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「京都市の補助金は7万円/kWって本当?」
「売電できなくなるの?」
結論からお伝えします。京都市の補助は太陽光1kWあたり7万円。5kWなら35万円という手厚い水準です。
ただし条件があります。FIT(固定価格買取制度)の認定を取得しないこと。この意味を理解しないまま申し込むと、後から想定と違うことになります。
制度名は「令和8年度京都市住宅の自家消費型太陽光発電設備等設置補助金」です。市は「住宅における再生可能エネルギーの普及拡大及び自家消費の最大化を図ることを目的」としています。
対象は京都市内の戸建て住宅です。
| パターン | 設置する設備 |
|---|---|
| 1 | 太陽光発電設備(2kW以上)+蓄電池又はV2H充放電設備 |
| 2 | 太陽光発電設備(2kW以上)+蓄電池又はV2H+高効率給湯機器又はコージェネレーションシステム |
| 3 | 既存の太陽光発電設備の追加的設備として、蓄電池又はV2H充放電設備を設置 |
注目すべきは太陽光単体では申請できない点です。パターン1・2では蓄電池またはV2Hとの同時設置が前提になっています。
| 設備 | 補助額 |
|---|---|
| 太陽光発電設備 | 7万円/kW |
| 蓄電池 | 5万円/kWh(上限:補助対象経費の3分の1) |
| V2H充放電設備 | 10万円/件 |
| 高効率給湯機器(パターン2) | 補助対象経費の2分の1(上限30万円) |
| コージェネレーションシステム(パターン2) | 補助対象経費の2分の1(上限80万円) |
| パターン3(既存太陽光への追加) | 10万円/件 |
太陽光は7万円/kW。大阪府内の多くの市が2万円前後だったことを考えると、3倍以上の水準です。
なお市は次の2点も定めています。
⚠️ 補助対象設備の主な要件:市は太陽光発電設備について「FIT(固定価格買取制度)/FIPの認定を取得しないこと」「発電した電力の30%以上を自家消費すること」と定めています。
これが京都市の制度で最も重要な条件です。補助額の大きさだけを見て判断すると、この点を見落とします。
FITは、一定期間にわたり国が定めた単価で電気を買い取ってもらう制度です。住宅用なら10年間、単価が固定されます。
この認定を取得しない場合、売電は小売電気事業者との相対契約になります。
| 項目 | FITを取得する場合 | FITを取得しない場合(京都市の補助対象) |
|---|---|---|
| 京都市の補助 | 受けられない | 7万円/kW |
| 売電単価 | 国が定めた単価で10年間固定 | 小売電気事業者との契約による |
| 単価の安定性 | 期間中は変わらない | 契約内容・見直しによる |
| 売電できるか | できる | できる(余剰電力の買取事業者と契約) |
誤解しやすいのですが、FITを取らなくても売電はできます。京都府も「非FIT余剰電力の買取事業者について」というページで買取事業者を案内しています。
ただし単価が10年間固定されるわけではありません。ここが最大の違いです。
判断の軸は「補助金7万円/kW」と「FITによる10年間の売電収入の安定性」を比べることです。
ただし前提として押さえておきたいのは、売電単価が下がった現在、売電収入そのものが以前ほど大きくないということです。
制度開始当初の住宅用の売電単価は40円台でしたが、その後年度ごとに引き下げられました。現在は「高く売る」より「買う電気を減らす」ほうが家計への効果が大きいという構図です。
京都市の制度は、まさに自家消費を前提に設計されています。だからこそ30%以上の自家消費が条件になっています。
💡 業者に依頼したい試算:①FITを取得した場合の10年間の売電収入 ②FITを取らず補助金7万円/kWを受けた場合の総額。この2つを並べてもらえば、どちらが有利か判断できます。自家消費率の見込みもあわせて聞いてください。
発電した電力の30%以上を自家消費するという要件は、蓄電池との同時設置が前提なら比較的達成しやすい条件です。
日中に使い切れなかった電気を蓄電池に貯め、夜に使えば自家消費に回ります。
あわせて次の工夫も有効です。
なおパターン2で高効率給湯機器を選ぶ場合、市は「インターネットに接続可能な機種で、翌日の天気予報や日射量予報に連動することで、昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能を有するもの、または、おひさまエコキュート」という要件を定めています。
