかで受け取れる金額が変わります。
  • 10月以降の申込は対象機器が絞られる
    令和8年10月1日以降の事前申込は、令和8年度のSII登録済製品一覧に登録された機器のみが対象です(令和8年4月1日〜6月30日に契約締結、または契約・工事完了した事業は除く)。選べる機種の幅が変わるため、申込時期は早めに判断してください。

なお、国のDR家庭用蓄電池事業は2026年5月29日に公募を終了しています。国の補助を前提とした提案を受けた場合は、現在も有効な制度かどうかを確認しましょう。

Q 太陽光発電がなくても蓄電池だけで東京都の補助金をもらえますか?

A. もらえます。ただし「再生可能エネルギー電力メニュー」への契約が条件です。太陽光パネルがなくても、お使いの電力会社のプランを再エネ100%メニューに変更するだけで助成の対象になります。変更手続きは業者がサポートしてくれる場合が多いです。

ただし区市町村の助成は「太陽光の設置済みまたは同時設置」を条件にしているところが少なくありません。この場合、蓄電池単独では自治体の上乗せが受けられないため、都と自治体の両方を使いたい場合は太陽光との組み合わせを検討してください。

Q 都と区市町村の補助金は単純に足した金額がもらえますか?

A. 単純な合算にはなりません。東京都の助成額を計算する際、①の助成対象経費は「機器費+工事費などから国および他の地方公共団体からの補助金を差し引いた額(税抜)」で算出されます。つまり区市町村の補助額は、都の対象経費から差し引かれます。

そのうえで、助成額は①と②(容量×単価+加算)を比べて低いほうが適用されます。多くのケースでは②のほうが小さいため結果は変わりませんが、見積額が低い場合や、区市町村の補助が手厚い自治体では、表示額より少なくなることがあります。

いずれの場合も、助成の合計額が実際の設置費用を超えることはできません。「都と区を足せば実質0円」といった説明を受けた場合は、根拠を書面で確認してください。

Q 補助金の申請は自分でできますか?業者に任せた方がいい?

A. ご自身でも申請できますが、書類が複雑で記載ミスや不備があると審査に通らない可能性があります。とくに東京都は「事前申込 → 事前申込受付通知 → 契約・工事 → 支払い → 交付申請兼実績報告」という順序が厳格で、途中で工事を先に始めてしまうと対象外になります。

さらに区市町村の助成は都と申請のタイミングが逆(都は事前申込・自治体は事後申請)という自治体も多く、順序の管理が必要です。申請代行の実績がある業者に任せるほうが確実でしょう。

ただし東京都は手続代行者に対する措置等を公表しています。代行を任せる場合も、申請状況と契約内容はご自身で把握しておくことをおすすめします。

Q 補助金の申請から入金まで何ヶ月かかりますか?

A. 交付申請兼実績報告が受理されてから交付額が確定し、入金されるまでには数か月かかるのが一般的です。年度末前後は申請が集中するため、さらに時間がかかる場合があります。

入金前に工事代金の支払いが発生するため、資金繰りには余裕を持たせてください。初期費用0円プラン(提携ローン)に対応している業者もあります。

長期間入金がない場合は、クール・ネット東京の公式サイトに記載されている問い合わせ窓口に確認しましょう。連絡先は年度によって変わることがあるため、公式サイトで最新のものをご確認ください。

Q PPA(電力購入契約)やリース契約でも東京都の補助金は対象ですか?

A. 対象になる場合があります。PPA・リースモデルの場合は設備を所有する事業者が申請し、その分が利用者の月額料金に反映される形で還元されるのが一般的です。自己所有で購入する場合に比べて補助のメリットが見えにくいため、契約前に「補助金分は月額料金に反映されるか」を必ず確認しましょう。

区市町村の助成については、リースを対象としている自治体、中古品・リースを対象外としている自治体の両方があります。お住まいの自治体の要件を個別に確認してください。

Q 補助金をもらった後すぐに引越し・売却した場合はどうなりますか?

