卒FIT後、世田谷区で蓄電池は必要?後悔しない選び方と費用・補助金・見積もりのコツ

卒FIT(固定価格買取制度の満了)を迎えると、売電単価が下がり、「このまま売り続けていていいの?」「余った電気がもったいない…」と感じる方が一気に増えてきます。
そこで気になるのが、蓄電池を導入して自家消費に切り替えるのは本当に有効なのかという点です。

世田谷区は戸建て住宅が多く、卒FIT後に蓄電池を検討する家庭も非常に多いエリア。その一方で、業者ごとに見積もり金額や提案内容の差が出やすく、比較せずに決めてしまうと後悔につながるケースも少なくありません。

だからこそ、最初から相見積もりを前提に判断することが失敗回避のカギになります。

この記事では、世田谷区で卒FIT後に蓄電池を検討する方に向けて、次のポイントを解説します。

  • 補助金の考え方
  • 費用相場の目安
  • 失敗しない容量選び
  • 工事内容と業者選びの注意点
  • 元が取れるかどうかの判断基準

結論から言うと、世田谷区で蓄電池が向いているのは、売電単価が下がり、夜間の電力使用が多い家庭です。まずは「電気使用量 × 売電単価 × 夜間使用比率」を確認することが最優先。

迷った場合は、容量7kWh前後または10kWhを目安に、全負荷か特定負荷かを比較し、相見積もりで判断するのが失敗しにくい選び方です。

目次

卒FITとは?世田谷区で今起きている“売電→自家消費”の流れ

太陽光発電を設置して約10年。世田谷区でも卒FIT(固定価格買取制度の満了)を迎える家庭が増えています。

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売電価格が下がる中で、「このまま売電を続けていていいのか」「自家消費に切り替えるべきか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
ここでは、卒FITで何が変わるのか、そして世田谷区で進んでいる“売電中心”から“自家消費中心”への流れを整理します。

卒FITで何が変わる

卒FITとは、太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)の売電期間が満了した状態を指します。
期間中は高い価格で安定して売電できましたが、卒FIT後は売電単価が下がり、売るより使う選択肢が現実的になります。一方で、売電先を自由に選べるなど判断の幅も広がります。

卒FIT後の選択肢は3つ

卒FIT後の選択肢は大きく3つです。売電を続ける方法、自宅で使う電気を増やす方法、そして蓄電池やV2Hを活用して自家消費を高める方法。どれが正解かは、電気の使い方や将来設計によって異なります。

世田谷区の「卒FIT電力の活用」施策

世田谷区では、卒FIT後の電力を区内で活用する取り組みが進んでいます。売電に頼るのではなく、蓄電池を使って家庭内で消費することで、電気代の削減や停電対策につなげる流れが広がっています。

世田谷区で“蓄電池を検討すべき人”チェックリスト

蓄電池は、すべての家庭にとって必ずしも必要な設備ではありません。世田谷区でも、電気の使い方や住環境によって「向き・不向き」がはっきり分かれるのが実情です。ここでは、どんな家庭が蓄電池に向いているのかを整理します。

向いている人(昼不在/夜の電力使用が多い/停電対策したい など)

次のような傾向がある家庭は、蓄電池のメリットを感じやすいと言えます。

  • 日中は仕事や学校で家を空けることが多く、夜間の電力使用が多い
  • 電気代が高く、買電量をできるだけ減らしたい
  • 停電時でも冷蔵庫や照明など、最低限の電気を確保したい
  • 太陽光の余剰電力を「売るより使う」ことに価値を感じる

特に世田谷区のように住宅が密集し、災害時の備えを重視する家庭では、安心感を理由に導入を検討するケースも増えています。

向かない人(夜の使用が少ない/設置条件が厳しい/回収だけを重視)

一方で、次のような場合は慎重な判断が必要です。

  • 夜間の電力使用が少なく、蓄えた電気を使い切れない
  • 設置スペースや配線条件が厳しく、工事費が高くなりやすい
  • 「何年で元が取れるか」など、回収年数だけを重視している

蓄電池は、短期間で確実に元を取る設備ではありません。数字だけで判断すると、期待外れに感じる可能性があります。

太陽光あり/なしで判断が分かれるポイント

太陽光発電があるかどうかでも、判断は大きく変わります。

  • 太陽光あり
    余剰電力を蓄電池に回して自家消費を増やせるため、導入効果を実感しやすい
  • 太陽光なし
    基本的には買電をためる形になり、電気料金プランや使い方次第で評価が分かれる