自家消費を高める機能を持った機種に限定されているということです。
京都市の制度には事後申請ならではの不安を解消する仕組みがあります。
💡 事前登録制度(任意):市は「交付申請は事後申請です。申請を予定していても、申請時点で既に予算が尽きており、補助金を受けられないケースがあり得るため、任意で工事着手前に事前登録申込をしていただき、審査をクリアした場合、事務局がその分の予算を確保する」としています。
これは読者にとって非常に有利な仕組みです。
事後申請の制度では、工事を終えて申請しようとしたときに予算が尽きているリスクがあります。京都市はそのリスクを回避する手段を用意しているということです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイミング | 工事着手前(補助対象設備が設置された建売住宅購入の場合は売買契約前) |
| 効果 | 審査をクリアした場合、事務局がその分の予算を確保 |
| 任意か必須か | 任意 |
| 注意 | 事前登録をもって、交付を保証するものではありません |
任意とはいえ、使わない理由はほとんどありません。工事着手前に手続きを済ませておくことを強くおすすめします。
業者と契約する際に「事前登録を済ませてから着工したい」と伝えておいてください。
| 受付期間 | 令和8年6月1日(月曜日)から令和9年1月29日(金曜日)まで |
|---|---|
| 受付終了 | 予算額に達した時点で受付を終了 |
| 申請方法 | 専用ホームページ(kyoto-solar-support.jp)から |
| 申請の形式 | 事後申請(代理申請可) |
申請は代理申請が可能です。施工業者に手続きを依頼することもできます。
市は新築住宅について特例を設けています。
補助対象設備の工事請負契約から工事・支払い完了までが長期にわたり、令和9年4月1日から令和10年1月31日の間に完了する場合は、工事着手前かつ令和9年2月28日までに事業開始承認申請を行い、令和9年度に改めて交付申請する流れになります。
ただし市は「事業開始承認をもって、交付を保証するものではありません」としています。
| 事務局 | 京都市住宅の自家消費型太陽光発電設備等設置補助事務局 TEL:06-7525-4943 対応時間:午前9時から午後5時まで(土日祝・年末年始を除く) 〒534-0024 大阪市都島区東野田町1丁目5番14号 京橋フロントビル6階 株式会社かんでんCSフォーラム 京橋センター |
|---|---|
| 担当課 | 京都市 環境政策局 地球温暖化対策室 電話:075-222-4555/ファックス:075-211-9286 |
京都府も「家庭向け太陽光発電・蓄電設備補助金」を実施しています。ただし府が直接個人に振り込む形ではありません。
府は市町村と連携する形で補助しており、府の補助額は市町村が交付する金額の中に含まれる設計です。
つまり京都市にお住まいなら、京都市の窓口に申請すれば足ります。「府の補助金は別に申し込むのか」と迷う必要はありません。
府は補助金とは別に、次の取り組みも行っています。
| 取り組み | 内容 |
|---|---|
| 太陽光パネル・蓄電池の共同購入事業 | 購入希望者をまとめて募り、スケールメリットで価格を下げる仕組み。令和8年度は6月8日から11月30日まで参加希望者を募集 |
| 京都再エネコンシェルジュ | 京都府知事の認証を受けた再エネの専門家。導入を検討している方が相談できる |
| 非FIT余剰電力の買取事業者の案内 | FITを使わない場合の売電先を府が紹介 |
特に京都再エネコンシェルジュは、業者以外の第三者に相談できる貴重な窓口です。FITを取るか取らないかで迷ったときの相談先にもなります。
| パターン | 設置費用 | 京都市の補助金 | 実質負担 |
|---|---|---|---|
| 太陽光のみ(3kW) | 約85万円 | 0円(単体では対象外) | 約85万円 |
| 太陽光3kW+蓄電池 | 約170万円 | 21万円+蓄電池分 | ― |
| 太陽光5kW+蓄電池 | 約220万円 | 35万円+蓄電池分 | ― |
| 参考:相見積もりで20%安い業者を選んだ場合(5kW+蓄電池) | 約176万円 | 35万円+蓄電池分 | ― |
太陽光5kWなら35万円。蓄電池を加えれば5万円/kWh(上限:補助対象経費の3分の1)が上乗せされます。
ただし業者選びによる価格差も大きい点は変わりません。5kW+蓄電池で220万円なら、20%の差は44万円になります。
