卒FITで売電が激減…埼玉で蓄電池は必要?補助金・費用相場・後悔しない選び方【2026年版】

卒FITを迎えてから、「売電額が一気に減った」「昼間発電しているのにほとんど使えず捨てている気がする」と感じている方は多いのではないでしょうか。実際、埼玉でも同じ悩みを抱える家庭は年々増えています。

結論から言うと、埼玉は補助金と相見積もりを上手に使えば、蓄電池で失敗しにくいエリアです。ただし、営業トークに流されて契約すると「思っていたのと違った…」と後悔するケースも少なくありません。

この記事では、卒FITの基礎から、選択肢、補助金、費用相場、業者選びまで、初めての方でも分かるように詳しく解説します。

目次

卒FITとは?埼玉で「売る」より「ためて使う」が増えている理由

卒FITとは、太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)の10年契約が終了することです。FIT期間中は1kWhあたり40円前後で売電できましたが、卒FIT後は8〜10円前後まで下がるのが一般的です。

つまり、同じ発電量でも収入は大幅に減ります。この変化により、「売る」よりも「自分で使う」ほうが経済的に有利になりました。

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卒FITで何が変わる

卒FIT後に大きく変わるのは、売電単価が大幅に下がること、電力会社との再契約が必要になること、そして自家消費のほうが得になりやすくなる点です。売電単価が下がった状態で売り続けても家計への影響はほとんどなく、「発電した電気をどう使うか」が重要になります。

埼玉で「ためる」人が多い理由

埼玉は共働き世帯が多く、昼間は家を空けている家庭が多い地域です。そのため昼間に発電した電気を使えず、夜に高い電気を買う生活になりがちです。蓄電池を導入すると、昼に発電した電気をためて夜に使えるため、電気代削減効果が出やすくなります。

まず確認する3点

導入前に最低限確認したいのが、年間発電量、昼間の在宅状況、太陽光のメーカーや設置年数です。これらを把握するだけでも、蓄電池が向いているかどうか大まかに判断できます。

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卒FIT後の選択肢は4つ|あなたはどれが正解?

卒FIT後の選択肢は主に4つあります。どれが正解かは家庭環境によって異なります。

① 売電を続ける(卒FIT買取プラン)

売電を継続する方法は手間がかからず楽ですが、単価が低いため金銭的メリットはほとんどありません。「現状維持でいい」という人向けの選択肢です。

② 自家消費を増やす(運用改善)

エコキュートの昼沸きや洗濯・食洗機を昼に回すなど、生活スタイルを工夫して発電した電気をその場で使う方法です。初期費用がかからない点は魅力ですが、共働き家庭では限界があります。

③ 蓄電池を後付け

発電した電気をためて夜に使えるようにする方法で、卒FIT対策として最も選ばれています。電気代削減と災害対策の両立ができる点が魅力です。

④ EV+V2H

電気自動車を家庭用蓄電池として活用する方法です。EV購入が前提になるため、誰でも選べる方法ではありません。

埼玉で蓄電池を入れるメリット

電気代の削減

昼に発電した電気を夜に使えるため、高い時間帯の買電を減らせます。家庭によっては月5,000〜15,000円程度下がるケースもあります。

停電・災害対策

停電時でも冷蔵庫や照明、スマホ充電、Wi-Fiなど最低限の生活を維持できます。小さな子どもがいる家庭や在宅ワーク世帯には大きな安心材料です。

太陽光をムダにしない

これまで捨てていた電気を有効活用でき、「太陽光を付けて良かった」と実感できるようになります。

デメリット(後悔ポイント)と“やめたほうがいい”ケース

蓄電池は「電気代が下がる」「災害に強くなる」といったメリットばかりが目立ちますが、実際に導入したあとで「思っていたのと違った」と感じる人も少なくありません。ここでは、よくある後悔ポイントと、そもそも導入を見送ったほうがいいケースについて、現実的な視点で解説します。

初期費用が高い/回収が長い(「元取れる?」系)

まず最大のハードルは、やはり初期費用の高さです。補助金を使ったとしても100万円前後、容量が大きくなれば200万円を超えるケースもあります。そのため多くの人が「本当に元が取れるの?」と疑問に感じます。

