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⚠️ 2026年9月30日が、卒FIT世帯にとっての実質的な分岐点です
東京都の蓄電池助成は令和8年10月1日以降に事前申込をする場合、対象機器の要件が変わります。国の「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(戸建住宅・集合住宅のZEH化・省CO2化促進事業)」の補助対象機器としてSIIが令和8年度の登録済製品一覧に登録した機器のみが助成対象となり、いま選べる機種の一部が対象外になります。
▼9月30日までに事前申込を済ませれば、令和4〜7年度に登録された機器からも選べます(残り約7週間)▼
2026年に卒FIT(太陽光発電の固定価格買取期間満了)を迎えた、または迎える予定の東京都民の方へ。令和8年度(2026年度)の東京都補助金は2026年5月29日から事前申込の受付が始まっています。蓄電池の助成額は蓄電容量1kWhあたり10万円で、DR実証に参加する場合は上限120万円の制約を受けません。ただし「10月1日の機器要件変更」「予算の範囲を超えた時点での受付停止」という2つの見えない締切があり、動くタイミングで受け取れる金額と選べる機種が変わります。この記事は2026年8月時点で、実施要綱・交付要綱・クール・ネット東京の公表内容を直接確認して作成しています。
卒FIT世帯(太陽光発電が既設)が令和8年度に東京都で蓄電池を設置した場合の助成額です。DR実証に参加するかどうかで、上限の有無そのものが変わります。
| 蓄電池容量 | 設置費の相場(税込) | DR不参加 | DR参加+IoT機器なし | DR参加+IoT機器1台設置 |
|---|---|---|---|---|
| 4.0kWh | 70〜90万円 | 40万円 | 50万円 | 55万円 |
| 6.0kWh | 100〜130万円 | 60万円 | 70万円 | 75万円 |
| 9.9kWh(最多) | 140〜180万円 | 99万円 | 109万円 | 114万円 |
| 12.0kWh | 180〜230万円 | 120万円(上限) | 130万円 | 135万円 |
| 16.4kWh | 230〜300万円 | 120万円(上限) | 174万円 | 179万円 |
※助成額の算式は「蓄電容量×10万円+DR実証参加10万円+(DR実証の参加に必要なエネルギーマネジメント機器およびIoT関連機器の設置台数×5万円)」。この算式による額と「助成対象経費(税抜)」を比較し、小さい方が助成金額となるため、上表はあくまで上限側の目安です。実際の助成額は見積内容(機器費+工事費+IoT機器費+IoT工事費の税抜合計。諸経費は含みません)によって決まります。助成金額に千円未満の端数が生じたときは切り捨てられます。
💡 ここが令和8年度の最大のポイント:「上限120万円」はDR不参加のときだけ
「令和8年度から上限120万円になった」という情報が広く出回っていますが、実施要綱の書きぶりは「ただし、DR実証に参加しない場合は、1戸当たり1,200,000円を上限額とし」です。つまり120万円はDR実証に参加しない場合の上限。DR実証に参加すれば、実質的な上限は「助成対象経費(税抜)」だけになります。12kWhを超える大容量を検討している卒FIT世帯ほど、DR参加の有無で数十万円の差が出ます。
📋 参照元:クール・ネット東京「令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業」/家庭における蓄電池導入促進事業実施要綱(令和8年2月17日改正)
いま卒FIT世帯が最優先で知るべきなのは、金額の話ではなく機器要件の変更です。
| 事前申込の時期 | 助成対象となる蓄電池 | 卒FIT世帯への影響 |
|---|---|---|
| 〜2026年9月30日 | 令和4・5年度、令和6・7年度のZEH化等支援事業でSIIが登録した機器も対象 | 従来どおり幅広い機種から選べる |
| 2026年10月1日〜 | 令和8年度のZEH化・省CO2化促進事業でSIIが登録した機器のみ | 候補機種が絞り込まれ、価格競争力のある機種が外れる可能性 |
※令和8年4月1日から同年6月30日までに契約締結、または契約・工事が完了している事業はこの変更の適用外です。なお同じ日付の区切りは、DR実証に使うエネルギーマネジメント機器・IoT関連機器にも適用され、10月1日以降の事前申込では都登録家庭用アグリゲーターが令和8年度に登録した機器に限られます。
つまり「9月30日までに事前申込を出せているかどうか」で、選べる蓄電池の選択肢そのものが変わります。見積比較・機種選定・事前申込の書類作成には通常1〜2週間かかるため、8月中に業者へ相談を開始しないと間に合わないケースが出てきます。
⚠️ もう1つの締切:予算の範囲を超えた時点での受付停止
令和8年度の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」の予算は約1,012億円(令和7年度は約702億円)。交付要綱では助成金の交付は「公社の予算の範囲内で」行うと定められており、事前申込の受付期間も「公社が別に定める期間」とされています。事前申込の開始日は令和8年5月29日と公表されていますが、2026年8月時点で終了日は公表されていません。参考までに令和6年度は令和7年3月31日17時必着、令和7年度は令和8年3月31日17時必着で受付を終了しています。いずれの年度も予算に対する事前申込額の割合がクール・ネット東京で公開されているので、検討中の方はそちらもあわせてご確認ください。