※価格・補助額はシミュレーション例です。蓄電池の補助額は容量と補助対象経費によって変わります。補助の可否は予算の残額や個別の条件によって変わるため、必ず補助事務局(06-7525-4943)または施工業者へご確認ください。
業者選びが太陽光発電導入の成否を左右します。京都市はFITを取るか取らないかの判断を業者と一緒に検討する必要があるエリアです。以下のランキングは、施工実績・自社施工体制・価格透明性・保証内容・口コミを総合評価したものです。
見積もり時に必ず確認してください:①FITを取る場合と取らない場合の両方で試算してもらえますか ②非FITの売電先はどこになりますか ③事前登録を済ませてから着工できますか。
| 業者名 | 施工 | 補助金対応 | 価格 | 保証 |
|---|---|---|---|---|
| ソーラーパートナーズ | 紹介サービス | 相見積もり最安 | 業者による | |
| エコ発電本舗 | 自社施工 | 業界最安水準 | 工事保証15年 | |
| タイナビ | 紹介サービス | 相見積もり最安 | 業者による |

エコ発電本舗は、東京都豊島区に本社を置く、蓄電池・太陽光発電の販売および設置業者です。
昭和44年創業で50年以上営業しており、サイトの利用者は月間12万人と信頼性の高さがうかがえます。
蓄電池設置は、自社とメーカー推奨の提携業者で行っており、迅速な対応を強みとしています。
蓄電池本体に最長15年間の保証がつき、施工保証も業界最長クラスの15年間です。全国の工事業者と提携しているので、充実したアフターサポートが受けられます。
| 運営会社名 | 株式会社ゼロホーム |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都豊島区西池袋5丁目13-12MKビル5F |
| 事業内容 | 太陽光発電・蓄電池・V2Hの販売施工、電気工事、屋根工事全般 |
| 対応エリア | 東京都全域・全国対応(北海道のみ対象外) |
| 補助金サポート | あり |
| 保証・アフターサポート | 商品保証:最長15年間、容量保証:最長15年間、災害補償:最長15年間、施工保証:最長15年間 |
| 主要取引先・提携メーカー | テスラ、ニチコン、パナソニック、シャープ、長州産業、ソーラーフロンティア、三菱電機、東芝、京セラ、ハンファQセルズジャパン、カナディアンソーラー、サンテックパワー、ダイキン、日立、日本電気 |
| 許認可・登録情報 | 太陽光発電アドバーザー、二級建築士、一級建築施工管理技士ほか |
| 支払い方法 | 記載なし |

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ソーラーパートナーズは、東京都新宿区に本社を置く、蓄電池業者一括見積もり業者です。
蓄電池主要メーカーも加盟する太陽光発電協会(JPEA)の加盟企業なので安心感があります。
提携するのは、自社一貫施工・施工実績100棟以上・メーカー保証と工事保証ありなど7つの審査基準を満たす業者のみです。
独自のあんしん完了保証があり、ソーラーパートナーズを介して契約した場合、工事の完了が保証されます。工事代金を支払えば、必ず蓄電池設置をしてもらえるのでリスクは最小限に抑えられます。
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| 運営会社名 | 株式会社ソーラーパートナーズ |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都新宿区新宿5-18-20 新宿オミビル4F |
| 事業内容 | 太陽光発電と蓄電池の工事会社ネットワーク運営事業 |
| 対応エリア | 東京都他、全国対応 |
| 補助金サポート | 業者によって異なる |
| 保証・アフターサポート | 独自のあんしん完了保証(代金支払い後の工事完了を保証) |
| 主要取引先・提携メーカー | 記載なし |
| 許認可・登録情報 | 建設業許可番号:東京都知事許可(般-4) 第138314号電気工事業届出番号:東京都知事届出 第2910275号 |
| 支払い方法 | 業者によって異なる |
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タイナビ太陽光発電は、東京都品川区に本社を置く、株式会社グッドフェローズが運営する、太陽光発電業者一括見積もり業者です。
一括見積もりでは、これまでに京セラやニチコン、オムロンなどのメーカーの設置実績があり、相場は80~200万円程度となっています。最大5社の見積もりが一度に比較できるので、太陽光発電設置費用がもっとも安い業者を見つけることが可能です。