結論から言うと、蓄電池は短期間で元を取るための設備ではありません。
太陽光のように売電収入で回収する仕組みではなく、

  • 電気代を少しずつ下げる
  • 電気代高騰への備え
  • 停電時の安心

といった「生活のリスク対策」としての側面が強い設備です。

シミュレーション上では、年間5〜10万円程度の削減にとどまる家庭も多く、回収には15年以上かかるケースも珍しくありません。「10年でペイする」といった話はかなり条件が良い場合に限られます。純粋な投資目的で考えると、期待外れになる可能性が高い点は理解しておく必要があります。

寿命・保証・交換費用(「何年もつ」「寿命」)

蓄電池には必ず寿命があります。一般的には10〜15年程度が目安とされており、ずっと同じ性能で使い続けられるわけではありません。多くの場合、突然使えなくなるというより、少しずつ容量が減っていく形で劣化します。

ここで重要なのが保証内容です。
「10年保証」と書いてあっても、

  • 機器のみ対象
  • 容量低下は対象外
  • 工事は保証外

といった条件が付いていることもあります。

また、保証期間が過ぎてから故障した場合、基板交換や修理で数十万円かかるケースもあります。「壊れたらいくらかかるのか」「どこまで保証されるのか」は、契約前に必ず確認しておきたいポイントです。

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設置場所問題

意外と見落とされがちなのが設置場所の問題です。蓄電池は思っているより大きく、エアコンの室外機2台分ほどのスペースが必要になることもあります。

実際によくある後悔として、

  • 駐車スペースが狭くなった
  • 庭の動線が悪くなった
  • 隣家との距離が近くなった

といった声があります。

さらに、機種によってはファン音が出るため、夜間に気になる人もいます。設置には基礎工事や配線工事が必要になり、配線距離が長いと工事費が想定以上に高くなることもあります。
必ず現地調査をしてもらい、どこに・どの向きで・どれくらいの大きさのものが付くのかを事前に確認することが大切です。

既存太陽光との相性

後付けで蓄電池を入れる場合、今ついている太陽光との相性は非常に重要です。特にチェックすべきなのが、パワーコンディショナーの型番や設置年数です。

相性が悪いと、

  • 希望の機種が使えない
  • ハイブリッド型が選べない
  • パワコン交換が必要

といった問題が出てきます。

パワコン交換になると、追加で30〜50万円以上かかることもあり、「そんな話聞いてなかった…」と後悔する原因になります。
「どの家でも問題なく付きます」という営業トークを鵜呑みにせず、必ず型番ベースで確認してもらいましょう。

こんな家は不向き

正直なところ、すべての家庭に蓄電池が向いているわけではありません。次のようなケースでは、導入しても効果が出にくい可能性があります。

  • そもそも発電量が少ない
  • 屋根に影がかかりやすい
  • すでに昼間ほぼ自家消費できている
  • 電気使用量が少ない
  • 動力契約など特殊な契約をしている

こうした家庭では、ためる電気自体が少なく、電気代削減効果も限定的になりがちです。さらに、数年以内に引っ越しや売却の予定がある場合も、回収前に手放すことになり、結果的に損をする可能性が高くなります。

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【埼玉の補助金】県+市町村で取りこぼさないチェックリスト

県補助金の基本

多くの場合、指定機種のみ対象、工事前申請必須、予算枠ありといった条件があります。

市町村補助金の特徴

川口市・越谷市・所沢市など、独自補助が用意されている自治体もありますが、予算終了次第締切になります。

申請で失敗する例

契約後に申請して対象外になるケースが多いため、「業者任せ」にせず必ず自分で条件確認しましょう。

補助金と併用NG/注意(国・自治体の条件)

補助金はすべて併用できるわけではありません。
国の補助金と自治体補助金、市町村と県の補助金など、組み合わせによっては併用不可になるケースがあります。また、リース契約や「初期費用0円」プランは補助金対象外になる自治体も少なくありません。

特に注意したいのが申請タイミングです。
多くの制度は「工事前申請」が必須で、契約や着工後だと条件を満たしていても支給されません。

「全部お任せで大丈夫」と言われても、

  • どの補助金を使うのか
  • 併用できるのか
  • 申請はいつするのか
    この3点は必ず自分でも確認しましょう。

注意喚起|「県」を名乗る勧誘・SNS広告に注意

「県の委託業者です」「県から来ました」という営業はほぼ信用しないでOKです。
自治体が特定業者に訪問営業を依頼することは基本的にありません。

SNS広告でも
「補助金で実質無料」
「公的キャンペーン実施中」
といった表現が増えていますが、誇張表現がほとんどです。

その場で契約を迫る、
「今日決めないと間に合わない」と煽る業者は要注意。
一度持ち帰って冷静に比較することが失敗防止のポイントです。

費用相場|埼玉で「蓄電池いくら?」を容量別に把握する

蓄電池の価格は「◯万円」と単純に言えるものではなく、容量や機種、工事内容によって大きく変わります。同じ10kWhクラスでも、業者によって20〜40万円以上差が出ることも珍しくありません。ここではまず、価格が決まる仕組みと容量別の目安を整理していきます。