| 項目 | 令和7年度(受付終了) | 令和8年度(受付中) |
|---|---|---|
| 蓄電池パッケージの単価 | 12万円/kWh | 10万円/kWh(▲2万円/kWh) |
| 助成上限 | 上限なし(助成対象経費が上限) | DR不参加は上限120万円/戸。DR参加時は助成対象経費が上限 |
| DR実証参加加算 | +10万円(一律) | +10万円/EMS・IoT関連機器を設置する場合は1台当たり+15万円 |
| EMS・IoT関連機器 | 別メニューで助成対象経費の1/2(最大10万円/戸)。蓄電池パッケージ新設との併用不可 | DR加算に統合。パッケージ新設と同時でも1台15万円区分が使える |
| 蓄電池ユニット増設 | 8万円/kWh(上限なし) | 6万円/kWh(▲2万円/kWh。DR不参加時は上限72万円/戸) |
| リフォーム瑕疵保険等 | 7,000円/契約 | 7,000円/契約(変更なし) |
| 対象機器 | ZEH化等支援事業のSII登録機器 | 10月1日以降の事前申込は令和8年度SII登録機器のみ |
| 実績報告時の提出書類 | — | 金融機関発行の証明書等が必須(現金の受け渡しは対象外) |
| 事業全体の予算額 | 約702億円 | 約1,012億円 |
正直に書くと、金額面では令和7年度のほうが有利でした。9.9kWhで比べると令和7年度は「12万円×9.9kWh+DR加算10万円=128万8,000円」、令和8年度は「10万円×9.9kWh+DR加算15万円=114万円」で、約15万円の目減りです。「令和8年度のほうが得になるケースがある」という趣旨の解説を見かけますが、単価が2万円/kWh下がっている以上、同じ条件で令和7年度を上回ることはありません。
それでも、令和8年度なりの取りこぼしを防ぐ手はあります。DR加算に「EMS・IoT関連機器を設置する場合は1台当たり15万円」という区分ができたことと、DR実証に参加すれば120万円の上限を受けないことです。とくに令和7年度は「蓄電池パッケージを新設する場合、EMS・IoT機器の助成とは併用できない」という制約がありましたが、令和8年度はDR加算に統合されたため、新設と同時でも15万円区分を取りにいけます。「令和7年度に間に合わなかったから損」と諦めるのではなく、いまの制度でどこまで積めるかを見積段階で詰めるのが現実的です。
| 要件 | 卒FIT世帯(太陽光設置済み) | 必要な対応 |
|---|---|---|
| 都内の住宅に新規設置・未使用品であること | 該当 | — |
| 令和8年4月1日〜令和11年3月30日に設置 | 該当 | — |
| 太陽光が既設/同時設置、または再エネ電力メニュー契約済み | ✅ 太陽光が既設のため充足 | 再エネ100%電力メニューへの切替は不要 |
| SII登録機器であること | 確認が必要 | 10月以降は令和8年度登録機器に限定。業者に必ず確認 |
| 設置後もメーカー保証が適用される状態であること | 確認が必要 | 保証書の写しを実績報告時に提出 |
| 事前申込の完了(契約・工事の前) | 必須。順番を誤ると対象外 | 受付通知を受け取ってから契約・着工 |
| DR実証契約の締結 | 交付申請兼実績報告の「前」に締結が必須 | 報告受付後に締結しても加算は適用されません |
| DR実証に参加する場合の手続代行 | 都登録アグリゲーターの「登録販売事業者」への委任が必須 | 委任状(第5号様式の2)の提出が必要。業者選びが制度上しばられます |
| 都・公社の他の同種助成金との重複がないこと | 確認が必要 | 業者が申請時に整理 |
| 助成対象経費の支払いを申請者本人が行うこと | 該当 | 家族名義の口座からの支払いは原則不可 |
| 実績報告時の金融機関発行の証明書等 | 令和8年度から必須 | 現金の受け渡しによる支払いは対象外 |
| 税金の滞納がないこと | 確認が必要 | 交付要綱第3条第2項で対象外と規定 |
| 資源エネルギー庁への手続き | 状況により異なる(下記参照) | 認定が残っているか、廃止届出済みかで変わる |
💡 卒FIT世帯の見えないメリット:「再エネ電力メニューへの切替」が不要
実施要綱では、蓄電池パッケージの助成額を①太陽光発電システムが既設または同時設置の場合と、②太陽光がなく再生可能エネルギー電力メニューを契約している場合に分けて規定していますが、単価はどちらも1kWhあたり10万円で同額です。つまり太陽光が既設の卒FIT世帯は、再エネ100%電力メニューへ契約を切り替える必要がありません。太陽光を持たない世帯は、東京都エネルギー環境計画書制度で再エネ利用率100.00%と公表された電力メニューへの契約が必要で、しかも処分制限期間(6年)が経過するまで契約を継続する義務が交付の条件として付されます。ここは卒FIT世帯だけが持つアドバンテージです。
なお蓄電池ユニットの増設については「実施要綱第4-4(1)三の要件を満たす太陽光発電システムが既に設置されていること」が条件で、再エネ電力メニューによる代替はできません。
⚠️ 意外と知られていない:DR加算をとるなら業者は自由に選べません