そのため、蓄電池の検討は「うちの使い方で本当に活きるか?」を前提に考えることが重要です。

【ここで一度、整理してみませんか】
ここまで読んで、「うちは結局どう判断すればいい?」と少しでも感じた方へ。

蓄電池は 住まいの条件・補助金・見積もり条件で、
“正解”が家庭ごとに変わります。
だから、決める前に「自分の場合」を一度見える化しておくのがいちばん安全です。

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世田谷区の補助金はどうなってる?

太陽光発電や蓄電池、電気設備の補助金は年ごとに制度・予算が変わります。世田谷区では区独自の制度に加えて、東京都や国の補助金も活用可能な場合があり、いくつかの制度を重ねて使えるケースもあります。ここでは、現時点で確認できる制度の概要と注意点を解説します。

世田谷区(区の制度の最新状況と注意点)

  • 世田谷区では 「エコ住宅補助金」 として、太陽光発電システムに対して 1kWあたり3万円/上限30万円 の補助制度を実施していましたが、令和7年度は受付が終了しています。詳細や令和8年度以降の制度は区公式サイトで随時更新されます。
  • 以前は定置型蓄電池にも補助がありましたが、直近制度では蓄電池単体への区独自補助は実施していない傾向になっています。
  • 注意点:年度ごとに予算上限に達した時点で受付が終了するため、実施の有無・開始時期は必ず自治体公式ページをチェックしてください。

東京都(クールネット東京等)で使える可能性がある枠

都では区をまたいで利用できる大きな支援制度があります。

東京都のポイント

  • 太陽光発電や蓄電池の設置に対して、東京都独自の補助金制度があります。
    ・太陽光発電:設置容量に応じて数十万円〜の補助
    ・蓄電池導入:12万円/kWh(上限あり) のような補助も確認されている例あり(※年度・内容は更新要確認)
  • 都の支援では「共同購入促進」の取り組みもあり、太陽光・蓄電池をまとめて安く導入できる枠の募集が出ている場合もあります。
  • 東京都の補助は区の補助と併用可能なものもあり、区+都+国の三段併用で初期負担を大きく減らせるケースもあります(詳細は各制度ごとの併用ルール確認が必要)。

V2Hも候補なら(都のV2H助成・戸建要件など)

  • 東京都では 「戸建住宅におけるV2H普及促進事業」 として、V2H機器(電気自動車⇔住宅間の電力出力設備)に対して補助金が出る制度があります。
  • 補助対象は 戸建住宅で新規に設置されるV2H設備 で、期間内の設置・申請が条件です。
  • この制度は 世田谷区に住んでいても申請可能 で、区独自の補助と併用できる場合もあります。
  • 注意点:集合住宅や戸建以外の用途は対象外、機器の設置時期・手続き期限の確認が必須です。

補助金で“やりがちな失敗”

補助金申請でよくある失敗例は次の通りです。

  • 申請タイミングのズレ
    補助金は「契約前・工事前・工事後」のどの段階で申請すべきかが制度ごとに異なります。間違えると対象外になるケースもあります。
  • 対象機器の認証要件漏れ
    国・都の制度では、DR対応・SII登録製品など、機器の認証・仕様条件がある制度もあります。要件を満たさない製品を選ぶと補助対象になりません。
  • 書類・写真不備
    補助金申請では書類不備や証明写真の欠落で却下になるケースが一定数あります。交付要領のチェックリストで必ず確認しましょう。
  • 施工会社要件
    世田谷区独自の補助金では 「区内業者との契約が条件」 となる場合があり、業者選びで補助金対象外になることがあります。

世田谷区の蓄電池費用相場|本体・工事・パワコン交換まで

蓄電池の導入費用は、容量や工事条件、付帯設備の有無によって大きく変わります。ここでは、世田谷区の住宅でよく選ばれる容量別の費用相場と、見積もりの内訳・判断ポイントを押さえましょう。

相場感(容量別:5kWh/7kWh/10kWh/15kWh)