蓄電池とセットで見積もり依頼を行うこともできます。
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| 運営会社名 | 株式会社グッドフェローズ |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都品川区西五反田7-13-5 DK五反田ビル8階 |
| 事業内容 | エネルギーメディア事業(蓄電池・太陽光発電・風力発電の一括見積もりサイト運営) |
| 対応エリア | 東京都全域・他全国対応 |
| 補助金サポート | 業者によって異なる |
| 保証・アフターサポート | 商品保証は基本あり、施工保証・メンテナンス・災害補償は業者によって異なる |
| 主要取引先・提携メーカー | 株式会社NTTスマイルエナジー、株式会社ミツウロコ、イーゲート株式会社、株式会社明成商会、四国電力株式会社 |
| 許認可・登録情報 | 記載なし |
| 支払い方法 | 業者によって異なる |
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地元に拠点を持つ業者は、現地調査や設置後のメンテナンスで動きやすいという利点があります。一括見積もりサービスとあわせて、地場業者からも見積もりを取って比較してみてください。
| 所在地 | 京都市南区上鳥羽城ヶ前町248 らくなんビル202 |
|---|---|
| 電話番号 | 0120-857-898 |
| 所在地 | 京都市中京区七観音町629 |
|---|---|
| 電話番号 | 075-231-6381 |
| 所在地 | 京都市伏見区深草西浦町2-33-11 |
|---|---|
| 電話番号 | 075-644-9497 |
※掲載情報は2026年8月時点のものです。所在地・電話番号・対応内容は変更される場合がありますので、お問い合わせ前に各社の公式サイトでご確認ください。太陽光発電・蓄電池の取り扱い有無や、京都市の補助金申請への対応可否についても直接ご確認ください。
※各社の施工体制や保証内容については、見積もり依頼時に直接ご確認ください。
業者選びは太陽光発電導入において最も重要なステップです。設置後20〜30年間付き合うパートナーを選ぶつもりで、以下の5つのポイントを必ず確認してください。
京都市で最も重要な確認事項です。「FITを取る場合と取らない場合、それぞれで試算してもらえますか」と聞いてみてください。
この質問に応じられる業者は、京都市の制度を理解しています。
| 確認したい試算 | 内容 |
|---|---|
| FITを取得する場合 | 10年間の売電収入。市の補助はゼロ |
| FITを取得しない場合 | 市の補助7万円/kW+非FITでの売電収入 |
| 自家消費率の見込み | 30%以上の要件を満たせるか |
| 非FITの売電先 | どの小売電気事業者と契約するか |
「補助金が出るのでこちらがお得です」とだけ説明する業者には、比較の根拠を求めてください。
判断に迷う場合は、京都府知事の認証を受けた「京都再エネコンシェルジュ」に相談するという手もあります。
FITを取得しない場合、余剰電力は小売電気事業者との契約で売ることになります。
京都府は「非FIT余剰電力の買取事業者について」というページで買取事業者を案内しています。業者にどこと契約する想定かを聞いてください。
ここを曖昧にしたまま契約すると、設置後に売電先が決まらないという事態にもなりかねません。
京都市には事前登録制度があります。工事着手前に登録すれば、事務局が予算を確保してくれる仕組みです。
ところが事後申請の制度であるため、業者によっては事前登録を案内しない可能性があります。
契約時に「事前登録を済ませてから着工したい」と明確に伝えてください。工事を急ぐ業者ほど、この工程を飛ばしたがる傾向があります。
なお建売住宅を購入する場合は売買契約前が事前登録のタイミングです。
京都市は設備ごとに補助の計算方法が異なります。太陽光はkW単価、蓄電池はkWh単価、V2Hは定額です。
蓄電池の補助には「上限:補助対象経費の3分の1」という条件があるため、金額が分かれていないと計算できません。
| 保証の種類 | 内容 | 一般的な期間 |
|---|---|---|
| 製品保証 | パネル・パワコンなど機器が故障した場合に修理・交換 | 10〜15年(最長30年) |
| 出力保証 | 発電量が基準を下回った場合に補償 | 25年(初期出力80%以上) |