交付要綱第5条では、DR実証に参加する場合の要件として「都登録家庭用アグリゲーターが公社に登録する販売事業者リストにある事業者(登録販売事業者)に、交付申請等の一切の手続きの代行を依頼すること」および委任状の提出が定められています。つまり10〜15万円のDR加算を取りにいくなら、施工・申請を任せる相手はこのリストに載っている事業者に限られます。「DR加算も含めて最大限もらいたい」という方は、見積依頼の最初の段階で「登録販売事業者に該当しますか」と確認してください。ここを外すと、あとから業者を変えることになります。
「もう契約してしまった」という方も、条件次第で対象になります。
| 契約締結日 | 取扱い |
|---|---|
| 令和8年3月31日まで | 令和8年度事業の対象外(令和7年度事業の事前申込は令和8年3月31日17時で終了済み) |
| 令和8年4月1日〜6月30日 | 事前申込前の契約・工事完了でも対象(①令和7年度に事前申込をしていない、もしくは事前申込を廃止していること ②令和9年3月31日までに事前申込を行うこと ③助成要件を満たすこと) |
| 令和8年7月1日以降 | 事前申込 → 受付通知 → 契約・工事の順序が必須 |
この特例で申請する場合、適用されるのは契約締結等をした日が属する年度の助成内容です。令和8年4月〜6月に契約した方は令和8年度事業(10万円/kWh)が適用されます。なお、事前申込には受付日から起算して1年という有効期限があり、その間に交付申請兼実績報告を行わないと事前申込は廃止されます。
ここは誤解が多い部分です。「卒FIT世帯は必ず変更認定申請が必要」というのは正確ではありませんが、「何もしなくてよい」というのも正確ではありません。
| 状況 | 必要な手続き |
|---|---|
| FIT認定が残っている状態で蓄電池を後付け | 「自家発電設備等の設置の有無」の変更にあたるため変更手続が必要。調達期間が終了している場合は卒FIT事前変更届出の枠組みで手続きします |
| 廃止届出を提出した後に蓄電池を設置 | 認定そのものが失効しているため、変更手続の対象外 |
資源エネルギー庁の「変更内容ごとの変更手続の整理表」では、エネファーム・蓄電池・電気自動車などが「自家発電設備等」として整理されており、これらを併設する場合は系統からの電気が充電されないことを確認するために仕様書の添付が必要とされています(卒FIT事前変更届出の場合、添付書類は原則不要)。手続きは「再生可能エネルギー電子申請」サイトから行えます。自分がどちらに該当するのか判断がつかない場合は、見積相談の段階で業者に確認してもらうのが確実です。なお、この手続きは東京都の助成要件そのものではありませんが、設備の状態と申請書類の整合が取れていないと審査で差し戻される原因になります。
| 制度 | 蓄電池への補助 | 2026年8月現在の状況 |
|---|---|---|
| 令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業(SII) | — | 2026年3月24日公募開始、5月29日に交付申請額が予算に達して公募終了。再開予定なしと案内されています |
| みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)のリフォーム | 1戸あたり96,000円 | 受付中(予算上限に達するまで/遅くとも2026年12月31日)。ただし後述のとおり要件が重く、蓄電池だけでは申請できません |
「国と都の二重取り」を期待していた方には残念な状況です。みらいエコ住宅2026事業には蓄電池96,000円/戸のメニューがありますが、蓄電池は「補助対象工事」ではあっても「要件化工事」にはカウントされません。補助を受けるには、まず対象住宅内のひとつの居室(トリガールーム)で開口部の断熱改修と躯体(外壁・屋根天井・床)の断熱改修を、定められた組合せで実施する必要があり、そのうえで住宅全体に高効率給湯器または高効率エアコンを設置する組合せが求められる場合もあります。さらに原則として平成28年12月31日以前に新築された住宅が対象、1申請あたりの合計補助額が5万円未満だと申請できないという条件もあります。申請は登録事業者が行うため、施主が直接申請することはできません。
そのうえで、卒FIT世帯には有利な点もあります。10年前に太陽光を設置した住宅なら、築年数の要件(平成28年以前)はほぼ確実にクリアします。断熱リフォームを同時に検討しているなら、96,000円が上積みできる可能性は現実的です。ただし東京都側の助成対象経費は「国および他の地方公共団体からの補助金」を差し引いて算定されるため、単純な足し算にはなりません。実際には都の助成額が算式どおり出るかどうかは、差し引き後の対象経費が算式の額を上回るかで決まります。
| 制度 | 助成内容 | 卒FIT世帯との相性 |
|---|---|---|
| 家庭における蓄電池導入促進事業(蓄電池パッケージ) | 10万円/kWh+DR加算10万円または15万円 | ◎ 本命 |
| 同上(蓄電池ユニット増設) | 6万円/kWh(DR不参加時は上限72万円) | ◎ すでに蓄電池がある家庭の容量増設に |
| パワーコンディショナ更新費用助成 | 対象経費の1/2(上限10万円/台) | ◎ 設置11年目でパワコン寿命を迎える卒FIT世帯に最適 |
| リフォーム瑕疵保険等 | 7,000円/契約 | ○ 加入者は工事請負契約を結んだ事業者側です |
💡 卒FIT=パワコンの交換時期でもあります