価格が決まる要素(kWh・機種・工事・配線距離・基礎)

価格に最も影響するのが容量(kWh)です。容量が大きくなるほど本体価格は上がります。次に機種の違いです。同じ容量でも、高機能モデルや海外製・国内製の違いで価格差が出ます。

さらに見落とされがちなのが工事費です。設置場所までの配線距離が長い場合や、コンクリート基礎が必要な場合は追加費用が発生します。「本体が安い=総額が安い」とは限らないため、必ず工事費込みの総額で比較しましょう。

容量の目安(5kWh / 7kWh / 10kWh / 12kWh)

「おすすめ容量」「何kWh必要?」という質問は非常に多いですが、正解は家庭ごとに異なります。

目安としては

  • 5kWh:電気使用量が少ない家庭、節約重視
  • 7kWh:3〜4人家族の標準的な使い方
  • 10kWh:停電対策も重視したい家庭
  • 12kWh以上:EV併用、在宅ワークが多い家庭

と考えると分かりやすいです。

ただし大切なのは実際の電気使用量と発電量です。家族人数だけで決めるのではなく、検針票や発電データをもとにシミュレーションして判断するのが失敗しないコツです。

太陽光+蓄電池セット/蓄電池のみ(後付け)の違い

新築や太陽光未設置の場合は、太陽光と蓄電池を同時に導入する方法があります。工事が一度で済むため、費用が抑えられ、機器の相性トラブルも起きにくいのがメリットです。

一方、すでに太陽光がある家庭は後付けになります。後付けでも問題ありませんが、パワコンの型番やメーカーによっては、選べる機種が限られたり、追加工事が必要になることがあります。この違いを理解していないと「思ったより高かった」と感じやすくなります。

見積もり項目の内訳(本体・工事・機器・申請・保証)

見積書では金額だけを見るのは危険です。必ず内訳を確認しましょう。

確認したい主なポイントは
  • 蓄電池本体価格
  • 工事費(基礎・配線含むか)
  • 周辺機器(分電盤など)
  • 補助金申請代行費
  • 保証内容(年数・範囲)

これらが明確に書かれていない見積もりは要注意です。

相見積もりで金額差が出るポイント(工事内容の差)

同じ機種なのに金額が違う理由の多くは工事内容の差です。基礎工事を省略していたり、保証内容を削って価格を下げているケースもあります。条件を揃えずに比較すると正しい判断ができません。必ず「同条件」で相見積もりを取りましょう。

失敗しない選び方(メーカー比較より先に“目的”を決める)

蓄電池選びでよくある失敗は、メーカーや価格だけで決めてしまうことです。本当に大切なのは「何のために導入するのか」という目的です。ここを間違えると、せっかく高いお金を払っても満足できません。

目的別(節約重視/停電重視/卒FIT最適化/EV連携)

節約重視ならコスパの良い中容量モデル、停電対策重視なら大容量+全負荷対応、卒FIT対策なら昼発電を夜に回せる容量、EV連携ならV2H対応モデルなど、目的によって選ぶべき機種は変わります。

単機能 vs ハイブリッド(将来のパワコン更新も含めて判断)

単機能型は今の太陽光設備をそのまま活かせます。ハイブリッド型は将来パワコン交換を考えている人向けです。設置から10年以上経っている場合、将来的な交換を見越してハイブリッドを選んだ方が結果的に安くなるケースもあります。

全負荷/特定負荷(停電時にどこまで使いたい?)