| 工事保証 | 施工ミスによる雨漏りなどに対応 | 5〜10年(長州産業は10年) |
安さだけで選ぶと保証が薄くなりがちです。価格と保証はセットで比較してください。
あわせて蓄電池の保証も確認してください。太陽光とは別に条件が設定されているのが一般的です。
京都市の最大の利点は、補助額が大きく回収年数に効くことです。
太陽光5kWなら35万円。蓄電池を加えればさらに上乗せされます。他府県の多くの市が数万円から10万円程度であることを考えると、水準が違います。
戸建て住宅(4人家族・月19,000円の電気代)に4〜5kWを設置した場合、自家消費と売電を合わせて月6,000〜11,000円程度の負担軽減が見込めます。年間では72,000〜132,000円です。
ただし京都市の制度はFITを使わない前提です。売電収入の見込みは、非FITの契約内容によって変わります。
京都市の補助は蓄電池またはV2Hとの同時設置が前提です。結果として停電時に夜間も電気を使える構成になります。
太陽光だけの場合、自立運転機能で日中は電気を取り出せますが夜間は使えません。蓄電池があればその制約がなくなります。
ただし蓄電池は数十万円から百万円を超える設備です。補助を受けるためだけに導入を決めるものではありません。防災への備えとしての価値も含めて判断してください。
京都市は三方を山に囲まれた盆地で、鴨川・桂川が流れています。浸水想定はエリアによって大きく異なります。
パワーコンディショナーや蓄電池は屋外の地上に設置されることが多いため、浸水すると使えなくなる可能性があります。
ハザードマップで自宅の想定浸水深を確認し、その高さを超える位置に設置できるかを業者と相談してください。
メーカー選びは業者選びと並んで重要なステップです。京都市の補助は容量に応じた定額(7万円/kW)のため、メーカーによって補助額が変わることはありません。
| 順位 | メーカー | 全国シェア |
|---|---|---|
| 1位 | カナディアンソーラー | 33.9% |
| 2位 | 長州産業 | 16.7% |
| 3位 | AIKOソーラー | 急伸中 |
| メーカー | 最大変換効率 | kW単価(6kW時) | 出力保証 | 機器保証 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 長州産業 | 20.4% | 23.8万円 | 25年(72%) | 15年 | 狭い屋根・国産・施工保証10年 |
| ハンファジャパン | 24.2% | 23.2万円 | 25年(88.9%) | 25年 | 変換効率トップ・低価格・長期保証 |
| カナディアンソーラー | 22.5% | 24.6万円 | 30年(87.4%) | 25年 | コスパ最高・業界最長保証 |
| AIKOソーラー | 24.3% | 要見積もり | 25年(90.6%) | 15年 | 変換効率世界最高水準 |
| シャープ | 20.2% | 25.7万円 | 20年(80%) | 15年 | 実績・デザイン・蓄電池連携 |
| パナソニック | 21.0% | 28.2万円 | 25年(72%) | 15年 | 国産・蓄電池とエコキュートの一元管理 |
京都市では蓄電池との同時設置が前提になるため、同一メーカーで揃えられるかも判断材料です。機器間の連携がスムーズで、問い合わせ窓口も一本化できます。
単結晶シリコン系太陽光パネルの全工程を自社の国内工場で製造している数少ない国内メーカーです。豊富なパネルサイズのラインナップにより、狭い屋根・複雑な形状にも最大限のパネルを設置できます。町家や敷地の限られた住宅が多い京都市では、この柔軟性が活きます。施工保証(雨漏り保証)10年がデフォルトで付く点も安心材料です。
国内メーカーとして長い実績を持ち、蓄電池との連携に定評があります。京都市のように太陽光と蓄電池をセットで導入する制度では、機器の相性が重要になります。日本の住宅事情に合わせた架台システムと施工体制も整っています。
最新のTOPHiku6シリーズはTOPConセル技術を採用し、変換効率22.5%を実現。出力保証30年・機器保証25年という業界トップクラスの保証体制が整っています。kW単価24.6万円と、性能・価格・保証のバランスが優れたコストパフォーマンスに定評があります。
京都市は11の行政区からなり、エリアによって住宅の性格が大きく異なる市です。
| エリア | 特徴 |
|---|---|
| 中心部(中京・下京・上京) | 町家や間口の狭い住宅が多い。景観規制の対象地域も |
| 北部(北区・左京区) | 山に近い住宅地。敷地にゆとりのある区域も |