パワーコンディショナの設計上の寿命は一般に10〜15年。FIT期間10年を終えた今、蓄電池の導入とパワコン更新を同じタイミングで検討すると、工事の重複を避けられます。東京都には「家庭における太陽光発電導入促進事業」のなかにパワーコンディショナ更新費用助成(対象経費の1/2・上限10万円/台)があり、蓄電池のパッケージ構成に含まれないパワーコンディショナを交換する場合は、そちらの対象になる可能性があります。見積依頼の際に「パワコンの設置年数」も必ず伝えてください。
ただし助成対象機器について、都および公社の他の同種の助成金を重複して受けることはできません(交付要綱第4条・第16条)。ハイブリッド/トライブリッドパワコンのように複数事業にまたがる機器をどの事業で申請するかは、必ず事前に窓口へ確認してください。
| 区 | 制度名 | 蓄電池の扱い・申請方式 |
|---|---|---|
| 中央区 | 令和8年度 住宅・共同住宅用自然エネルギー・省エネルギー機器等導入費助成 | 蓄電システムは一般助成で1kWhあたり1万円・上限10万円。中央エコアクト家庭用の特典を受けた家庭は1kWhあたり1.5万円・上限12万円。事前申請(導入の2週間程度前まで)。国・都の助成を併用する場合は区の助成が減額となる場合あり |
| 足立区 | 太陽光発電システム及び蓄電池設置費補助金 | 令和8年度から太陽光と蓄電池を統合。蓄電池は容量に関わらず定額で、区内事業者なら6万円・区外事業者なら5万円。設置後の事後申請(東京都と順序が逆)。期別受付 |
| 杉並区 | 【エコ住宅促進助成】杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策助成 | 定置用リチウムイオン蓄電池は定額5万円(耐用期間6年)。太陽光は4万円/kW・上限12万円で別途あり。受付は令和8年4月10日〜令和9年2月26日必着、対象は令和8年2月1日〜令和9年1月31日に設置・工事完了したもの。工事・支払い完了後の事後申請型 |
| 千代田区 | 令和8年度千代田区省エネルギー改修等助成制度 | 対象経費の20%を助成する金額連動型。同一建物・同一年度で申請は1回のみ。他の助成金との併用可。来庁は事前予約制 |
| 港区 | 創エネルギー・省エネルギー機器等設置費助成制度 | 蓄電池単体での申請が可能。国・都の助成を受けた場合はその額を控除して助成額を算出 |
| 江東区 | 地球温暖化防止設備購入助成 | 太陽光と同時申請すると蓄電池の助成が1kWhあたり15,000円上乗せ。予定件数に達した日の申請は同着扱いで抽選 |
| 新宿区 | 省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度 | 期別受付。各期の予算上限に達した時点で受付終了 |
| 北区 | 新エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成 | 実施中 |
| 中野区 | 中野区省エネルギー設備等の設置に係る補助金 | 実施中 |
| 豊島区 | 豊島区エコ住宅普及促進費用助成金 | 実施中 |
| 文京区 | 新エネルギー・省エネルギー設備設置費助成事業 | 設置・支払い完了後に申請する事後申請型。申請期間は設備の設置日によって異なる |
| 目黒区 | 住宅用再生可能エネルギー及び省エネルギー設備設置費助成 | 工事・支払い・引渡し完了後に申請する事後申請型。先着順で予算額に達し次第終了 |
| 練馬区 | 練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金 | 蓄電池は対象外(太陽光は定額8万円)。事後申請型 |
| 世田谷区 | 令和8年度 世田谷区エコ住宅補助金 | 蓄電池は令和7年度から、太陽光は令和8年度から対象外。令和8年度は断熱系4メニューのみ。工事前の事前登録が必須で原則電子申請 |
| 大田区 | 住宅リフォーム助成事業 | 蓄電池専用の制度はないが、環境配慮リフォームの一部として扱われる。区内中小事業者の施工が条件 |
| 江戸川区 | 江戸川区脱炭素補助金 | 定置型蓄電池の単独メニューは令和7年度で終了。「再エネ100%電力切替」が一律2万円で、太陽光・定置型蓄電池・高効率給湯器のいずれかを前後6カ月以内に導入すれば上乗せあり |
| その他の区・市町村 | — | 実施の有無・金額は年度ごとに変動。必ず各自治体の最新要綱で確認 |
※2026年8月時点で公開されている情報をもとに整理しています。助成額は区により定額・容量比例・経費比例と方式が分かれ、年度途中で予算に達して受付を終了する区も多く、予算残額や申込率は日々変動します。申請前に必ず各区の公式ページで最新の要綱と受付状況をご確認ください。クール・ネット東京の「区市町村の補助金等情報」からも各区の制度を確認できます。
| 手順 | 誰がやる | 重要ポイント | |
|---|---|---|---|
| 1 | 無料相談・余剰電力シミュレーション | えねこ | 卒FIT後の余剰電力量・パワコンの設置年数・お住まいの区を伝える |
| 2 | 機種選定(SII登録機器の確認) | えねこ | 10月以降の申込なら令和8年度SII登録機器に限定される点を必ず確認 |
| 3 | DR実証に参加するかを決める | 施主・えねこ | 参加するなら、依頼先が都登録アグリゲーターの「登録販売事業者」であることが必須 |
| 4 | 資源エネルギー庁への手続要否の確認 | えねこ | FIT認定が残っていれば卒FIT事前変更届出、廃止届出済みなら不要 |