停電時に家全体を使いたいなら全負荷、冷蔵庫や照明など最低限で良ければ特定負荷で十分です。「停電時にどんな生活をしたいか」を具体的にイメージして決めましょう。

保証(機器/施工)とサポート体制

機器保証の年数だけでなく、施工保証が付いているかも重要です。また、トラブル時にすぐ対応してもらえる体制があるか、施工店が倒産した場合の保証継続なども確認しておくと安心です。

認定・資格・施工実績(埼玉での施工網があるか)

埼玉での施工実績が多い業者は、地域の条例や申請にも慣れているためトラブルが少ない傾向があります。メーカー認定施工店かどうかもチェックポイントです。

埼玉での業者選び|悪質営業を避けるチェック項目

蓄電池は高額な買い物だからこそ、業者選びで失敗すると後悔が大きくなります。ここではよくある危険な営業パターンと、安全な選び方を解説します。

「訪問販売」「今だけ値引き」「補助金確実」には要注意

この3つのワードが出たら一度立ち止まりましょう。「今日決めないと損」「補助金は必ず通る」という言葉はほぼ営業トークです。即決を迫る業者は避けた方が無難です。

見積書で確認すべき10項目

最低限、型番・容量・負荷方式・保証年数・工事範囲・申請代行の有無などが明記されているかを確認しましょう。曖昧な見積もりはトラブルの元です。

施工後トラブルを防ぐ(雨漏り・配線・騒音・申請)

施工不良によるトラブルとして、雨漏り、配線ミス、騒音問題、補助金申請漏れなどが報告されています。施工実績と保証体制は必ず確認しましょう。

地元業者 vs 全国一括(メリデメ)

地元業者はアフター対応が早い傾向があり、全国業者は価格が安い場合があります。どちらを選ぶかは、価格重視か安心重視かで決めると良いでしょう。

相見積もりの取り方(同条件で比較するコツ)

容量・機種・負荷方式・保証条件を揃えた上で比較することが重要です。条件が違うままでは正しい判断ができません。

よくある質問(FAQ)

ここでは「卒FIT 蓄電池 埼玉」でよく検索される疑問にまとめて答えます。

卒FIT後、蓄電池は本当に必要?

必須ではありません。ただし昼間ほとんど家にいない家庭では、売電単価が下がった今、売るよりためて使う方が経済的に有利になるケースが多いです。逆に、昼間在宅で発電した電気をすでに使えている家庭では、効果が限定的になる場合もあります。自分の生活スタイルに合っているかが判断基準です。

蓄電池だけ後付けできる?(太陽光が古くても可能?)

ほとんどの家庭で後付け可能です。10年以上前の太陽光でも対応できるケースは多いですが、パワコンの型番やメーカーによって制限が出ることがあります。事前に型番確認と現地調査をしてもらうことが重要です。

パワコン交換は必要?タイミングは?

設置から10年以上経っている場合、パワコンの寿命と重なるケースが多く、蓄電池導入と同時に交換した方が効率的なこともあります。まだ新しい場合は無理に交換する必要はありません。

何kWhが最適?家族人数別の目安は?

4人家族なら7〜10kWhが一つの目安ですが、実際には電気使用量によって変わります。エアコンをよく使う家庭や在宅時間が長い場合は、やや大きめを選ぶと後悔しにくくなります。

補助金はいつまで?先着?必要書類は?

多くの自治体は年度予算制で先着順です。予算がなくなり次第終了します。必要書類は見積書、仕様書、申請書類などが一般的ですが、自治体ごとに異なるため事前確認が必須です。

停電時にエアコンは使える?全負荷なら?

全負荷タイプで容量に余裕があれば使用できるケースが多いです。ただし同時に使う家電が多いと容量オーバーになることもあります。夏場の使用を想定するなら大容量がおすすめです。

V2Hと蓄電池、どっちが得?

EVを購入予定ならV2Hの方が合理的な場合もありますが、車の買い替え予定がないなら蓄電池の方が現実的です。ライフプラン次第で選びましょう。

オール電化(エコキュート)だと相性いい?

非常に相性が良いです。深夜電力と組み合わせることで、さらに電気代削減効果が期待できます。

10年後の買い替え費用はどれくらい?

容量にもよりますが、100万円前後を見ておくと安心です。将来の出費も想定した上で導入を検討しましょう。

施工後のメンテは必要?点検頻度は?

基本的に大きなメンテナンスは不要ですが、年1回程度の目視点検やエラー確認をしておくと安心です。異常があれば早めに施工店へ連絡しましょう。

まとめ

卒FIT後の対策は家庭ごとに正解が違いますが、埼玉では補助金×相見積もり×最適容量が成功のカギです。まずは発電量の確認 → 補助金調査 → 同条件で相見積もりこの流れを踏むだけで失敗リスクは大きく下げられます。

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