以下は世田谷区でも一般的に見られる蓄電池導入の概算費用です。
※あくまで目安で、機器・工事条件によって変動します。

容量(kWh)概算費用(税抜)
5 kWh約90〜120万円
7 kWh約110〜150万円
10 kWh約140〜200万円
15 kWh約200〜280万円

ポイント

  • 小容量(5〜7kWh):夕方〜夜の短時間利用向け
  • 中容量(10kWh):一般的な家庭でバランスが良い
  • 大容量(15kWh以上):夜間利用が多い/停電対策重視

世田谷区の物価・工事費水準は東京エリアのため、地方と比べるとやや高めになりがちです。

見積もり内訳

蓄電池費用は以下の要素で構成されています。

1. 本体価格

  • 蓄電池ユニット本体。容量・メーカー・性能で価格が変わる。

2. 工事費用

  • 据付工事・配線工事
  • 電気工事士による接続・試運転

3. 分電盤・配線系

  • 分電盤の追加・切替工事
  • 屋内/屋外配線延長

4. 設定/動作確認

  • 制御設定(自家消費最適化・停電対応)
  • 設定後の動作確認テスト

5. 保証・アフター

  • 本体保証(例:10年・15年)
  • 工事保証
  • メーカー保証との整合

6. 追加オプション

  • リモート監視システム
  • 無停電装置(UPS)との連携

費用の大半は本体+工事ですが、分電盤や設定調整で数十万円単位で変わることもあります。

パワコン(単機能/ハイブリッド)と「同時交換」の判断

蓄電池導入にあたっては、パワーコンディショナー(パワコン)も重要です。

単機能パワコン

  • 太陽光発電用と蓄電池用が分かれるタイプ
  • 機器数が増えるが初期費用は抑えやすい

ハイブリッドパワコン

  • 発電+蓄電制御を1台で担う
  • 配線や制御がすっきりするが本体価格が高め

同時交換の判断

  • 既存のパワコンが古い・保証切れ間近 → 同時交換推奨
  • 太陽光パワコンが高効率で状態良好 → 単機能で蓄電側だけ追加も有り

結論

  • 初期投資を抑えつつ機能統合したい → ハイブリッド
  • 既存発電設備を活かしたい → 単機能+既存パワコン

価格がブレる要因

費用見積もりが変わる主な要因は次の通りです。

■ 全負荷 vs 特定負荷

  • 全負荷:家中の電気を蓄電池でカバーできる(停電時の安心感高)
    → 配線工事が増え、費用が上がりやすい
  • 特定負荷:選んだコンセント・回路だけ
    → 工事単純化で費用を抑えやすい

■ 屋内/屋外配線条件

  • 配線距離が長い
  • 壁・床の開口工事が必要
    → 追加費用が発生

■ 設置場所(狭所・傾斜)

  • 狭いスペース・傾斜地・防水処理が必要な場合
    → 工数が増える

■ メーカー・機能差

  • サイクル寿命・保証年数
  • 停電対応能力(短時間UPS含む)
    → 高性能=高価格

■ 補助金条件

  • 補助金対象にするには
    ・性能要件
    ・申請期限
    ・施工事業者要件
    などがあり、条件外だと見積もりから除外・追加金額が発生

元が取れる?世田谷区モデルで回収を“現実的に”見る

蓄電池を検討するうえで気になるのが「結局、元が取れるの?」という点です。ただし、蓄電池は投資商品というより “電気の使い方を最適化する設備” なので、回収は「売電収入」だけで見ず、買電を減らせた分+停電対策の価値まで含めて現実的に判断するのがポイントです。

回収の式(夜間利用↑/買電単価↑/売電単価↓ほど有利)

ざっくりした考え方はこの式で整理できます。

回収の基本=(削減できた電気代+増えた自家消費価値)-(失った売電収入)

要するに、

  • 夜に電気をたくさん使うほど(蓄えた電気を使い切れる)
  • 買電単価が高いほど(1kWh削減の価値が高い)
  • 売電単価が低いほど(売らずに使っても損が小さい)

蓄電池は有利になりやすい、という構造です。

逆に「昼に家で使える」「売電がまだ高い」家庭は、蓄電池の優先度が下がることもあります。

シミュレーションに入れるべき変数(家族人数・在宅時間・季節変動・劣化)