| 南部(伏見区・南区) | 戸建て住宅地が広がる。屋根面積を確保しやすい |
| 西部(右京区・西京区) | 住宅地。計画的に開発された地域も含む |
補助の要件は太陽光2kW以上です。中心部の狭小住宅でも、この基準は満たしやすい水準といえます。
京都市には独自の景観政策があり、地域によって建築物の色彩やデザインに関する規制が設けられています。
太陽光パネルの設置についても、地域や屋根の見え方によっては配慮が求められる場合があります。
確認しておきたい点は次のとおりです。
京都市での施工実績がある業者なら、こうした点も踏まえて提案してくれます。詳細は市の景観担当部署でご確認ください。
中心部を中心に、日本瓦の屋根が多いのも京都市の特徴です。
瓦屋根への設置には専用の工法が必要になります。支持瓦に交換する方法や、瓦を持ち上げて固定する方法などがあり、業者の技術力が問われます。
確認しておきたいのは次の点です。
築年数を重ねた住宅では、屋根の残り寿命の確認も欠かせません。パネルを載せた状態では葺き替えができないためです。
| 屋根形状 | 特徴 | おすすめメーカー |
|---|---|---|
| 切妻屋根 | 最もパネルが載せやすい標準的な形状 | カナディアンソーラー・ハンファジャパン |
| 寄棟屋根 | 4面に傾斜・三角形スペースが多い | 長州産業・エクソル |
| 片流れ屋根 | 1方向に傾斜・南向きなら最高効率 | カナディアンソーラー・ハンファジャパン |
| 陸屋根 | 平ら・架台で角度を調整 | いずれのメーカーでも対応可 |
| 複雑な形状 | ドーマー窓あり・特殊形状 | 長州産業・フジプレアム(軽量) |
| 手口 | 具体例 | 対処法 |
|---|---|---|
| FITを取らない不利益を説明しない | 「補助金が出るのでこちらがお得です」 | FITあり・なしの両方で試算を求める |
| 非FITの売電先を示さない | 「売電先は後で決めましょう」 | 契約前に買取事業者と単価を確認する |
| 事前登録を案内しない | 「すぐ着工しましょう」 | 工事着手前の事前登録で予算を確保できる |
| 補助額を過大に伝える | 「太陽光だけで100万円出ます」 | 7万円/kW。太陽光単体では対象外 |
| 契約急がせ | 「今日中に決めないと予算が尽きます」 | その日は決断しない |
京都市で最も警戒すべきは上の2つです。どちらも「補助金の額」に目を向けさせ、その裏側にある条件から目をそらす手口です。
FITを取らないという選択は、10年間の売電単価の安定を手放すことを意味します。それでも補助7万円/kWが有利になるケースは多いと考えられますが、比較したうえで選ぶべきです。
2つ目も重要です。売電先が決まらないまま設置してしまうと、余剰電力を活かせません。契約前に確認してください。
💡 第三者に相談できる窓口があります:京都府は「京都再エネコンシェルジュ」という、府知事の認証を受けた再エネの専門家による相談制度を設けています。業者の説明に迷ったとき、利害関係のない相談先として活用できます。
訪問販売や電話勧誘で契約してしまった場合でも、契約書を受け取った日から8日以内であれば無条件でキャンセルできます。
| 対象 | 訪問販売・電話勧誘による契約 |
| 期限 | 契約書受取日から8日以内 |
| 方法 | 書面(特定記録郵便)またはメール(記録を残す) |
| 費用 | 無料(違約金も不要) |
| 窓口 | 連絡先 |
|---|---|
| 消費者ホットライン | 188(局番なし) |
| 京都市住宅の自家消費型太陽光発電設備等設置補助事務局 | 06-7525-4943(平日9時〜17時) |
| 京都市 環境政策局 地球温暖化対策室 | 075-222-4555 |
| 京都再エネコンシェルジュ | 京都府の認証制度(府ホームページで確認) |
ここでは、京都市で太陽光発電の導入を考えるときに想定される場面を、代表的なパターンとして取り上げます。特定の誰かの実体験ではなく、判断の手がかりとして役立つ考え方をまとめたものです。実際の費用や補助額は、年度・住まいの状況・適用条件によって変わります。
①FITを取るか迷っている
補助金は魅力的だが、売電の固定単価を手放すことに不安がある場面です。
まず両方のパターンで試算してもらってください。FITを取得した場合の10年間の売電収入と、FITを取らず補助7万円/kWを受けた場合の総額です。5kWなら補助は35万円。この金額を10年分の売電収入と比べることになります。判断の前提として、売電単価が下がった現在は「高く売る」より「買う電気を減らす」ほうが効果が大きいという事情もあります。京都市の制度は自家消費を前提に設計されており、蓄電池とのセットで自家消費率を高める構成になっています。迷う場合は京都再エネコンシェルジュに相談する方法もあります。