| 5 | 東京都への事前申込 | えねこ代行 | 見積書と個人情報の取扱いに関する同意書を提出。受付通知が届くまで契約・工事は不可。有効期限は受付日から1年 |
| 6 | 受付通知の確認 → 正式契約 → 工事 | 施主・えねこ | 通知後に初めて着工。設置工事自体は通常1〜2日 |
| 7 | DR実証契約の締結 | えねこ代行 | 交付申請兼実績報告の「前」に締結。後だと加算が消えます |
| 8 | 区市町村補助金の申請 | えねこ代行 | 事前申請型か事後申請型かで動くタイミングが変わる |
| 9 | 交付申請兼実績報告の提出 | えねこ代行 | 金融機関発行の証明書等が必須。支払いは申請者本人が行うこと |
| 10 | 補助金の受取 | クール・ネット東京 | 書類審査(必要に応じ現地調査)→ 交付決定兼額確定通知 → 指定口座へ振込 |
⚠️ よくある失敗①:工事してから補助金を申請しようとする
東京都の助成は「事前申込 → 受付通知 → 契約・工事」の順序が原則です(令和8年4月1日〜6月30日の契約には特例あり)。交付要綱では、事前申込を受け付けた日より前に契約締結または契約締結・工事をしたものに係る経費は助成対象経費としないと明記されています。事前申込の受理前に契約を急がせる業者は、制度を理解していないか申請する気がない可能性があります。
⚠️ よくある失敗②:実績報告の後にDR実証契約を結んでしまう
DR加算(10〜15万円)は、交付申請兼実績報告の受付「後」にDR実証契約を締結した場合は適用されません。工事より前の段階から手続きを進めておく必要があります。
⚠️ よくある失敗③:現金でのやり取りやキャッシュバック契約
令和8年度から実績報告時に金融機関発行の証明書等の提出が必須となり、現金の受け渡しによる取引は対象外です。またキャッシュバックや商品券・ポイント等の還元を予定している場合、その額は助成対象経費から除外して契約書の内訳に記載する必要があります。施工業者からの還付等により申請者が実質的に負担していないとみなされる経費は、助成対象経費になりません。
⚠️ よくある失敗④:書類の不備を放置する
公社が修正を求めた日(複数ある場合は最初の日)の翌日から起算して180日以内にすべての不備を是正しない場合、申請を撤回したものとして扱われることがあります。連絡が取りやすい体制を組んでおくことが重要です。
| 内訳 | DR参加+IoT機器1台設置 | DR不参加 |
|---|---|---|
| 設置費(税込・目安) | 160万円 | 160万円 |
| 東京都補助金(10万円×9.9kWh) | ▲99万円 | ▲99万円 |
| DR実証参加加算 | ▲15万円 | 0円 |
| リフォーム瑕疵保険等 | ▲0.7万円 | ▲0.7万円 |
| 区市町村補助金(例:中央区・中央エコアクトの特典を受けた家庭) | ▲12万円 | ▲12万円 |
| 実質自己負担額(目安) | 約33万円 | 約48万円 |
※設置費は機種・工事条件により大きく変動します。助成額は「蓄電容量×10万円+DR加算」と「助成対象経費(税抜)」の小さい方が適用されるため、見積が安価な場合は上表より助成額が小さくなります。上表は税込160万円=税抜約145万円を前提に、算式による額(114万円)が対象経費を下回るケースとして計算しています。区の助成額は区により異なり、国・都の助成を併用する場合に減額される区もあります。あくまで概算としてご覧ください。
DR実証に参加するかしないかだけで、同じ機器・同じ工事でも15万円の差が出ます。ただし、参加には義務が伴い、依頼できる業者も制度上しばられるため、内容を理解したうえで判断してください。
| DR実証参加で発生する義務 | 内容 |
|---|---|
| 契約期間 | 助成金の交付決定を受けた年度から起算して2か年度 |
| 実証の内容 | 都登録家庭用アグリゲーターによる遠隔からの状態監視と遠隔制御(または自動制御)。原則として需給ひっ迫警報・注意報時のDRおよび年間10日以上のDR |
| データ提供 | 電力データ・稼働状況データの提供とアンケートへの協力。分析結果を都・公社が公表することへの同意 |
| 手続代行の委任 | 都登録アグリゲーターが公社に登録する「登録販売事業者」に申請等の手続代行を依頼し、委任状を提出することが必要 |
| 機器の制約 | 設置する機器が、当該アグリゲーターのDR対象機器・EMS機器・IoT関連機器であること |
| 変更の可否 | 交付申請兼実績報告の受付後にDR実証契約を締結しても加算は適用されません |
遠隔制御によって想定外のタイミングで充放電が行われ、一時的に電気代が高くなる可能性はあります。ただし加算額は10〜15万円と大きく、多くの家庭では経済的なメリットが上回ります。制御の頻度や条件はアグリゲーターごとに異なるため、契約前に実証内容の説明をきちんと受けてください。また、DR実証への協力や機器の管理は交付の条件として付されており、条件に違反した場合は交付決定の取消しや助成金の返還を求められることがあります。
卒FIT後は電力会社との自由契約に移行します。大手電力の買取単価は7〜9円/kWhが中心で、東京電力エナジーパートナーは8.5円/kWh。新電力に乗り換えれば10〜14円台まで引き上げられるケースもあります(キャンペーン価格・セット契約条件付き・定員ありのものを含みます)。
| 選択肢 | 年間の経済効果(余剰4,000kWh/年の場合) | 備考 |
|---|---|---|