見積もりのシミュレーションを見るときは、次の変数が入っているかで精度が変わります。

  • 家族人数/生活リズム:夜の使用量が多いか(帰宅後に集中するか)
  • 在宅時間:在宅勤務・子育てで昼も使うか(自家消費が増える)
  • 季節変動:夏冬はエアコンで使用量も発電バランスも変わる
  • 劣化:蓄電池は年数で容量が少しずつ落ちる(10年後も同じ性能ではない)
  • 太陽光の発電実績:カタログ値ではなく、実際の発電・余剰が重要
  • 停電時に必要な負荷:全負荷/特定負荷で“価値”が変わる

「平均値だけ」で出された試算はズレやすいので、検針票や発電モニタの実績を反映できるかが勝負です。

「元が取れない」と感じる典型パターン

「思ったより得しなかった」と感じやすいのは、だいたいこの3つです。

  1. 容量を大きくしすぎた
    使い切れない容量は、電気を貯めても意味がありません。
    停電対策目的でも、必要負荷を整理せずに大容量にすると過剰投資になりがちです。
  2. 運用が“放置”
    自家消費優先の設定、充放電の時間帯、アプリ管理などをせず、
    結局「貯めてもあまり使ってない」状態になると効果が薄くなります。
  3. 電気料金プランを見直していない
    蓄電池と相性の悪いプランのままだと、削減幅が伸びません。
    「導入して終わり」ではなく、契約プランや使い方セットで最適化が必要です。

電気料金プラン変更や卒FIT売電先変更と、蓄電池の相性

世田谷区で卒FIT後にやるべき判断は、実は蓄電池だけではありません。

  • 売電先の見直し:卒FIT後の買取単価は事業者で差が出るため、売電を続けるなら比較が必須
  • 電気料金プランの見直し:夜間単価や時間帯別の設計によって、蓄電池の価値が変わる
  • 蓄電池の運用前提
    • 「夜の買電を減らす」運用なら、夜間が高いプランと相性が良い
    • 「昼に自家消費」中心なら、そもそも蓄電池なしでも成立する場合がある

結論としては、
①売電単価(卒FIT後) ②買電単価(契約プラン) ③夜の使用量
この3点を揃えて初めて、「蓄電池が得かどうか」を現実的に判断できます。

後悔しない蓄電池の選び方(世田谷区で多いパターン)

蓄電池選びで後悔が多いのは、「なんとなく良さそう」「勧められたから」という理由で決めてしまうケースです。
世田谷区では住宅環境や家族構成がさまざまで、目的を整理せずに選ぶとミスマッチが起きやすい傾向があります。
ここでは、失敗しにくい判断軸を世田谷区で多いパターンに沿って整理します。

容量の決め方(7kWhが無難/10kWhは安心/大容量は用途次第)

容量選びは「多ければ安心」ではなく、使い切れるかどうかが最重要です。

  • 7kWh前後
    夜の照明・冷蔵庫・テレビなどをカバーでき、費用と効果のバランスが良い
  • 10kWh前後
    エアコンや電子レンジも含めて使いやすく、停電時の安心感が高い
  • 15kWh以上
    オール電化・在宅時間が長い家庭、長時間停電対策を重視する場合に向く

世田谷区では、7〜10kWhを選ぶ家庭が最も多いのが実情です。

全負荷 vs 特定負荷

停電時の対応範囲も、満足度を左右する重要ポイントです。

  • 全負荷タイプ
    家全体に電気を供給できる
    → 停電時も普段に近い生活ができるが、工事費は高め
  • 特定負荷タイプ
    あらかじめ選んだ回路だけに給電
    → 費用を抑えやすく、最低限の備えとして十分なケースも多い

「停電時に何を使いたいか」を先に決めると、無駄な容量や工事を避けられます。

単機能 vs ハイブリッド(太陽光既設・将来増設で選択)

パワーコンディショナーの選び方も重要です。

  • 単機能タイプ
    太陽光用と蓄電池用が別
    → 既存の太陽光設備を活かしやすく、初期費用を抑えられる
  • ハイブリッドタイプ
    太陽光と蓄電池を1台で制御
    → 機器がすっきりし、制御効率が高いが費用は高め