②太陽光だけ設置したい
予算の都合で蓄電池は見送りたいと考えている場面です。
京都市の補助は受けられません。パターン1・2はいずれも蓄電池またはV2H充放電設備との同時設置が条件だからです。ただし太陽光単体でも電気代の削減効果は年間72,000〜132,000円程度が見込めます。またFITの制約もなくなるため、固定単価での売電を選べます。補助を受けるためだけに数十万円以上の蓄電池を購入するかどうかは、防災への備えとしての価値も含めて別に判断してください。なおすでに太陽光を設置済みなら、後から蓄電池やV2Hを追加して10万円の補助を受ける道もあります。
③予算切れが心配
事後申請と聞いて、工事後に予算が尽きていないか不安な場面です。
事前登録制度を使ってください。市は「申請時点で既に予算が尽きており、補助金を受けられないケースがあり得るため」として、任意の事前登録制度を設けています。工事着手前に登録し、審査をクリアすれば事務局がその分の予算を確保してくれます。建売住宅を購入する場合は売買契約前が登録のタイミングです。ただし市は「事前登録をもって、交付を保証するものではありません」としているため、確約ではない点は理解しておいてください。業者には「事前登録を済ませてから着工したい」と明確に伝えましょう。
④町家や瓦屋根に設置したい
京都らしい日本瓦の住宅で導入を考えている場面です。
瓦屋根への設置は可能ですが、専用の工法と技術力が必要です。支持瓦に交換する方法や瓦を持ち上げて固定する方法があり、施工品質が雨漏りリスクに直結します。瓦屋根の実績があるか、どの工法を使うか、工事保証(雨漏り保証)の期間と範囲はどうかを確認してください。あわせて下地の状態と屋根の残り寿命も見てもらいましょう。また京都市には独自の景観政策があるため、地域によっては配慮や手続きが必要になる場合があります。市の景観担当部署でご確認ください。
「令和8年度京都市住宅の自家消費型太陽光発電設備等設置補助金」により、太陽光発電設備は7万円/kWです。5kWなら35万円になります。あわせて蓄電池は5万円/kWh(上限:補助対象経費の3分の1)、V2H充放電設備は10万円/件です。対象は京都市内の戸建て住宅です。
FIT(固定価格買取制度)は、一定期間にわたり国が定めた単価で電気を買い取ってもらう制度です。京都市の補助を受けるには、この認定を取得しないことが条件となります。ただし売電ができなくなるわけではなく、小売電気事業者との契約で余剰電力を売ることは可能です。京都府も非FIT余剰電力の買取事業者を案内しています。単価が10年間固定されない点が最大の違いです。
住宅の条件や生活パターンによって変わります。FITを取得した場合の10年間の売電収入と、補助7万円/kWの金額を比べてください。5kWなら補助は35万円です。売電単価が下がった現在は「買う電気を減らす」ほうが効果が大きい傾向にあり、京都市の制度も自家消費を前提に設計されています。業者に両方のパターンで試算を依頼し、京都再エネコンシェルジュにも相談してみてください。
受けられません。補助対象は「太陽光発電設備(2kW以上)+蓄電池又はV2H充放電設備」の同時設置、またはこれに高効率給湯機器又はコージェネレーションシステムを加えた組み合わせです。太陽光単体では申請できません。
既存の太陽光発電設備の追加的設備として蓄電池又はV2H充放電設備を設置する場合、10万円/件の補助が受けられます。ただし蓄電池とV2H充放電設備の両方を設置した場合、補助対象設備はいずれか一方となります。
市は太陽光発電設備の要件として「発電した電力の30%以上を自家消費すること」と定めています。蓄電池との同時設置が前提であれば比較的達成しやすい条件です。日中に使い切れなかった電気を蓄電池に貯めて夜に使えば自家消費に回ります。洗濯機や食洗機を昼間に動かす、エコキュートの昼間沸き上げを使うといった工夫も有効です。
交付申請は事後申請のため、申請時点で予算が尽きているリスクがあります。そこで任意で工事着手前(建売住宅購入の場合は売買契約前)に事前登録を申し込み、審査をクリアした場合に事務局がその分の予算を確保する制度です。ただし市は「事前登録をもって、交付を保証するものではありません」としています。任意ですが、使わない理由はほとんどありません。
令和8年6月1日から令和9年1月29日までです。ただし予算額に達した時点で受付を終了します。申請は専用ホームページから行い、代理申請も可能です。