A. 補助金受給後、一定期間内に対象設備を撤去・廃棄・譲渡した場合は、補助金の返還を求められることがあります。自治体によっては「設置後5年間は処分不可」といった期間が明示されています。

またDR実証に参加して加算を受けた場合は、契約期間中に正当な理由なく解約すると加算分の返還を求められる場合があります。

引越しや売却を予定している場合は、業者や東京都・自治体の窓口に事前に相談することをおすすめします。一般的には設備を次の居住者に引き継ぐ形であれば問題ないケースが多いですが、手続きが必要な場合もあります。

Q 区市町村の補助金が予算終了した自治体に住んでいます。諦めるしかない?

A. 東京都の助成は、お住まいの区市町村の予算状況とは無関係に申請できます。自治体の上乗せが使えなくても、都の助成だけで大きな金額を受け取ることは可能です。実際、区市町村独自の補助制度がない自治体も少なくありません。

また自治体の制度は前期・後期に分けて受付するところ、年度後半に受付を始めるところもあります。いったん終了と案内されていても、次の受付期間が設けられている場合があるため、自治体の公式ページで最新の状況を確認してみてください。

逆に、都の助成のほうが先に予算に達する可能性もあります。自治体の枠を待っているうちに都の受付が終わっては本末転倒なので、業者に相談しながら最適な申請タイミングを検討しましょう。

まとめ

千代田区で蓄電池を導入するときの要点を整理します。

  • 東京都は10万円/kWh・上限120万円(12kWhで到達)、千代田区は対象経費の20%(住宅は他機器と合算で上限100万円)。区の助成は容量ではなく金額に連動します。ただし区の令和8年度分は予算額に達し受付を一旦終了しています(都は受付中)
  • 「最大100万円」は住宅ではまず届きません。20%で100万円に達するには対象経費500万円が必要です。実務上は「工事費の20%」と理解してください
  • 同一建物・同一年度で1回のみ。太陽光も検討しているなら、まとめて1申請にしたほうが助成額は大きくなります
  • 一括支払いが原則。「初期費用0円・分割払い」は区の要件と衝突しうるため、申請前に必ず確認してください
  • 工事後も1年間の使用量記録と実績報告、5年間の維持管理義務が残ります。検針票は捨てずに保管を
  • 国の蓄電池補助は2026年5月29日に終了しています。「国・都・区の3本立て」という説明は誤りです

区の助成は令和8年度分の受付が一旦終了しているため、いま動く場合は東京都の助成を前提にしたプランで、複数社に相見積もりを依頼して比較してください。区の助成を使いたい場合は、次年度の受付が始まったときにすぐ動けるよう、区への事前相談と見積もりの準備を先に進めておくと確実です(区は工事前の申請が必須で、事前相談は工事予定日の1〜2か月前が目安とされています)。

📋 免責・参照情報

本記事の助成金情報は2026年8月時点のものです。制度は年度ごとに変更される場合があり、受付は先着順で予算がなくなりしだい終了します。申請前に必ず各窓口の最新情報をご確認ください。

出典:千代田区「令和8年度千代田区省エネルギー改修等助成制度」「風水害(洪水・高潮)ハザードマップ」「ちよエコヒーロー宣言(個人向け)の概要」「ちよエコ未来企業宣言/ちよエコ未来事業者宣言(事業者向け)の概要」、東京都環境局/クール・ネット東京「家庭における蓄電池導入促進事業」、資源エネルギー庁

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※1 メーカーにより保証年数・補償内容は異なります。
※2 同社公式サイト公表値(2026年8月確認)/参画メンバーの過去実績を含む累計値とは別

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👤 監修者

太陽光発電・蓄電池アドバイザー 田中 誠一

電気工事士・エネルギー管理士の資格を保有し、太陽光発電・蓄電池の設計・施工に15年以上従事。東京都内での年間100件以上の導入相談をもとに、補助金申請の実務知識を踏まえて本記事の内容を監修しています。


📋 編集部情報ポリシー

本記事の補助金情報はクール・ネット東京・東京都環境局・SII・資源エネルギー庁の公式情報をもとに作成しています。価格・補助金額は2026年3月時点の情報であり、変更される場合があります。本記事はアフィリエイト広告を含みますが、掲載業者からの広告料が記事内容・ランキングの評価に影響することはありません。


📚 主要参照・引用元

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