| 東京電力EPに売電(8.5円/kWh) | 約3.4万円 | 手続き不要・自動継続の場合も |
| 新電力に乗り換えて売電(14円/kWh) | 約5.6万円 | 条件・エリア・定員あり |
| 蓄電池で自家消費(現実的な試算) | 約12万円 | 余剰の約7割を自家消費・残りを売電した場合 |
| 蓄電池で自家消費(理論上の最大) | 約16万円 | 余剰を全量自家消費できた場合 |
※自家消費の試算は買電単価を約40円/kWhとして計算した概算です。実際に自家消費へ回せる割合は、蓄電池の容量・生活パターン・季節によって変わります。買電単価は契約プランや燃料費調整額によって変動するため、ご自身の検針票で単価を確認したうえで試算し直すことをおすすめします。
💡 回収年数の考え方(誇張のない試算)
売電を続けた場合との差額は年間およそ8〜9万円。実質自己負担が約33万円なら、おおむね4〜5年で回収できる計算です。ただしこれは区の助成が満額出て、DR加算15万円も取れた前提の数字です。区の助成がない区にお住まいの場合は自己負担が45万円前後になり、回収は5〜6年に伸びます。「2〜3年で回収」といった宣伝は前提条件がかなり楽観的である点に注意してください。なお蓄電池を導入しても売電がゼロになるわけではなく、運転モードの設定次第で「貯めて余った分は売る」ことも可能です。
令和8年度の助成を取りこぼさないために確認すべきなのは、①9月30日までの事前申込に間に合わせるスピード、②DR実証契約を実績報告前に締結する段取り、③そもそも都登録アグリゲーターの「登録販売事業者」に該当するか、④区市町村補助金との申請順序の整理、この4点です。とくに③は制度上の要件なので、相談の初回に必ず確認してください。

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| 対応エリア | 東京都全域 |
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| 主要取引先・提携メーカー | シャープ / パナソニック / 京セラ / カナディアンソーラー / 長州産業等 |
| 支払い方法 | 現金払い / 提携ローン利用可能(初期費用0円プラン対応) |
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※当社提携ローン使用の場合
節電プロは、東京都足立区に本社を置く、ビーシーエスジャパン株式会社が運営する蓄電池設置業者です。
メーカー直接取引を行う貿易事業部があるのが特徴的で、他社よりも安い提案に強みをもっています。補助金サポートも行っています。
機種にもよりますが、最長20年間の保証※1があり、設置後のメンテナンス費用も対象となります。
施工会社としての側面もあり、屋根修理や外壁塗装を同時に行える点がメリットです。
※1 メーカーにより保証年数・補償内容は異なります。
「⚠所有の一戸建てではない(賃貸、マンションタイプは対象外)」
「⚠現在太陽光をリースで契約中」
| 運営会社名 | 節電プロ株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都足立区東伊興1-16-6 セスコビル1F |
| 事業内容 | 蓄電池・太陽光発電の販売・工事、太陽光関連商材の貿易 |
| 対応エリア | 東京都全域 |
| 補助金サポート | あり |
| 保証・アフターサポート | 商品保証:最長20年、無料メンテナンス:15年間、災害補償あり ※ メーカーにより保証年数・補償内容は異なります。 |
| 主要取引先・提携メーカー | 記載なし |
| 許認可・登録情報 | 宅地建物取引業:東京都知事(2)第97024号一般建設業許可:東京都知事許可(般-2)第152705号 |
| 支払い方法 | 現金一括払い、ローン |

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ECODAは、東京都渋谷区に本社を置く、株式会社ECODAが運営する太陽光発電設置業者です。年間工事実績は施工実績3,000件以上、補助金実績2,000件以上の実績を持ちます。
Googleでの口コミは4.6と高く、担当者の知識や補助金サポートに関しても良い評判があるので信頼性があります。専門スタッフによる電話サポートは毎日10:00〜20:00まで対応。無料相談が可能です。
東京都の場合、3年ごとの定期メンテナンスが受けられるなど、太陽光発電システムの導入後も長期にわたるアフターフォローが充実しています。
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| 運営会社名 | 株式会社ECODA |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-3-5 COERU渋谷二丁目4F |
| 事業内容 | エネルギー事業(蓄電池、太陽光発電、オール電化、V2H設置) |
| 対応エリア | 東京都全域 |
| 補助金サポート | あり |
| 保証・アフターサポート | 商品保証:5~20年、自然災害補償:最長10年間、施工保証:5年間、遠隔監視サービス、定期点検など。※メーカーにより保証年数・補償内容は異なります。 |
| 主要取引先・提携メーカー | ニチコン、オムロン、ダイヤゼブラ電機、シャープ、京セラ等 |
| 許認可・登録情報 | 記載なし |
| 支払い方法 | 現金一括払い、提携ローン |