あります。市は「インターネットに接続可能な機種で、翌日の天気予報や日射量予報に連動することで、昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能を有するものであること、または、おひさまエコキュートであること」と定めています。自家消費を高める機能を持つ機種に限定されています。
市は特例を設けています。補助対象設備の工事請負契約から工事・支払い完了までが長期にわたり、令和9年4月1日から令和10年1月31日の間に完了する場合は、工事着手前かつ令和9年2月28日までに事業開始承認申請を行い、令和9年度に改めて交付申請します。ただし「事業開始承認をもって、交付を保証するものではありません」とされています。
不要です。京都府の「家庭向け太陽光発電・蓄電設備補助金」は市町村と連携する形で実施されており、府の補助額は市町村が交付する金額に含まれる設計です。京都市にお住まいなら、京都市の窓口に申請すれば足ります。
京都府知事の認証を受けた再生可能エネルギーの専門家です。住宅への太陽光発電や蓄電池の導入を検討している方が相談できます。業者と利害関係のない第三者に相談できる窓口として、FITを取るかどうかの判断に迷ったときにも活用できます。
あります。京都府・京都市では太陽光パネル・蓄電池の共同購入事業を実施しており、購入希望者をまとめることでスケールメリットを生み出す仕組みです。令和8年度は6月8日から11月30日まで参加希望者を募集しています。補助金とは別の制度で、価格を比較する材料としても使えます。
京都市には独自の景観政策があり、地域によって建築物の色彩やデザインに関する規制が設けられています。太陽光パネルの設置についても、地域や屋根の見え方によっては配慮や手続きが必要になる場合があります。自宅が規制区域に含まれるかは、市の景観担当部署でご確認ください。京都市での施工実績がある業者なら踏まえて提案してくれます。
設置できますが専用の工法が必要です。支持瓦に交換する方法や、瓦を持ち上げて固定する方法などがあります。施工品質が雨漏りリスクに直結するため、瓦屋根への施工実績、採用する工法、工事保証(雨漏り保証)の期間と範囲を確認してください。あわせて下地の状態と屋根の残り寿命も見てもらいましょう。
京都市は補助が手厚いため、他市より回収年数は短くなる傾向にあります。ただし蓄電池を含めた設備費用や、非FITでの売電単価によって大きく変わります。業者のシミュレーションで前提条件(自家消費率、売電単価、買電単価)を必ず確認してください。あわせて相見積もりで設置価格そのものを下げることも効果的です。
京都市は太陽光1kWあたり7万円という手厚い補助を実施しています。5kWなら35万円です。
押さえるべきポイントは4つです。
この制度の本質は、「売電の固定単価」と引き換えに「手厚い補助と自家消費」を選ぶという設計にあります。
補助額の大きさだけで判断せず、FITあり・なしの両方で試算を取って比べてください。判断に迷えば京都再エネコンシェルジュという相談先もあります。
まずは複数の業者に無料相談・無料見積もりを依頼してください。補助が手厚いエリアだからこそ、条件を正確に理解したうえで選ぶことが大切です。
📋 免責・参照情報
本記事の情報は2026年8月時点のものです。令和8年度京都市住宅の自家消費型太陽光発電設備等設置補助金は、受付期間内であっても予算額に達した時点で受付を終了します。最新の受付状況は必ず補助事務局(06-7525-4943)または専用ホームページでご確認ください。補助金制度は年度ごとに変更になる場合があり、金額・条件・申請期間が変わる、または制度自体が終了する可能性があります。「FIT/FIPの認定を取得しないこと」「発電した電力の30%以上を自家消費すること」等の要件、対象設備の詳細な条件、事前登録制度の手続きについては、市および補助事務局の公表資料に定められています。申請前に必ずご確認ください。非FITでの余剰電力の買取条件は小売電気事業者との契約によって異なります。売電収入のシミュレーションは前提条件によって大きく変動するため、施工業者または京都再エネコンシェルジュにご相談ください。本記事は市の公表内容を要約したものであり、個別の判断については市の公式見解が優先されます。
出典:京都市「令和8年度京都市住宅の自家消費型太陽光発電設備等設置補助金の募集」、京都市「報道発表資料(令和8年5月27日)」、京都府「家庭向け太陽光発電・蓄電設備補助金(令和8年度)」、京都府「非FIT余剰電力の買取事業者について」の公表資料