既設の太陽光を活かすのか、将来の増設まで見据えるのかで選択が変わります。

保証・サイクル・設置年数の見方

カタログの数字はすべてを見る必要はありません。
比較すべきポイントはこの3つです。

  • 保証年数:10年/15年か
  • サイクル数:1日1回充放電で何年使える想定か
  • 設置後何年使える前提か:容量低下の条件を含むか

「何年保証か」だけでなく、その期間どこまで性能が保証されるかを確認しましょう。

V2H(EVありなら比較に入れる)

電気自動車(EV)を所有している、または今後導入予定なら、V2Hも比較対象に入ります。

  • EVの大容量バッテリーを家庭用電源として使える
  • 停電時の電力確保が非常に強力
  • 蓄電池+V2Hの組み合わせで柔軟な運用も可能

一方で、EVの利用頻度や外出時間によっては使いにくいケースもあるため、生活動線との相性確認が必須です。

世田谷区での工事・設置の流れ

蓄電池の工事は、見積もり金額だけでなく「どう設置されるか」を事前に知っているかどうかで、満足度が大きく変わります。

世田谷区は住宅が密集しているエリアも多く、事前確認が不十分だと追加工事やトラブルにつながりやすいため、流れを押さえておくことが重要です。

現地調査で見られるポイント(設置場所・配線・分電盤・通信)

見積もり前の現地調査では、主に次の点がチェックされます。

  • 設置場所
    屋外(基礎設置)か屋内(ガレージ・収納スペース)か
    直射日光・雨・通風・メンテナンス動線の確保
  • 配線ルート
    太陽光・分電盤・蓄電池までの距離
    壁や床の貫通工事が必要かどうか
  • 分電盤の仕様
    全負荷/特定負荷の切り替え可否
    既存分電盤の容量・交換の必要性
  • 通信環境
    Wi-Fi/有線LANの電波状況
    アプリ監視や遠隔制御が正常に使えるか

ここをしっかり確認しない業者だと、後から追加費用が出やすいので要注意です。

工期の目安と当日の流れ(停電作業の有無、立ち会い)

一般的な蓄電池工事の流れは次の通りです。

  • 工期の目安:半日〜1日程度
    設置条件や全負荷工事の場合は1.5〜2日かかることもあります。
  • 当日の主な流れ
    • 機器搬入・設置
    • 配線・電気工事
    • 一時的な停電作業(30分〜1時間程度が一般的)
    • 設定・動作確認
    • 使い方の説明

停電作業があるため、在宅立ち会いが必要になるケースがほとんどです。冷蔵庫やWi-Fi機器など、事前に対策しておくと安心です。

近隣配慮・騒音・搬入導線

世田谷区では、工事そのものより近隣対応が重要になることもあります。

  • 騒音・振動
    コア抜きやアンカー施工時に音が出る
    工事時間帯(平日昼間が基本)を事前に確認
  • 搬入導線
    狭い路地・階段・段差がある住宅では
    搬入経路の事前確認が必須
  • 近隣への配慮
    事前の挨拶や簡単な説明を行う業者だとトラブルになりにくい
    駐車場所・作業スペースの確保も重要

こうした点まで配慮できる業者かどうかは、見積もり前の説明や現地調査の対応である程度見極められます。

業者選び(世田谷区で失敗しない“比較軸”)

蓄電池は機器そのものより、「どの業者に任せるか」で満足度が大きく変わります。世田谷区は住宅条件が多様で、工事内容や対応力に差が出やすいエリア。ここでは、価格だけに引っ張られずに判断するための比較軸を整理します。

相見積もりで比較する項目(総額/工事範囲/保証/アフター/申請サポート)

相見積もりでは、金額だけでなく中身が揃っているかが重要です。

  • 総額:本体・工事・付帯費用すべて込みか
  • 工事範囲:全負荷/特定負荷、分電盤交換、配線距離は含まれているか
    保証:本体保証・工事保証の年数と範囲
    アフター対応:不具合時の連絡先、対応スピード
  • 申請サポート:補助金・系統連系・各種書類をどこまで代行してくれるか

ここが揃っていないと、後から追加費用や手間が発生しやすくなります。

要注意な見積もり(極端に安い・一式だらけ・保証条件が曖昧)

次のような見積もりには注意が必要です。

  • 極端に安い金額
    必要な工事が省かれている、後出し請求の可能性あり
  • 「工事一式」「機器一式」だらけ
    何が含まれているか分からず、比較できない
  • 保証条件が曖昧
    「メーカー保証あり」だけで、年数や範囲が書かれていない