ECODAさんで、蓄電池と太陽光を同時に購入しました。補助金申請はもちろん、売電申請もお任せできたので、面倒な手続きをしなくて済みました。ECODAさんには大変お世話になり、感謝しています。
引用:Googleマップ
ECODAさんに相談し、東京都で蓄電池の補助金が300万円近く出ることを知り、お任せすることにしました。見積もり依頼後の返信も他社より早く、価格も相場と相違ないので満足しています。アフターフォローもあるので安心です。
※各家庭の大きさ、使用状況によって異なります。
※2025年実績に基づく※各家庭の大きさ、使用状況によって異なります引用:Googleマップ
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| 確認項目 | なぜ確認するのか |
|---|---|
| 東京都の事前申込・交付申請の手続代行に対応しているか | 事前申込は契約前に済ませる必要があり、書類作成に1〜2週間かかるため |
| 都登録アグリゲーターの「登録販売事業者」に該当するか | DR加算(10〜15万円)を受けるための必須要件。該当しない業者ではDR加算が取れません |
| DR実証契約を交付申請兼実績報告の前に締結する段取りがあるか | 順序を誤ると加算が消えるため |
| 令和8年度のSII登録済製品一覧に載っている機種を提案できるか | 10月1日以降の事前申込では対象機器が限定されるため |
| お住まいの区の制度が事前申請型か事後申請型かを把握しているか | 区によって申請タイミングが正反対のため |
| 見積の内訳が「機器費・工事費・IoT機器費・IoT工事費」に分かれているか | 助成対象経費に諸経費は含められないため |
| クール・ネット東京の「手続代行者への措置等について」に掲載されていないか | 不正手続き等により措置を受けた事業者は、助成対象者・手続代行者・施工業者の対象外となる場合があるため |
※各社の対応可否は公式サイトの記載のみでは確認しきれない項目もあります。対応不可を意味するものではありませんので、相談時に直接ご確認ください。補助金の交付可否は最終的にクール・ネット東京および各区市町村の審査によって決まり、業者が交付を保証できるものではありません。交付要綱でも、理由を問わず交付決定を受けられなかった場合の負担や、不可抗力を含むあらゆる事由によって生じた損失は申請者自身の責任とすることを了知のうえ実施するものとされています。
A. 申請そのものは可能です。令和8年度の事前申込は2026年5月29日から受付が始まっています。ただし正直に申し上げると、金額面では令和7年度のほうが有利でした。単価が12万円/kWhから10万円/kWhへ下がっており、同じ条件で令和7年度を上回ることはありません。9.9kWhの場合で約15万円の目減りです。一方で、DR加算に「EMS・IoT関連機器を設置する場合は1台15万円」の区分ができ、令和7年度にあった「パッケージ新設とEMS・IoT機器助成は併用不可」という制約がなくなった点は改善です。
A. 令和8年10月1日以降に事前申込をする場合、助成対象が「令和8年度のZEH化・省CO2化促進事業でSIIが登録した機器」のみに限定されるためです。9月30日までなら令和4・5年度および令和6・7年度の登録機器も対象となり、選択肢が広く、価格面で有利な機種も選べます。金額が変わるわけではなく、選べる機種が変わるという点がポイントです。なお令和8年4月1日から6月30日までに契約締結または契約・工事が完了している事業は、この変更の適用外です。
A. 2026年8月時点で、クール・ネット東京は「事前申込:令和8年5月29日開始」とのみ公表しており、終了日は明示されていません。交付要綱では事前申込の受付期間は「公社が別に定める期間」とされ、助成金の交付は「公社の予算の範囲内で」行うと規定されています。参考として、令和6年度は令和7年3月31日17時必着、令和7年度は令和8年3月31日17時必着で受付を終了しました。予算に対する事前申込額の割合はクール・ネット東京のサイトで公開されているので、そちらを確認しながら判断してください。
A. 電力需給が逼迫した際に遠隔で充放電が制御されるのは事実です。要綱上も「原則として需給ひっ迫警報および注意報時のDR、および年間10日以上のDR」を行える契約を締結することが要件とされています。意図しないタイミングで充放電が行われ、一時的に電気代が想定より高くなる可能性はあります。ただし加算額は10〜15万円と大きく、多くのケースでは経済的なメリットが上回ります。制御の頻度や条件はDRサービスごとに異なるため、契約前に内容を確認してください。
A. 2026年8月時点では、国の「令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業」は2026年5月29日に交付申請額が予算に達して公募が終了しており、再開予定はないと案内されています。したがって現時点で新たに国のDR補助金を申請することはできません。なお東京都の助成対象経費は「国および他の地方公共団体からの補助金」を差し引いて算定する仕組みで、さらに助成金の交付額と当該補助金の額の合計額が助成対象経費を超えない範囲で交付されます。
A. できます。蓄電池の運転モードを「余剰電力を貯めながら、貯めきれない分は売電する」設定にすることが可能です。どのモードが最も経済的かは、家庭ごとの発電量・消費パターンによって変わります。
A. 令和8年度は「蓄電池ユニット増設」が6万円/kWh(DR実証に参加しない場合は上限72万円/戸)で助成対象です。増設の場合もDR実証参加による加算(10万円/EMS・IoT関連機器を設置する場合は1台15万円)が適用されます。ただし増設は要件を満たす太陽光発電システムが既に設置されていることが条件で、再エネ電力メニューの契約による代替はできません。また増設後の機器構成がSII登録機器であること、増設後もメーカー保証が適用される状態であることも求められます。
A. 東京都の「家庭における太陽光発電導入促進事業」にパワーコンディショナ更新費用助成があり、対象経費の1/2(上限10万円/台)が助成されます。卒FIT=設置から10年以上経過しているため、パワコンの更新時期と重なる世帯が多くなります。蓄電池の導入と併せて相談すると工事の重複を避けられますが、都・公社の他の同種の助成金を重複して受けることはできないため、どちらの事業で申請するかは事前に窓口へ確認してください。
A. 卒FIT世帯は切替不要です。実施要綱は「太陽光発電システムが既設または同時設置の場合」と「再生可能エネルギー電力メニューを契約している場合」を分けて規定していますが、単価はどちらも10万円/kWhで同額です。太陽光が既設であれば前者に該当します。再エネ電力メニューで申請する場合は、処分制限期間(6年)が経過するまで契約を継続することが交付の条件として付されます。
A. 交付要綱では「公社は助成金の額を確定したときは、速やかに被交付者に対し助成金を支払う」と定められています。具体的な日数は公表されていないため、目安をお伝えすることはできません。なお書類に不備があった場合、最初に修正を求められた日の翌日から起算して180日以内に是正しないと、申請を撤回したものとして扱われることがあります。業者と連絡が取りやすい体制を組んでおくことが重要です。
A. 処分制限期間があり、蓄電池システム・蓄電池ユニットは6年、エネルギーマネジメント機器およびIoT関連機器は5年です。この期間内に処分(目的外使用・貸付・譲渡・交換・担保・廃棄など)する場合は、あらかじめ公社の承認が必要で、助成金の支払い後であれば算出された額の納付を求められます。住宅の売却などで所有者が変わる場合も、地位承継の届出または承認申請が必要です。
A. 実施要綱では、事前申込の募集は令和5年度から令和9年度まで、助成金の交付は令和4年度から令和11年度まで行うとされており、設置は令和11年3月30日までのものが対象です。ただし補助単価や上限額は年度ごとに見直されており、令和7年度から令和8年度にかけて12万円/kWh→10万円/kWhへ減額され、増設も8万円/kWh→6万円/kWhへ引き下げられました。直近の傾向としては縮小方向です。「待てば得になる」とは考えにくい状況といえます。
| □ | チェック項目 | なぜ重要か |
|---|---|---|
| □ | 9月30日までに事前申込を出せば機種の選択肢が広いことを理解した | 10月以降は令和8年度SII登録機器に限定される |
| □ | DR実証に参加すると上限120万円の制約が外れることを理解した | 12kWh超の大容量ほど差が大きい |
| □ | DR加算をとるには「登録販売事業者」への手続代行の委任が必要だと知った | 業者選びを間違えると10〜15万円が取れない |
| □ | DR加算はEMS・IoT機器の設置有無で10万円か15万円か変わる | 見積段階で構成を詰めておく必要がある |
| □ | 「事前申込 → 受付通知 → 契約・工事」の順序を守る | 順序を誤ると助成対象経費にならない |
| □ | 実績報告に金融機関発行の証明書等が必要(現金払いは対象外) | 令和8年度からの新ルール。支払いは申請者本人が行う |
| □ | お住まいの区の制度が事前申請型か事後申請型かを確認した | 区によって動くタイミングが正反対 |
| □ | パワコンの設置年数を確認した(更新助成の対象になる可能性) | 卒FIT=パワコンの更新時期と重なりやすい |
| □ | 予算の範囲を超えた時点で受付が停止される可能性がある | 事前申込額の割合はクール・ネット東京で公開されている |
最後に:締切は「来年3月」ではなく「9月30日」と「予算の範囲」です
令和8年度の事前申込の終了日は2026年8月時点で公表されていませんが、卒FIT世帯にとって実質的な分岐点は2026年9月30日です。ここを過ぎると、選べる蓄電池が令和8年度のSII登録機器に絞られます。加えて助成金の交付は公社の予算の範囲内で行われるため、予算に達すれば期間の途中でも受付は止まります。見積比較から事前申込まで1〜2週間はかかるため、検討中の方は今月中に動き出すことをおすすめします。
本記事は、クール・ネット東京(公益財団法人東京都環境公社)が公開する「家庭における蓄電池導入促進事業実施要綱」(令和8年2月17日改正)および「同助成金交付要綱」(令和8年5月22日改正)の本文、東京都環境局、SII、資源エネルギー庁、国土交通省・環境省の公式情報を直接確認して作成しています。補助金情報は2026年8月時点のものです。制度内容・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず各実施機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。区市町村の補助金は年度ごとに実施の有無・金額が変動し、予算残額も日々変わります。本記事はアフィリエイト広告を含みますが、掲載内容や業者評価に影響を与えるものではありません。