安さだけで決めると、結果的に高くつくケースも少なくありません。

地元対応・実績の見方(施工事例、担当の説明力、停電時対応)

世田谷区で安心して任せるなら、地域対応力も重要です。

  • 施工事例:世田谷区や近隣エリアでの実績があるか
  • 担当の説明力:メリットだけでなく、デメリットも説明してくれるか
  • 停電時対応:トラブル時に誰が、どれくらいで来てくれるか

特に停電や不具合は「いつ起きるか分からない」ため、距離感の近さ=安心感につながります。

比較の結論を出すコツ(「同条件」に揃えて再見積もり)

最終判断のコツは、とてもシンプルです。

  • 容量・負荷方式・保証条件を同じ条件に揃える
  • 条件が違う見積もりは、そのまま比較しない
  • 必要なら「この条件で再見積もりできますか?」と依頼する

同条件で比べて初めて、適正価格が見えるようになります。
ここまで揃えたうえでの価格差は、業者の利益構造や対応範囲の違いと考えてOKです。

よくある質問(FAQ)

卒FIT後、売電はやめるべき?続けるべき?

一概に「やめるべき」「続けるべき」とは言えません。
卒FIT後は売電単価が下がるため、売って得するか/使って得するかを家庭ごとに判断する必要があります。

  • 売電単価がまだ比較的高く、昼間も電気を使う → 売電継続も選択肢
  • 夜の電力使用が多く、買電単価が高い → 自家消費・蓄電池が有利

重要なのは、「今の売電単価」と「買っている電気代」を比較することです。

蓄電池は本当に必要?後悔しない?

蓄電池は全員に必須の設備ではありません
ただし、次の条件に当てはまる場合は後悔しにくい傾向があります。

  • 夜の電力使用が多い
  • 電気代を安定させたい
  • 停電時の備えを重視したい
  • 卒FIT後、売電より自家消費に切り替えたい

一方で、「短期間で確実に元を取りたい」という目的だけだと、期待とズレが出やすいため注意が必要です。

世田谷区は区の補助金がない年でも導入メリットある?

あります。
補助金は初期費用を下げる助けにはなりますが、メリットの本質は毎月の電気代削減と安心感です。

  • 卒FIT後で売電単価が低い
  • 電気料金が上昇傾向にある
  • 停電リスクへの備えを重視したい

こうした条件が重なると、区の補助金がない年でも導入価値が出るケースは十分あります。

停電時にエアコン・冷蔵庫は動く?(全負荷/特定負荷で違う)

結論から言うと、方式によって大きく違います

  • 全負荷タイプ
    家全体に給電できるため、エアコン・冷蔵庫・照明などを普段に近い形で使用可能
  • 特定負荷タイプ
    あらかじめ選んだ回路のみ給電
    冷蔵庫や照明は使えるが、エアコンは対象外になることも多い

「停電時に何を動かしたいか」を先に決めておくことが重要です。

見積もりは何社が適正?(目安3〜5社)

目安は3〜5社です。
2社だけだと価格や条件の妥当性が見えにくく、逆に多すぎると比較が大変になります。

  • 条件(容量・負荷方式・保証)を揃える
  • 内容が違う場合は再見積もりを依頼する
  • 金額だけでなく、説明の分かりやすさや対応力も比較する

同条件で3〜5社を比較することが、後悔しない近道です。

まとめ

卒FIT後の判断で大切なのは、感覚ではなく電気の使い方と数字で整理することです。月の電気使用量、卒FIT後の売電単価、停電時に必要な家電を把握することで、「売電を続けるか」「自家消費に切り替えるか」「蓄電池を入れるか」の方向性が見えてきます。そのうえで、容量は 7kWhまたは10kWh を目安に、全負荷/特定負荷 を停電時に使いたい家電から決め、同条件で相見積もりを取るのが失敗しない進め方です。

【ここで一度、整理してみませんか】
ここまで読んで、「うちは結局どう判断すればいい?」と少しでも感じた方へ。

蓄電池は 住まいの条件・補助金・見積もり条件で、
“正解”が家庭ごとに変わります。
だから、決める前に「自分の場合」を一度見える化しておくのがいちばん安全です。

無料で補助金適用後の実質費用を確認
※相談のみ/比較検討中でも問題ありません

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